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住んでいない家なら火災保険は必要ナシ!?それって大丈夫?

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火災保険は、万が一の災害に遭った場合にその損害分をカバーしてくれる保険。

 

家や家財が損害を受けた時、補修したり買い替えたりするのに役立ちます。

 

ですが、誰も住んでいない家なら保険は要らないのでは!?

 

誰も住んでいない家にも火災保険は必要なのかどうか、その目的について改めて考えてみましょう。

 

家は私たちを守ってくれるシェルターであり、家族の憩いの場であり、そして資産です。

 

だからこそ。それを失った時のダメージは非常に大きい!

 

損害をフォローするために火災保険があるわけですが、誰も住んでいない家に保険をかけるってなんだかもったい!?

 

住んでいない家にも火災保険は必要?

両親が亡くなって実家を相続した。

 

でも、自分は実家から新幹線で半日もかかる場所に住んでいる。

 

今のところ、すぐに住む予定もないけれど、いつかは実家に戻りたい気持ちもあるから売らずにそのままの状態にしている。

 

・・・このようなパターンで住んでいない家をお持ちの方も多いはず。

 

実際、私も数年後にはそんな状況になりそうです。

 

このような場合、住んでいない家にも火災保険は必要なのでしょうか?

 

基本的には誰も住んでいないのですから、コンロを使うこともなければストーブも使いません。

 

電気だって、止めておけば火災の心配はないでしょう。

 

万が一、放火の被害に遭って燃えてしまっても、まあそこまで惜しくはないし・・・。

 

普通に考えたら「火災保険、要らないんじゃない!?」と思われるかもしれませんが、実は住んでいない家だからこそ保険が必要!

 

だって、災害や火災で焼失した場合にはその撤去費用が発生しますよね?

 

また、もし近隣の家にも損害を与えてしまったら!?

 

火災保険に加入しておけば、その費用をフォローすることができるのです。

 

住んでいない家は2種類に分けられます。

一言で「住んでいない家」といっても、大きく分けると2つのパターンがありますよね。

 

一つは、一時的には住んでいないけどいつかは誰か住む予定があって、定期的に人が出入りして最低限の管理をしている家。

 

もう一つは、もう誰も住む予定もなく、完全に空き家になっているケースです。

 

不動産の業界では前者のタイプを住宅物件、後者を一般物件と分類しており、それぞれ加入できる火災保険が異なります。

 

以下に大きな違いをまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてくださいね!

 

住宅物件の場合

・加入するのは「住宅火災保険」
・第三者への賠償責任は「個人賠償責任保険」
・地震保険も加入できます。

 

一般物件の場合

・加入するのは「普通火災保険」
・第三者への賠償責任は「施設賠償責任保険」
・地震保険には加入できません。

 

ちなみに、保険料は一般物件のほうが高めに設定されています。

 

住まないならいっそ処分しよう!

上記の通り、住宅物件と一般物件の火災保険の最大の違いは地震保険に加入できるかどうか。

 

一般物件=誰も住んでおらず、これから先も住む予定のない空き家は、地震で被害を受けても保険金でカバーすることができません。

 

なぜなら、地震保険の目的は被災後の生活再建を助けることだから。

 

語弊があるかもしれませんが、「誰も住んでいない家なら、別に被害に遭っても困りませんよね?」というスタンスなのです。

 

 

また、火災保険に入っていても老朽化による損害は補償されません。

 

ですから、住んでいない家をお持ちの場合は、売却するか/住める状態をキープするための最低限のメンテナンスをするか。

 

中途半端な状態で保有しておくのは経済的な面から見てもリスキーだということです!

 

一定の条件を満たすと3,000万円までの売却益が非課税になる

 

「空き家の発生を抑制するための特例措置」

 

もありますので、誰も住んでいない家ならいっそ処分することも考えたほうが良さそうですね。

 

※一定の条件:相続から3年を経過する日の年の12月31日までに、相続した家またはその家を取り壊した後の土地を譲渡した場合。

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