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【2023年】スウェーデンハウスの24時間換気システムはショボイの？

どこの住宅メーカーの家でも搭載が義務付けられている24時間換気システム。

 

住む人だけではなく「家を守る」「家の寿命を伸ばす」という目的があります。

 

100年住宅のスウェーデンハウスはさぞや優れたシステムを搭載しているのだろう･･･と思われますが、実際はそうでもないみたい！？

 

昨今は、スウェーデンハウスほどのレベルとはいかなくとも、どこのメーカーの家も気密性がアップしています。

 

これによって「冷暖房の効率が良くなる」「“音”の問題が解消される」というメリットがある一方で、建材や家具に含まれる化学薬品（塗料や接着剤）や室内で発生するカビによる健康被害が問題視されるようになりました。

 

そこで2003年に建築基準法で義務付けられたのが、24時間換気システムの導入です。

 

その名の通り“24時間＝1日中”家の中の空気を循環させるシステムで、スウェーデンハウスの場合は約2時間に1回の割合で家中の空気が新しい空気に入れ替わるようになっています。

 

湿気も溜まりにくくなるので、家の構造を守って寿命を長くするという目的もあるんですよ。

 

24時間換気システムには「第1種換気」「第2種換気」「第3種換気」の3つのパターンがありますが、スウェーデンハウスでは第1種換気システムが採用されています。

 

スウェーデンハウスの家に搭載されている24時間換気システムは、機械的に（言い換えれば強制的に）「給気」と「排気」が行われるタイプの装置です。

 

自然吸気や自然排気のタイプに比べて、確実に・安定的に室内の空気を循環させることができます。

 

スウェーデンハウスのように外断熱工法で家をぴっちりとパックしているような状態の住宅では、風向きに任せて“自然に”給気・排気するだけでは十分な換気効果が得られないのでしょう。

 

ちなみに、スウェーデンハウスで採用されているのはパナソニックの24時間換気システム。

 

各階の天井裏に一台ずつ熱交換気ユニットという装置が取り付けられます。

 

そこから伸びた配管が、天井裏を縦横無尽に走っているのだそうです。

 

各部屋には「給気口グリル」という換気扇のようなものがついており、そこから新鮮な空気が供給される仕組みになっています。

 

さらに、花粉や黄砂、PM2.5も除去してくれるという精度の高いフィルターがついていますので、アレルギー体質の方でも安心！

 

スウェーデンハウスは、価格が高いだけあって24時間換気システムもグレードの高い物を使っているんだな。

 

･･･そんな印象を持った方も多いのではないでしょうか。（「腐っても、Panasonic」ですから･･･。）

 

しかし、実際に家を建てたオーナーさんの間では「冬になると給気の温度が低くて寒い」という声が上がっています。

 

パナソニックの24時間換気システムは「弱運転で70%の熱交換率」ということですから、室外から取り込んだ空気が冷たくても7割分は温められて室内に給気されるはずなのですが･･･。

 

部屋を閉め切っていれはその部屋だけが寒くなるし、かといって扉を開け放しておくのも（家族間とはいえ）プライバシーの問題が･･･とジレンマに陥っている方もいました。

 

他社との比較サイトでも、「スウェーデンハウスの24時間換気システムはショボイ」という書き込みを結構よく見かけますよ。

 

換気システムについては施主が自由に選べるものでもなさそうですから、「エアコンとの合わせ技で空気をいかに快適に保つか？」がポイントになりそうです。

 

これからスウェーデンハウスで新築される方は、この点は営業さんに食い下がって確認し、快適に過ごすためのアドバイスをもらったほうが良さそうですね。

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