火災保険料が値上げした理由がヤバい!すぐそこにある危機
保険会社は契約者の火災保険料を運用して保険金を支払っているわけですから、その火災保険料が値上げされるということは「万が一」の危機が高まっているということ。
明らかに増えている台風、大雨、地震・・・これらを考えると、その理由も納得!?
保険料値上げの理由って、実はとても深刻なのだワン。
火災保険の保険金の支払い額が少ない、つまり火事や災害の被害件数が少なければ、保険契約者の保険料は安く抑えられるはず。
それが逆に値上げされているわけですから、事態は意外と深刻です。
2015年に火災保険料が平均3~4%値上げされたのはわりとメジャーな話ですよね。
火災保険は決して固定的なものではなく今後も値上げの可能性があるということです。
でも、なぜ値上げされたのか?って不思議じゃないですか!?
最近は耐火性能の高い住宅が増えているのですから、火事のリスクはむしろ低くなっているはず。
火災保険料の引き下げ・・・ならわかりますが、なぜ値上げなのか。
その理由を理解するためには、火災保険でカバーできる補償内容を知っておく必要があります。
火災保険=万が一の火事による被害を補償する保険と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は風災や水害、地震など自然災害による被害も幅広くカバーできる保険なんです。
火災保険料が値上げされた理由は、ズバリ、自然災害が増えているから。
みなさんも、「近年は地球温暖化に伴って台風や大雨が増えている」
・・・なんて話を耳にしたことがあるはずです。
その理由は、熱帯低気圧が発生しやすくなっていること。
地球が温かくなると南極や北極の氷が解けて海面が上昇し、さらに蒸発する水分量も増えるので大量の水蒸気が発生します。
これが渦を巻いてできるのが熱帯低気圧で、発達すると台風になるんです。
つまり、温暖化で海水が蒸発しやすく、台風が発生&巨大化しやすい状態になっているんですね。
実際、ここ数年は各地で大雨による被害が連続しています。
昔も台風の被害はありましたが、近年は明らかに数が多いし被害の程度が半端ではないですからね・・・。
火災保険が補償しなければならない被害が増えているということで、火災保険料も値上げしなければ追いつかない状態になっているのでしょう。
併せて、「長期的な予測をするのが難しくなった」ということで10年を超える一括払いも廃止されました。
長期契約の特権だった割引を受けられなくなるというデメリットもあり、
「もっと早く家を建てて加入しておけば!」
と後悔した方も少なくないでしょう。
雨や風による被害もスゴイことになっていますが、地震の多さもシャレにならないレベル。
阪神・淡路に東日本、そして熊本・・・と、「もう日本はこのまま終わってしまうんじゃないか!?」
というレベルで巨大な地震に襲われ続けていますよね。
これを受けて、地震保険も2017年1月に値上げされました。
地震保険は火災保険のオプション的な存在で火災保険とセットで加入することになっていますので、結果的に火災保険料も値上げしたということですね。
全国平均で5%を超える値上げだったということで、今後も段階的に20%近くまで値上げされる見込みだそうです。
理由が理由だけに保険会社を一方的に攻めるわけにもきません。
となれば、どうすれば少しでも火災保険料を安くできるか?節約できるか!?
というのが議論のポイントになりますよね。
解約するのが手っ取り早いわけですが、万が一の被害を考えるとそうもいきません。
そこで、個人レベルでできる対策をまとめてみると・・・。
長期契約で割引!
1年契約よりも5年、10年と長期で契約して一括払いすると20%近くも割引きがききます。
無駄な補償内容をカットする
平屋とマンションでは水災のリスクも違うでしょうし、地域による差もあります。
また、個人賠償責任保険がついていれば類焼特約は必要ないかもしれません。
リフォーム後は保険を見直す
耐震性や耐火性が上がるリフォームなら火災保険料が安くなる可能性があります。
いずれにしても、火災保険に入りっぱなしで見直しをしないというのはNG。
定期的に見直しをして、その時の家族状況や家の状態に合わせて補償内容をブラッシュアップすることが大事です。
貯金と同じように、火災保険の節約も地道な手間・暇の積み重ね!
平屋建ての総合情報
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