パナホーム 60年保証

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パナホームの住宅は60年保証がついている、といってもこの60年保証は条件付き。

 

パナホームの点検で指摘された箇所を、パナホームにおまかせしてメンテナンスをしてもらう。

 

当然コストがかかるもの。その価値があるかどうかは考えどころです。

 

日本が27年、アメリカが44年、イギリスが70年。

 

日本の住宅の寿命は欧米と比較すると非常に短い、こんな風にいわれています。

 

建てたら建てっ放し、メンテナンスをしようとしない、これが日本の住宅の特徴。

 

痛みが目立ってきたら、また別の住宅を買う。

 

高度成長期以降、こんな風潮がずいぶん長い間続いたのです。

 

結果、手入れもされずに放置された住宅が多数ある、これが現在の空き家問題。

 

長期優良住宅の認定制度が定められるきっかけとなりました。

 

「長持ちする家を建てた場合には、ローンを優遇しよう」長期優良住宅とは、かんたんにいうならばこんな制度。

 

様々な条件の内の一つが、維持保全管理についての取り決め。

 

住宅に住み続ける際に重要な部分を計画的に点検する仕組みを造らなければ、長期優良住宅には認定しないというものです。

 

そこで、各住宅メーカーは国が定めたスケジュールより密なメンテナンプログラムを作成。

 

住宅販売時のセールスポイントとしています。

 

パナホームの場合、引き渡しから２年後、10年、15年、、、といった具合に５年ごとに点検を実施しているのです。

 

そして点検でパナホームが見つけた不良箇所は、もちろんオーナーに伝えられるもの。

 

それに従って、メンテナンスをおこなっていれば保証が60年まで伸びる、これがパナホームの60年保証。

 

他の住宅メーカーも点検とメンテナンス、保証の延長をおこなっていますが、さすがに60年は長い。

 

パナホームの60年保証は、それだけでメーカーを際立たせるものとなっているのです。

 

しかし、そんな60年保証、本当にありがたがるようなものなのでしょうか？

 

パナホームに不良箇所が見つかりメンテナンスをする場合、オーナーがパナホームに発注。

 

そして、パナホームが工務店に発注することで実施されるのです。

 

ならば、オーナーが工務店に直接発注したら？

 

恐らく、パナホームを間に挟むよりずいぶん安価にメンテナンス工事を依頼できるでしょう。

 

そうすると、60年保証がなくなってしまうというデメリットはあります。

 

しかし、それほどまでに60年保証はありがたいシステムなのでしょうか？

 

パナホームで住居を建て始める前に結ぶ契約書に保証については詳しく書かれているはず。

 

そこに目を通してもらえればわかるとは思うのですが、60年保証と言っても住宅全てを保証するわけではない。

 

「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防ぐ部分」、60年保証の対象となっている箇所は以上なのです。

 

これに60年保証が付くからといって、そんなにアドバンテージがあるとも思えないのです。

 

住宅の骨組み部分が60年程度でガタが来るはずがない。

 

10年とか、定期的に手を入れていれば、パナホーム以外に工事を任せても雨漏りなどするはずがない。

 

そんな風に思うからなのですが、いかがでしょうか？

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