火災保険 見舞金

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火災保険に加入していたからといって、すぐに保険金を受け取ることはできません。

 

先立って金額を受け取れるのが見舞金という制度。

 

火災保険に用意されている見舞金の特約をつけることで、保険金を受け取る前にまとまった金額を受け取れるワン。

 

先日の台風で屋根に大きな被害を受けたけれど、火災保険に加入しているから大丈夫。

 

確かにその通りではあるのですが、実は問題があるのです。

 

それは、保険金の支払いまでに時間がかかること。

 

火災保険に加入しているならば、まずは被害があったことを保険会社に伝えます。

 

すると、保険会社から書類が一式送られてきますので、必要事項や書類を添付して送り返すのです。

 

しかし、その必要事項や書類には被害の修理の見積書の提出や被害箇所の写真などを添えなければいけない。

 

その後、保険会社が書類を吟味したり、被害箇所の審査をおこない、保険金の額を決定。

 

そして、やっと保険金を受け取れるという段取りになります。

 

、、、めちゃくちゃ時間がかかりますね。

 

こちらは屋根が壊れて、一刻も早い修理が必要なのに、保険金がなかなか支払われない。

 

これでは、困ってしまいます。

 

そんな場合に火災保険が用意しているのが「見舞金」というオプション。

 

保険金が支払われる前に、一定額を受け取ることができるというものです。

 

見舞金、諸費用など保険会社によって呼び方は違いますが、これは特約として用意されているもの。

 

ですから、火災保険とあわせて加入しておくべきオプションなのです。

 

屋根の修理などに取り掛かってもらうには、最初に手付金を用意する必要があるもの。

 

ですから、見舞金を手付金に当てて、修理が終了したころには支払われる火災保険の保険金を待つ。

 

見舞金はこんな使い方が考えられます。

 

もちろん、屋根の修理だけに見舞金が支払われるわけではありません。

 

火災や風災、水災、盗難などなど、火災保険が対象としているもの。

 

全てに対して、特約の見舞金は有効となります。

 

さて、火災保険が対象とするものについては、見舞金の特約で一時金を受け取ることができるのです。

 

しかし、問題は火災保険が対象としていないもので被害を被った場合。

 

例えば地震の被害についてです。

 

地震で一戸建てが大きな被害を受けた、一日も早く保険で立て直しをおこないたい。

 

こんなことを思っても、地震保険には見舞金という制度はありません。

 

これは、どんな保険会社を選ぼうとも同じこと。

 

地震保険はどこの保険会社に加入していいても、同じ保険しか選ぶことはできないのです。

 

ですから、地震での被害については火災保険は対象外の上に、地震保険には見舞金は出ないのです。

 

そもそも、地震保険で出る金額自体が満足できる額とはほど遠い。

 

地震保険自体が見舞金みたいなものという声もあります。

 

火災保険と地震保険、これは全く別物ですから注意が必要なのです。

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