火災保険 ガラス割れ

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火災の被害だけではなく、水災、風災、雪災などにも適用される。

 

こんな使える保険が火災保険。

 

何らかの大規模な災害に巻き込まれてしまったら、火災保険がなんとかしてくれる。

 

そう考えても、ほぼ間違いではないのが火災保険です。

 

なぜ、「ほぼ」なのか？それは地震の被害は、火災保険の対象外だから。

 

地震による揺れだけでなく、噴火や津波についての被害を対象としているのは地震保険。

 

このことは、覚えておかなくてはなりません。

 

では、地震をのぞく災害「だけ」に使えるのが火災保険なの？

 

こんな風に思ってしまうかもしれませんが、実際は違います。

 

もっと幅広いもの、事故などの被害にも対応しているのが火災保険。

 

火災保険の証券の支払要件を見ていくと「不測かつ突発的事故」という項目があると思います。

 

これが、非常に使えるもの。

 

例えば、うっかり物をぶつけてガラス割れを起こしてしまった。

 

それだけでなく、子どもが壁に落書きをしたとか、何か貴重なものを踏んづけて壊したとか。

 

これらのことも火災保険の支払対象となるのです。

 

ガラス割れや壁の落書きならば、火災保険の建物への加入。

 

踏んづけて壊したは、火災保険の家財への加入。

 

それぞれ、対応するジャンルの火災保険に加入しておく必要があるのですが、火災保険の支払対象となっています。

 

「これなら、何でも火災保険でカバーできそう！」そんな風に思ったあなたは大正解。

 

大正解なのですが、これらの事柄に火災保険を使うには「免責金額」が設けられているもの。

 

免責金額とは自腹を切らなくてはならない金額のこと。

 

例えば１万円と決められているなら、火災保険を使うのに１万円は負担しなければならないということです。

 

では、知らない間に原因不明のガラス割れが起こっていた。

 

こんな場合はどうでしょうか？もちろん「不測かつ突発的事故」に含まれるのです。

 

しかし、この原因が不良品の場合ならば、責任はガラスメーカーにあるものなのです。

 

また、屋内外の温度差で起こるガラス割れ、、、「熱割れ」というのですが、これについては微妙なところ。

 

ガラスの側に暖房機を置いておいたら、ガラス割れが起こったとするならば、それは設置場所の問題。

 

不測かつ突発的事故に当てはまらないという解釈もできるからです。

 

そして、火災保険が下りたとしても必要なのは免責金額。

 

度々、熱によるガラス割れが起こってしまっては、免責金額の支払いだけでもバカになりません。

 

熱が原因のガラス割れが起こったならば、まずはそれを引き起こしたのは何か、考えることが必要となりそうです。

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