火災保険 請求期限

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どんなことにも「期限」はあります。

 

こと、お金に関することになるとその設定もシビア！

 

数百万円、数千万円オーダーのお金が動く火災保険となれば、なおさらのことでしょう。

 

「保険」の類って、何かトラブルがあった時に速攻で保険会社に連絡をしないとお金がもらえないというイメージがありませんか？

 

実際、交通事故の場合はすぐに保険屋さんに来てもらって相手方と調整してもらうケースがほとんどです。

 

しかし、「本当は連絡すれば保険金がおりたのに、知らずに連絡していなかった」というケースも多いもの。

 

例えば住宅のちょっとしたトラブルについて、実は火災保険の適用範囲だったのに知らずにいてスルーしていたとか。

 

うちの実家も強風で屋根の一部が破損してしまったのですが、「別に台風じゃなかったし」「災害･･･ってほどじゃないし」と申告していなかったそうなんです。

 

ですが、ひょんなことからそれが火災保険の補償範囲内だったことが判明！

 

請求期限内だったということで、無事に保険金の支払いを受けることができました。

 

このように、請求期限内であればすでに補修した被害であっても保険金の支払いを受けることができるのです。

 

では、その請求期限とはどのくらいなのか？

 

これについては法律（保険法　第95条）で以下のように定められています。

 

「保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び保険料積立金の支払いを請求する権利は、3年行わない時は、時効によって消滅する。」

 

火災保険も例外ではなく、請求期限は3年。

 

これを過ぎると請求しても保険金の支払いを受けることはできませんし、逆に言えばこの期間内ならお金がもらえるかもしれないということですね。

 

※ただし、保険会社によっては独自の請求期限を定めているところもありますので、契約書をよく確認してみましょう！

 

過去に被災し、「もしかしたらこれも対象になるのでは！？」

 

という心当たりがある方は早めにアクションを起こすことをオススメします！

 

ただ、すでに補修を済ませている場合については「災害に遭った証拠」の提示を求められるケースがほとんどです。

 

中には「火事に遭った」と嘘をついて保険金をだまし取る輩もいるでしょうし、証拠の提出はまあ当然ですよね。

 

例えば･･･。

 

• 被害直後に撮った写真や動画
• 工事業者にもらった見積もり書や請求書
• その他、被災したことを証明できるもの

 

ただし、それが経年劣化による被害だった場合は火災保険の支払い対象にならない可能性もあります。

 

たとえ本当に台風が原因の被害だったとしても、古くなった家のメンテナンスを怠っていれば

 

「それが原因だったのでは？」

 

とみなされて保険金が下りなくなってしまうんですね。

 

家が古くなればなるほど被災の見極めも難しくなり査定も厳しくなって不利になります。

 

「3年」が火災保険の請求期限ではありますが、それでもやっぱり早め早めに請求するに越したことはありませんね！

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