セキスイハイム ゼロハイム

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セキスイハイムのCMや広告でおなじみの「ゼロハイム」というキーワード。

 

ゼロ＝0、ハイム＝我が家。

 

「ゼロの我が家」ってなんのこっちゃ？

 

ゼロハイムとは、カンタンに言えば「光熱費がゼロになる、セキスイハイムの家」という意味です。

 

光熱費がゼロになる、つまり電気代やガス代がかからない家！

 

我が家は光熱費だけでも1万円ちょっとかかっているので、これがカットできれば12万円／年貯められるということになります。

 

でも、電気もガスも使わない生活なんてありえないですよね！？

 

一体、どういう家なんだ･･･と、一昔前の人なら思っていたでしょうけど、これだけ太陽光発電だのスマートハウスだの言われている時代ならみなさんピンと来るはず。

 

そうです、ゼロハイムはエネルギー（主には電気）を自給自足できる家ってことなんですよ。

 

まず、光熱費がゼロになるということは、電力会社やガス会社から電気やガスを買わないということです。

 

そのためには、今現在の光熱費を上回る電気を発電できるだけのスペックを持った太陽光発電システムを載せる必要がありますよね。

 

また、断熱性能を高めて熱が外部に逃げにくい状態にしなければいけません。

 

つまり、ゼロハイムとは「ハイスペックな太陽光発電設備がついていて、さらに断熱性もすこぶる高い家」ということになります。

 

･･･と、ここまでは私の勝手な解釈なんですが、セキスイハイム側の定義はどうなのか？というと、こんな風に書かれています。

 

・ゼロハイムとは、太陽の光を利用しながらエネルギー効率の良い暮らしをすること
・年間光熱費ゼロを目指す新しいライフスタイルを作り上げていくこと

 

その上で、以下のような光熱費ゼロ基準を設定しています。

 

基本条件

東京130m2（約40坪）の鉄骨系住宅、4人家族、季節時間帯別契約、エアコン間欠空調（エアコンをつけたり止めたりする暮らし方、という意味）

 

実績に基づいた基準

1ランク上の次世代省エネ基準の構造躯体＋オール電化＋最新型エコキュート＋4KW以上の太陽光発電システム＋住む人の省エネ意識

 

 

セキスイハイムの公式サイトの書き方は遠回しでちょっとわかりにくいんですが･･･。

 

要するに、「基本条件」に合致するようなファミリーが「基準」に基づいた家を建てて、さらに省エネ意識を持った暮らし方をしていれば光熱費はゼロにできる！ということですね。

 

とはいえ、同じような家族構成であっても暮らし方は千差万別でしょう。

 

ゼロハイムを実現できるかどうかは「住む人の省エネ意識次第だ」といっても過言ではないはずです。

 

もしかしたら、「ちっともゼロハイムじゃないじゃないか！」と騒ぎだすオーナーさんもいるかもしれませんし。

 

そのリスクを想定した上で、セキスイハイムはちょっと弱気な（というか逃げ腰な？）定義の仕方をしているんじゃないでしょうか。

 

 

しかし、もちろん、基準を満たしていてもゼロハイムにならない場合もあるという旨は明記されています。

 

敷地の条件（太陽光の当たり具合）、家電製品、生活スタイル･･･そういったものを踏まえて、建てる前に光熱費シミュレーションもしてくれますから、「話が違うじゃないか！」という展開にはならないはずです。

 

もし、「セキスイハイムのゼロハイムはインチキだ！」と愚痴っている方がいるとしたら、それはゼロハイムの意味をしっかりとは認識できていない証拠。

 

あくまでも、ゼロハイムとは「必ず光熱費がゼロになる家」ではなく、そうなるように努力することをバックアップしてくれる家なんです。

 

（建てた後もコンサルティングがあって、光熱費ゼロになるように一緒に考えてくれるそうです。）

 

その点をしっかり認識しておかないと、セキスイハイムさんとの関係も気まずくなってしまうかもしれません。

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