火災保険 途中解約

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万が一のために、そして住宅ローンの必須条件だから、ということでほぼ義務的に加入することになる火災保険。

 

ですが、住み替えなどでその家を手放す場合、払った保険料はどうなっちゃうの！？

 

火災保険は5年、10年の長期契約が良いのか？それとも1年単位で更新していくのが良いのか？

 

という議論になった時に「短期契約派」がよく主張するのは「転勤あるから、途中で引っ越すかもしれないし」ということ。

 

途中で引っ越したら、支払った保険料が無駄になっちゃうでしょ！というのです。

 

しかし、火災保険は途中解約できます！

 

また、残りの保険期間に相当する保険料は「未経過保険料」という形で戻ってきますのでまずはご安心ください。

 

そこで気になるのは、その返戻金がどのくらいになるのか。

 

例えば、5年契約の火災保険に加入して残り1年という段階で途中解約する場合、支払った金額をきっちり5で割って残りの1/5が戻ってくるのでしょうか？

 

これについては、「経過年月ごとの係数（％）」が決め手になってきます。

 

いつ途中解約するか、その時期によってその係数が違ってくるので、この数値を一括払いした金額に乗じたものが「解約返戻金」になるわけです。

 

一例としてセゾンの「じぶんでえらべる火災保険」

 

を参考にしてみると、「5年契約で、すでに4年経過した」という段階だと係数は「18」。

 

つまり、一括で払い込んだ保険料の18%が「未経過分」として戻ってきますよ、ということなんです。

 

この計算式や係数は保険会社によって異なりますので、上記はあくまでも参考。

 

まずはご自身が契約している火災保険の契約書類をチェックしてみてくださいね！

 

そっか！火災保険って途中解約してもお金が戻ってくるのか。じゃあ、さっさと解約して引っ越そう。

 

･･･なんて簡単に考える方もいるかもしれませんが、もしその家をしばらく空き家にしておくなら火災保険は継続したほうが良いですよ。

 

空き家といっても、いつどんな形で被災するかわかりませんし、それで近隣の住人に迷惑をかけてしまったら責任を問われるのは所有者であるあなた自身です。

 

「どうせ、当分は住まないし。それなのにこんな高い火災保険料かけておくのってもったいなくない？」

 

と思うなら、保険の見直しをして補償を減らすもヨシ。

 

「空き家の発生を抑制するための特例措置」

 

で税金の控除を受けることもできますし、いっそ、売ってしまうのが得だという考え方もありますよ。

 

途中解約もOKですが、まずはその家をこれからどうするのか決めてから動くことをオススメします！

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