ヘーベルハウス ALC

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化学の会社がここまでプッシュしている建材なんだから、その性能はホンモノだろう！

 

････と思いきや、旭化成の「ヘーベル」についてはかなり辛口な批評も散見します。

 

日本国内のハウスメーカーの名前って、たいてい、名字っぽい名前か親会社名に「ハウス」とか「ホーム」をつけただけか。

 

わかりやすいのは良いのですが、ちょっと野暮ったい感じもしませんか？

 

それでいくと、旭化成の「ヘーベルハウス」ってなんだか謎な名前･･･。

 

「ヘーベル」って一体、なんなんだろう･･･という疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

 

ヘーベルは、旭化成がドイツのヘーベル社と技術提携して作ったALCパネルのこと。

 

ALCは「Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略で、和訳すると「高温高圧蒸気養生した軽量気泡コンクリート」です。

 

素人には「なんのこっちゃ」という感じですが･･･。

 

珪石、セメント、生石灰にアルミの粉末と水を混ぜて発泡させ、固まったらパネル状に切って高温・高圧蒸気の釜の中で硬化させて作ります。

 

要するに、「コンクリート状のパネルのようなもの」と考えておけばわかりやすいのではないかと。

 

詳しい製造工程は旭化成建材㈱の公式サイトで図解されていますので、ご興味がある方はぜひご覧になってみてくださいね！

 

さきほど、「コンクリート状のパネル」と表現しましたが、ヘーベルハウスで使われているALCパネル（ヘーベル）はコンクリートほど重くはありません。

 

なんと、約1/4の軽さですって！つまり、このパネルを外壁に使用することで家全体を軽量化できるということです。

 

それだけ基礎部分にかかる荷重も軽くなりますので、万が一の地震の揺れにも強いということですね。

 

さらに、コンクリートに比べて「断熱性が高い」というのもALCの強み。

 

aerated＝「気泡」という言葉の通り内部に無数の気泡が含まれており、これでもって熱を伝わりにくくするんですって。

 

断熱性が高いということは温めた空気や冷やした空気が逃げにくいということですから、エアコン効率が高い＝光熱費の節約にもつながるということですね。

 

しかも、ALCは燃えませんので火事にも強い！

 

有害ガスも発生しませんので、人体にも安全な建材なのです。

 

 

他にも、「施工が標準化されているので工期が短い」「アスベストを含まない」などアピールポイントはいくつもありますが、注目したいのはそのリサイクル性！

 

ヘーベルハウスの「ヘーベル」はセメントやヘーベルの原料として再利用することができます。

 

建築で「ゴミを出さない」「資源を有効利用している」という点も、ヘーベルハウスのアピールポイントの一つとなっているのです。

 

な･･･なるほど･･･、素人から見ると、「ヘーベルハウスのALCパネルって、なんだかよくわからないけどスゴイ」という感じですよね。

 

ただ、一部では「ALCの気泡は蓄熱・吸水しやすい。つまり、ヘーベルハウスは夏は暑く、内部結露でカビが発生しやすい家だ」という指摘もあります。

 

また、防音性や耐水性（ALCパネルの継ぎ目が雨漏りの原因になる！？）に関しても残念な口コミも多いですよね。

 

ALCパネルの価値を絶対的なものだとして営業するヘーベルハウスの営業スタイルに不信感を持っている方もいて、その評価は真っ二つに分かれるようです。

 

どの情報を信じるかはみなさん次第ですが、少しでも不安を感じる部分があればとことん担当の営業さんに質問しましょう！

 

その上で、やはり弱点があるのだとしたら、それを克服するためにどんな施工の工夫がなされているのか、食い下がって問い詰めるべきです。

 

それでしどろもどろしたり、「素人だから」と舐めた答えを返してきたりしたら、ヘーベルハウスはそんなレベルのメーカーだということですよね。

 

自社製品の弱みをどう捉えていて、顧客をどう納得させるのか？顧客の不安をどこまで受け止めて消化してくれるのか。

 

そのテクニックも、ハウスメーカー選びでチェックすべき大事なポイントの一つだと思います！

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