パナホーム 断熱材 厚み 断熱性能

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パナホームはライバル他社と比較しても充分な厚みの断熱材を備えているワン。

 

しかし、断熱性能を表す数値で比較するとパナホームは他社に劣ってしまうもの。

 

断熱材の厚みも断熱性能の目安の一つに過ぎません。断熱性については実際に体感してみることが大切だワン。

 

パナホームが用いる断熱材の厚みや種類は、構法や仕様によって違うもの。

 

例えば、パナホームがメインで建てている鉄骨軸組構法のシリーズ。

 

この場合、壁に仕込まれている断熱材は、160mmの厚みを持つロックウール。

 

天井の場合は200mmの厚のロックウール、基礎は60mmの厚みのポリスチレンフォームとなっているのです。

 

この断熱材の厚みについて、大手住宅メーカーのセキスイハイムと比較してみましょう。

 

壁が100mmの厚みの13k細繊維グラスウール、天井が140mmの厚みの10kグラスウール。

 

そして、基礎部分が40mmから110mmのポリスチレンフォーム。

 

これを見ると、断熱材の厚みはパナホームの圧勝、ならば断熱性能もパナホームの方が高いのか?

 

そんなふうに思ってしまいますね。

 

さて、ここで気になってくるのは、本当に断熱材の厚み＝断熱性能の高さなのか?という点。

 

グラスウールについては数種類の密度のものが販売されており、密度が高いもののほうが断熱性能が高いとされています。

 

この密度については、13kとか24kとか重さで表し、数字が大きい方が密度が高い＝断熱性も高いのです。

 

ちなみに、ロックウールと同等の断熱性を持つとされるのが24kの密度のもの。

 

ですから、パナホーム方が断熱材の厚みもあるし密度もある、やっぱり断熱性能については圧勝！と、考えがちなのです。

 

それでは、パナホームとセキスイハイム、断熱性能を表す「Q値」で比較してみましょう。

 

パナホームが2.7、セキスイハイムが2.1、Q値で見るとセキスイハイムのほうが断熱性能が高いのです。

 

パナホームの方が断熱材の厚みもあるし密度も高いはずなのに、どうして断熱性能が劣っているのか？

 

これには、色々なことが考えられます。

 

例えば、現場で断熱材を仕込んでいくパナホームの方が、工場で仕込むセキスイハイムより精度が低い。

 

だから、断熱性能が低いのだとか。

 

断熱材の厚みだけで断熱性能が変わるわけではない、重要なのは断熱材の設置の方法である、だとか。

 

そもそも、Q値自体がメーカーの自己申告の値、それほど信頼性をおけるものではないのだとか。

 

いやあ、難しい考え方ですよね・・・。

 

ただ、はっきりとわかるのは断熱材の厚み＝断熱性能ではないという点。

 

そして、Q値＝快適性ではないという点も付け加えておきます。

 

なぜなら、メーカーが発表しているQ値は、そのメーカーが手がけている全ての住宅に当てはまるものではないから。

 

加えて、体感温度は人それぞれ、Q値が低くても充分快適と考えられる住宅はあるからです。

 

では、どこで断熱性能を見るべきなのかということなのですが、、、。

 

モデルハウスで体感する、これしかないのではないでしょう。

 

断熱性能や快適性は主観的なもの、断熱材の厚みやQ値といった数値を信じ切るのもどうかと思うのです。

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