火災保険 盗難

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自宅が盗難にあった、こんな場合でも火災保険は役に立ってくれるもの。

 

盗難にあった家財道具ばかりか住宅に侵入する際に出た被害も、火災保険は補償をしてくれるのです。

 

では自動車が盗難にあった、こんなケースの補償はどうなるのでしょうか？

 

火災保険は、火事にあったときだけに役に立ってくれる保険。

 

そんな風に思いがちなのですが、名前が悪いのですね。

 

最近ではそんな補償内容の火災保険は、まずありません。

 

火災だけでなく、落雷や風災、雪災、水災など、様々な家のトラブルに対応してくれるのが火災保険。

 

ですから、最近では保険会社によっては火災保険という名称ではなく「お家の総合保険」とか。

 

そんな名称にしているところも多いのです。

 

そして、そんな火災保険が対象としているのは、火災や自然災害だけではありません。

 

盗難に対する補償もしてくれるもの。

 

しかも盗難といっても、盗まれたものだけが補償の対象ではありません。

 

家に侵入する際に割られた窓や、壊された鍵など。

 

これらの補償もしてくれるものなのです。

 

しかし、注意したいのが、補償の内容が他の保険と被ってくるケースです。

 

火災保険と同じ損害賠償保険（損保）に分類される、自動車保険。

 

これも、盗難が補償の対象になっていたりするケースが、非常に多いのです。

 

すると、火災保険と自動車保険、補償の内容が被ってきてしまう。

 

だからといって、盗難補償が倍の金額出たりとか、そんなことはありません。

 

一回の盗難に対して、使える保険は１種類のみなのです。

 

ですから、近年よく目にするのがリスク細分型の自動車保険。

 

自動車保険で補償するのは、自動車の事故だけにする。

 

このことによって、保険料を少しでも下げようとする考え方です。

 

まあ、自動車保険から住宅が盗難にあった場合の補償を抜く。

 

このことで、年間の保険料はそれほど変わらないものですが、ムダといえばムダなこと。

 

ですから、損保のジャンルに含まれる火災保険と自動車保険。

 

両方に加入する際には、補償の内容に注意することが必要なのです。

 

では、自動車自体が盗難にあったとか、車上荒らしにあったとか。

 

こんなケースでは、火災保険は役に立つのかどうか？

 

自動車は当然ながら住宅ではありませんし、付帯設備でもありません。

 

自動車自体に対する盗難などの補償は、自動車保険、それも車両保険に加入していることが条件となります。

 

しかし、自動車保険に加入していると、自宅の盗難も補償されたりする場合がある。

 

うーん、ややこしいですね。

 

ですから、自動車保険や火災保険の更新時期に、それぞれの補償内容を確認しておく必要があります。

 

基本、自動車の保険は自動車だけが対象、火災保険は住宅だけが対象。

 

この様に考えておくべきなのです。

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