火災保険は10年一括払いがいいの?気になる割引率は?
火災保険料をまとめて支払う場合、2017年現在は10年一括がマックスです。
なぜ、「10年」なのか。
また、10年一括だと相場はおいくらになるのか?
火災保険のシミュレーションサイトを利用して実際に計算してみたワン!
火災保険料は1年単位でちまちまと支払うよりも数年分をまとめて支払ったほうがお得!
10年一括だと20%近い割引を受けられるケースも多いようです。
さて、具体的な金額は?
35年で住宅ローンを組む方が多いということで、かつては火災保険も35年一括で支払うのが一般的だったようです。
そもそもローンを組むには火災保険が必須ですし、まとめて支払うことでお得な割引も受けられたので、
「どうせ支払うものならば」
とみなさん一括で支払っていたのでしょう。
しかし、時代は変わり、2017年現在は最長で10年一括払いまでと決められています。
度重なる自然災害、そして甚大な被害・・・
もはや35年後なんてどうなるかわかりませんから!
というわけで、保険会社全体として見直しがなされたわけです。
35年に比べたら金額も低いので、前よりも払いやすくなったという声も!
ただ、火災保険は立地条件や家の構造、面積、補償内容によって金額に大きな差がありますので、
「このくらいが相場ですよ」
という目安はあってないようなものです。
とはいえ、だいたいのエリアと建物の構造(木造か、鉄骨か、マンションか)、補償内容で絞り込んで平均値を見ることは可能。
ここでは、10年一括払いをする場合の一例をご紹介します!(参考:東京海上日動火災保険株式会社)
基本条件
場所:東京都
構造:T構造(ツーバイフォー)
保険金額:2,000万円
専有延床面積:100m2
補償内容と10年一括の保険料
- 火災、落雷、破損、爆発、風災・・・61,540円
- 火災、落雷、破損、爆発、風災、水災・・・82,030円
- 火災、落雷、破損、爆発、風災、水災、地震(5年)・・・172,130円
地震保険をつけるかどうかで倍くらい保険料が違う・・・ってビックリですね。
「高い!」「だからつけるかどうか迷う」という方も多いですが、大地震が頻発している近年は火災保険+地震保険のセット加入が人気のようです。
ちなみに、マンションの場合は以下のようになります。
基本条件
場所:東京都
構造:M構造(マンション)
保険金額:1,000万円
専有延床面積:75m2
補償内容と10年一括の保険料
- 火災、落雷、破損、爆発、風災・・・19,640円
- 火災、落雷、破損、爆発、風災、水災・・・24,140円
- 火災、落雷、破損、爆発、風災、水災、地震(5年)・・・64,590円
火災保険に限らず、保険って「加入したらそのまま」
「何年も経ってて、どんな補償内容だったか覚えてもない」
ってパターンも多いですよね。
しかし、10年経てば家もそこに住む家族も歳を取ります。
家族構成も変わり、特にお子さんが独立したご家庭だと
「もう、この家にそこまで手厚い補償は要らないな」
「イザとなったら中古のマンションに住み替えるか」
と考えている方もいらっしゃるはず。
10年は火災保険の内容を見直すにはちょうど良いタイミングともいえます。
「10年一括が最長」という制度は、「保険は見直しが必要なんですよ」
という国や保険会社からのメッセージとも捉えられますね。
みなさんも、「入りっぱなしでいつの間にか損をしていた!」
なんてことがないように、定期的に火災保険を見直しましょう!
平屋建ての総合情報
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