別荘は火災保険に入りにくい?その理由と解決法を教えて!
親から相続した別荘。
いつも住んでいるわけではないのですから、火災保険をかけるのはお金の無駄のような気がするかもしれません。
ですが、基本的にはどんな建物にも火災保険は必要!
ここでは、その理由と別荘ならではの保険加入のハードルについてまとめてみたワン。
落石や土砂崩れで山間部の家が崩れ落ちていく・・・
そんな光景をTVでご覧になったことはありませんか?
もしあれが自分の別荘だったら、と考えると、やはり万が一の備えは万全にしておきたいものです。
「夏は長野の別荘に避暑に行くざます!」
・・・なんて、いかにもスネ夫のママが言いそうなセリフですよね。
現住所以外の住宅を保有している人は全体の7.3%、そのうち「別荘」として持っている方は5.4%ですから、別荘の保有率は全体の1%にも満たないということです。
やっぱり、別荘はお金持ちの特権!
なにしろ、持ったら持ったで維持管理にもお金がかかりますからね。
例えば、火災保険。
「普段、誰もいない家なんだから火事も起こりようがないだろう」
と思われるかもしれませんが、放火や台風、落雷、地震で被害を受ける可能性だってあります。
自分の別荘だけならともかく、近隣の家屋を巻き込むような大きな被害を出してしまったらその補修費用も負担しなければなりませんからね。
年にほんの数回しか利用しないのだとしても、別荘にも火災保険はかけておくに越したことはありません。
ただし、一般的な住宅と同じ火災保険には加入できませんので注意が必要です。
火災保険の目的は、「火事や災害に遭った場合、暮らしの再建を助ける」こと。
今まで通りにそこで生活できるようにサポートする保険ですから、誰も住んでいない別荘だと「空き家」とみなされ、住宅向けの火災保険では補償が受けられないのです。
一方、別荘にも家財を置き1年のうちに一定の日数をそこで暮らしていることを証明できれば、「居住している」とみなされて火災保険を適用することができます。
ただし、別荘の場合は地震保険を付けられないことが多いんですって。
地震にこそ、備えておきたいのに!
普通の住宅向けの火災保険に加入するにも条件が厳しいし、地震保険もつけられないかもしれない。
・・・なんだか、別荘に火災保険をつけるのって難しいんですね?
ナゼなのか?と考えてみると、基本的に「いつもは人が住んでいない」というのが大きな要因。
語弊があるかもしれませんが、
「他にマイホームがあるなら、別荘がなくなってもそんなに困らないでしょ?
年にほんのちょっとの期間しか利用しないわけだし」ということなんでしょうね。
繰り返しますが、火災保険の目的は生活の再建ですから。
また、別荘の多くは自然災害が多い山や海の近くにあったりしますよね?
ですから、一般的な住宅に比べて自然災害に遭いやすいというのも、保険会社が加入を制限する理由と言えるでしょう。
リスクが高いものを引き受けることは、保険会社側にとっては大きな爆弾を抱えるようなものですから。
いずれにしても、別荘だからといって絶対に火災保険に入れないわけではありませんし、条件次第では地震保険もつけられます。
まずは一度、保険のプロにご相談を!
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