火災保険 掛け捨て

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最近は、貯金代わりに保険を利用する方も多いようです。

 

火災保険も契約の仕方によっては貯金として使えますが、そんなにうまくいくのでしょうか？

 

生命保険に加入する場合、「掛け捨て」か「積立」か･･･って迷うところですよね。

 

掛け捨ての保険とは、その名の通り「（お金を）掛けて、捨てる」保険で、手元に戻ってくるお金はありません。

 

その分、月々の保険料は安く抑えられているというメリットがあります。

 

「まあ、万が一の時は保険金で助けてもらえるわけだし。このくらいのお金を捨てるくらい、どうってことないか。」

 

という心理で掛け捨てタイプに加入している方も多いでしょう。

 

一方の「積立型」は、満期になるとお金が戻ってきます！

 

月々の掛け金は高めに設定されていますが、いずれはまとまった金額で戻ってくるので「貯金の代わりに」と積立型の保険を選ぶというのはある意味、とても堅実ですよね。

 

火災保険にも、この2つのタイプがあります。

 

普通に考えると、いずれお金が戻ってくる積立型のほうがお得に思えますよね？

 

私も保険は「積立派」なので、火災保険に加入する際にも迷わずこちらを選んでしまいそう。

 

ですが、必ずしも「掛け捨てより積立がお得」とも言えないようなんです！

 

積立型の火災保険の場合、満期になったらいくら戻ってくるのか、そこが大事な問題です！

 

例えば私が加入している介護保障終身保険は、20年間保険料を払い続けると「満期」になり、そこを境に解約払戻金額が大きく変わります。

 

10年目に解約すると払戻率は67.6%なんですが、21年目は104.2%。

 

満期を過ぎると掛けた分のお金よりも“増えて”戻ってくるんです。

 

このように、積立型の保険の場合は「いつ解約するといくら戻ってくるのか」が非常に重要！

 

持ち家の場合、もし転勤などがあって途中で火災保険を解約するような事態になれば、支払ったお金の半分程度しか戻ってこないケースが多いんです。

 

「全く戻ってこない掛け捨てよりは良いじゃないか」と思われるかもしれませんが、満期の時に満額戻ってくることをアテにして投資していたのにそれが半額。

 

って結構ガッカリだし、テンションが落ちるじゃないですか？

 

積立型の火災保険は、満期まで払い続けてこそ大きなメリットがある保険であることを認識しておくべきです。

 

また、縁起でもないことですが、もしあなたの家が火事や災害で大きな被害を受けてしまったら？

 

火災保険を使って補修したり家を新築したりした場合、その保険はそこで終了。

 

一定の割合を超えて保険の適用を受けると、満期になってもお金がもらえないという悲劇に見舞われてしまうのです。

 

これだと、積立型にした意味が全くなくなりますよね。

 

だったら掛け捨てにしておけば良かった！と後悔しても後の祭りです。

 

本当に貯金感覚で積立をするか、それとも「もしかしたら被災するかもしれない」という現実を考慮して掛け捨てにするか。

 

みなさんの価値観や危機意識、楽観性が試される選択ですね！

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