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スウェーデンハウスのシロアリ対策は危ないってホント？

こんにちは。以前、スウェーデンハウスのモデルハウスを見学して以来、「こんな家に住めたら、どれだけ幸せなことか……」と夢を膨らませている、管理人のてっさんです。

 

立地がよくて、価格がやすい家が見つかれば、購買意欲はぐっと高まりますよね。……ですが、その家が木造住宅となれば、キモとなるのは「シロアリがいない家」なのかどうか。

 

スウェーデンハウスでは、土壌・木材の両方に対して徹底したシロアリ対策が施されています。

 

しかし一方で、使用されている防蟻剤の安全性について不安を喚起する声もあります。

 

そこで今回は、スウェーデンハウスでは具体的にどんな薬剤を使ってどんなシロアリ対策を行っているのか、基本情報をまとめました！

 

一匹の力は微々たるものでも、それが数百、数千匹となれば家一軒をボロボロに食いつぶすほどのパワーになる。

 

それが、シロアリの怖いところです。

 

だからこそ、ハウスメーカー選びの際にはその企業が「どんなシロアリ対策を行っているか」も要チェック！

 

目次

• シロアリ被害が怖い理由
• 徹底している！スウェーデンハウスのシロアリ対策
• 家を守るか？家族を守るか？
• よくある疑問・質問
  

  　∟ シロアリ対策をするには、どんなことが重要なの
  　∟ スウェーデンハウスのシロアリ対策の効果はどれぐらいもつの？
  

 

数年前に、某大手ハウスメーカーで平屋を新築したお宅で、シロアリ被害が発生したという話を耳にしました。

 

遊びに行った時に玄関で業者さんがなにやらガタガタと作業をしていたので「どうしたの？」

 

と尋ねたところ、玄関部分がシロアリにやられたのだとか･･･。

 

なんでも、春～夏にかけて羽アリをよく目にするようになり、気になって調べてみたら土台の一部と柱が食い荒らされていたのだそうです。

 

シロアリは日光と乾燥に非常に弱く、人目につかない場所で活動するために、気づいた時には大変な被害が発生している！というケースが少なくないようです。

 

彼らは、陶器とガラスを除けば何でも食べてしまうため、もしみなさんのお宅で「壁や柱を叩くと、空っぽになっているような音がする」という現象が出ていたら注意が必要ですね。

 

一度巣を作ると爆発的に繁殖すると言われているシロアリですが、スウェーデンハウスではどのようなシロアリ対策を行っているのでしょうか。

 

高温多湿な日本に比べて北欧は湿度も低く寒い･･･ということは、シロアリは繁殖しにくいということですよね。

 

そう考えると、他のメーカーに比べてシロアリ対策の面では劣っているのでは？と推測されますが、実際はどうなの？

 

誤解されている方も多いようですが、スウェーデンハウスはあくまでも日本の住宅メーカーです。

 

北欧の家づくりを参考にしているとはいえ、基本的には日本で生まれた・日本に住む人のための家づくりをするメーカーですから、シロアリ対策も抜かりない！

 

具体的には、どんな処理が行われているのでしょう。気になったので、実際にスウェーデンハウスに問い合わせをしてみました。

 

数日後、送られてきたのは、スウェーデンハウスのテクノロジーカタログ。付箋付きで（親切!）内容も分かりやすくて、いろんな疑問が解決できました！シロアリ問題を気にしている方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

スウェーデンハウスのシロアリ対策

 

（1）基礎の土に防蟻剤（タケロック）を散布する。

 

写真をご覧いただくと分かるように、スウェーデンハウスでは、布基礎の場合、建物に対してだけでなく土の部分にも防蟻薬剤による土壌処理を行っています。

 

その効果も長く、一般的に約５年ごとに再処理が必要とされているところを、スウェーデンハウスでは約10年も効果が持続するとのこと。

 

効果が2倍とは驚きですね！

 

 

（2）構造用合板の木材表面に薬剤を塗布する。（地面から1mの高さまで）

 

外壁パネルの赤茶色になっているところが、薬剤を塗布する範囲。地面から1mの範囲まで、薬剤を塗布しています。構造の要となる部分に、しっかり対策されていることがわかりますね。

 

しかも実は、スウェーデンハウスの外壁パネルはスウェーデンから輸入されてくる時に防腐・防蟻処理が施されています。

 

つまり、スウェーデンと日本の”二重で”シロアリ対策を行うということ！

 

これだけ徹底されているのですから、実際にスウェーデンハウスの家ではシロアリの被害も少ないようです。

 

ただ、スウェーデンハウスのシロアリ対策についてはちょっと気になる点もあります。

 

土壌や木材表面に使われる「タケロック」という防蟻剤は、「クロチアニジン」を主成分とする農薬の一種。

 

中枢神経系や自律神経系、骨格系の発達に悪影響を与える可能性が指摘されています。

 

しかし、スウェーデンで塗布される防蟻剤はなんと、ホウ酸系。

 

▶出典：https://www.swedenhouse.co.jp/technology/endurance/

 

ゴキブリ退治には便利ですが、摂取量によっては死に至ることもある薬剤です。

 

いくらシロアリに強い家でも、人体に悪影響を与える薬剤を使っているのでは本末転倒。

 

家を守る前に、人が健康を害してしてしまうのでは意味がないかもしれません。

 

ということで、スウェーデンハウスのシロアリ対策については賛否両論あるのが事実。

 

しかしそれはあくまで噂。本当に人体に影響があるものなのでしょうか？

 

意外と知られていませんが、ホウ酸は目薬などに使われている成分。消毒や洗浄効果があり、温泉に入っていることもあります。

 

日本三大薬湯のひとつ「松之山温泉」が、きりきずややけどに効くと言われているのは、ホウ酸の含有量が多いから。

 

実際に、スウェーデンハウスの方に聞いてみたところ、量であったり、口にする場所、手に触れる場所に利用されていると問題ですが、壁の中（完成時室内側クロス）になるため、人体に影響はないとのこと。

 

 

また、きちんと日本での認定もとっているそうです。

 

その認証書がこちら。

 

スウェーデンハウスでは、これまで日本で認められなかった薬剤の効果を公的機関による試験で実証。

 

その結果、2011年に日本木材保存協会による「優良木材保存剤」認定を取得したのだとか。

 

「自然の生き物と共存しつつ、人間にとって快適な生活を実現する。」

 

このバランスをとるのは、かなり難しいけれど、その1歩を踏み出したのがスウェーデンハウスと言えるのではないでしょうか。

 

 

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