火災保険 強風被害

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たいていの火災保険は、強風被害は補償の対象としています。

 

しかし、強風被害でこうむった損害金額の全てが補償される訳ではありません。

 

補償を受けるには、火災保険に定められている免責金額は、まずひつようになるものだワン。

 

近年の異常気象のせいでしょうか？

 

季節外れの台風や、今まであまり聞かなかった竜巻など、強風被害のニュースをよく耳にします。

 

そして強風被害で家がダメージを負った、こんなケースで頼りになるのが火災保険。

 

屋根の一部が壊れたり、屋根に付属する樋などが壊れたり。

 

こんな強風被害を補償してくれるのも火災保険なのです。

 

ならば、強風被害全てを補償してくれるのか？と考えると、実はそうではありません。

 

それでは、火災保険で補償の対象となる強風被害はどのようなものか、見ていきましょう。

 

強風被害、これは強風による直接の被害だけでなく、強風に飛ばされて起こった被害も補償の対象となります。

 

例えば、強風で近所の家から瓦が飛んできて、それが窓に当たってガラスが割れたとか。

 

これも強風被害のうち、火災保険が補償の対象としているのです。

 

それでは、強風でドアが吹き飛んで、家の中が強風の被害を受けた、こんなケースではどうでしょう？

 

これも、火災保険の対象、強風被害に含まれます。

 

それでは、強風を受ける前からサビなど経年劣化でガタついていた屋根が飛んだ。

 

こんなケースではどうでしょう？

 

これは、非常に微妙なケース。

 

なぜなら火災保険は経年劣化を補償の対象としていないからです。

 

経年劣化がすでにあったトタン屋根が、強風をきっかけにして破損した。

 

これが補償の対象となるかどうかは、サビの具合にもよるでしょう。

 

強風がなくても今にも破損しそうな屋根だったならば、経年劣化とされたり。

 

多少のサビは浮いていたものの、まだまだ大丈夫そうな屋根が強風で破損したならば、強風被害と認定を受けたり。

 

この辺は非常に微妙なケースといえそうです。

 

さて、加入している火災保険にもよるのですが、、、強風被害を受けたなら、被害額全てが補償の対象になるわけではありません。

 

火災保険の加入条件によっては「免責金額」が定められていたりするもの。

 

これは、火災保険を利用する場合に、加入者が一定の金額を負担するというものです。

 

例えば、免責金額が５万円という火災保険。

 

このケースなら強風被害の補償を使うには、５万円は加入者が負担しなくてはならないものなのです。

 

加えて、強風被害を受けてから火災保険を使うまでに間が空きすぎると、保険の対象外になってしまう。

 

これも、気をつけるべきケースと言えるでしょう。

 

例えば３年間とか、さかのぼって火災保険を利用するには期限が設けられています。

 

この期間を超えてしまうと、強風被害といえど火災保険の対象外となりますから注意が必要なのです。

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