スウェーデンハウス ヘーベルハウス

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スウェーデンハウスよりもCMや折り込みチラシで目にすることが多いヘーベルハウスの住宅情報。

 

どんな部材を使って、どんな家づくりをしているハウスメーカーなのでしょうか？

 

スウェーデンハウスと共通している点はあるの？

 

スウェーデンハウスとの比較で度々登場する「ヘーベルハウス」。

 

まず疑問に上がるのは「ヘーベル」って何？ということ。

 

ヘーベルとは、旭化成がドイツのヘーベル社と技術提携して生み出したALCパネルのことです。

 

ALCとは、「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の略で、日本語に訳すると「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」。

 

簡単に言うと、「高温高圧多湿」の条件下で製造・管理された軽量気泡コンクリートですね。

 

外壁にALCを使うのは、大手のハウスメーカーでは珍しいです。

 

耐火性の高さ、そして加工しやすいので工期が短く結果的に建設費も安くなる！という点が最大の特長です。

 

スウェーデンハウスとへーベルハウス。

 

施工事例の外観をパッと見た印象は、個人的にはそれほど「似ている」とは感じません。

 

スウェーデンハウスは王道の北欧風デザインであるのに対して、ヘーベルハウスはシンプルモダンスタイル。

 

大きな三角屋根の家「SOFIT」はわりと北欧スタイルに近いかと思いますが、ナチュラルリラックスな温かみを感じさせるスウェーデンハウスに対して、ちょっと無機的でクールな雰囲気です。

 

共通点は、その価格！

 

いずれも坪単価の相場は80万円を超えており、いわゆる「高級住宅」の部類に入るんですね。

 

ちなみにヘーベルハウスは、平屋よりは2階建て、3階建てが人気のメーカーのようで、公式WEBサイトの商品ラインナップのコーナーにも平屋の商品は掲載されていませんでした。

 

スウェーデンハウスといえば、断熱性の高さに定評がありますよね。

 

そんなメーカーと比較されるくらいですから、ヘーベルハウスも断熱性についてはそれなりのクオリティを持っているはず。

 

ところが、調べてみたところ断熱性の高さを表す「Q値」（熱の逃げやすさを表す数値で、これ低いほど断熱性が高いということになります。）は、スウェーデンハウスが1.14であるのに対してヘーベルハウスは2.7！

 

同じくスウェーデンハウスとよく比較される一条工務店は1.16ですから、ヘーベルハウスの断熱性は決して「極めて高い」とは言えないことがわかります。

 

これだけ見ると、特に寒い地方の方は「じゃあ、ヘーベルハウスは候補外だな」と思われるかもしれませんが、営業さんの主張では「Q値だけでは断熱性能は語れない」とのこと。

 

ヘーベルのパネル自体の断熱性が高いので、「暖かさ」に関しては他社に負けない！と豪語しているそうです。

 

確かにそれもごもっともな主張ですが、一部では

• 「ALCは氷点下の気温に弱い」
• 「結露しやすい」

という情報もあり、温暖な地域を中心に顧客を獲得しているようです。

 

鉄骨は、木造よりも熱や冷気の影響を受けやすいため、断熱効果を高めるには「完全」に近い形での断熱が求められるという話を聞いたこともありますし、正直、上記の数字には不安を感じますね･･･。

 

スウェーデンハウス、ヘーベルハウスで迷っている方は、断熱性について双方の営業さんを質問攻めにしてみましょう！

 

営業さんの商品知識、回答内容の信頼性から、「本当に信用できる」と思えるほうを選べば良いのではないでしょうか。

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