ヘーベルハウスで、もし雨漏りしたら保証の対象になる?
目次
- 雨漏りが発生する4つの原因
- ヘーベルハウスの家が雨漏りした実例①最初は雨漏りと認められなかった
- ヘーベルハウスの家が雨漏りした実例②防水リフォームを行った家
- 「60年メンテナンスフリー」なのはどこの部分?
- 30年経っていなくても雨漏りすることもある?
- 他のハウスメーカーの雨漏り実例は?
- まとめ:ヘーベルハウスの家が雨漏りした場合の対処法
ロングライフプログラムでおなじみのヘーベルハウスですが、雨漏りの事例が全くないわけではありません。
- イザという時、どこまで保証されるのか?
- また、何をもって「ロングライフ」と打ち出しているのか?
今回は、雨漏りを一例にヘーベルハウスの寿命や保証体制について調べてみました!
「丈夫で長持ち」「鉄骨住宅で地震に強い」といったイメージのヘーベルハウスですが、「雨漏りする」という話を聞いたことはないでしょうか。
普通雨漏りといえば、古い家で起きるもの、最近の家ではまずなさそうといった感じもしますが、残念ながらヘーベルハウスの家で雨漏りが発生する事案が少なからずあるようです。
ではなぜ一体、雨漏りが発生するのでしょうか。それは、、以下の4つの場所が原因だと言われています。
■雨漏りが発生する4つの原因
1.屋根
2.ベランダ
3.天窓
4.外壁
出典:トラストホーム「主な原因は4つだけ?雨漏りの原因を解説」より
基本的には屋根や外壁等の破損した部分から、家の内部に水が入り込み、結果雨漏りとなる様です。
確かに、根や外壁等の外にある設備は、常に紫外線を浴びて、風雨にもさらされているので劣化が早い部分でもあります。
しかし、雨漏りの原因は、劣化によるものだけとは限りません。
原因がわかりにくい事もしばしばります。
なるべくなら、起きてほしくない雨漏りですが、いざ起きたときに慌てなくても済むように、対策方法を知っておく必要はあります。
ここからは、まず不幸にもヘーベルハウスで発生してしまった雨漏りの事例や、応急処置方法、設計・建築を行ったヘーベルハウスのサポート内容、保険は適用されるのかといった、万が一自宅で発生した場合の対処方法についてご紹介していきたいと思います。
実家が建てた築五年のヘーベルハウス住宅で、実際に起きた雨漏りの体験をブログで公開されている方がいました。
この方はもともと不動産業界で仕事していたため、完成検査の段階で雨漏りの原因となった部分の施工の違和感について、既に指摘していたそうですが、残念ながら雨漏りが発生してしまったようです。
ヘーベルハウスの担当者にも、最初は雨漏りと認められず、かなり困ったとのこと。
ですが、ゲリラ豪雨の際に実際の様子を見てもらい、やっと雨漏りだと認められました。
気になる修理は「ヘーベル側の費用負担」にて行われる事になったそうです。
<引用元>https://ameblo.jp/ossanmasa/entry-12643705186.html
住み始める前から、指摘していたにも関わらず、いざ雨漏りになってもなかなかミスを認めてもらえないのは、かなりのストレスだったと思います。
こちらの雨漏りの事例の場合、雨が降りこむ場所の排水口の位置が悪く、水が長時間とどまって劣化が進んだ事が原因ではないかと考えられています。
この問題に関しては他でも同様な案件が発生し、現在では仕様が変更されているそうです。
これから建てる分には、問題なさそうで一安心ですね。
もし2020年以前に建てられた方は、同じような部分がないか一度確認しておくと良いかもしれません。
次にご紹介するのは、1990年にヘーベルハウスで家を建て、2011年にベランダの防水リフォームを行った家。2020年に雨漏りが発生しました。
「屋上の排水口の横の防水シートが貼り合わさった部分の補強の楕円形の防水シートに小さな穴が開いていること」が原因で、2階の室内に浸水していました。
<引用>https://blog.goo.ne.jp/toyokozy/e/5c31c483d619c6ce5e4315e328bc8c7b
2011年にリフォームを行った事により、2020年はまだ保証期間内という事で、修理は無料で行われました。
ベランダ等に施工される防水シートは、一度敷けば永年使えるというわけではなく、紫外線や風雨にさらされていく内に、少しずつ劣化していきます。
一般的な防水シートの耐用年数は10〜15年程度だそうなので、そこから考えると、雨漏りするには少し時期が早かった様です。
適切な時期にリフォームを行っていたからこそではありますが、雨漏りしても無料で直してもらえるのはありがたいですね。
また最近では、「賢者の防水」といった耐用年数が30年の防水シートもあるそうです。
出典;https://www.hebel-haus.com/reform/remode/service/kenja.html
家を長持ちさせるためとはいえ、メンテナンスで業者に施工してもらうのは打ち合わせも必要ですし、金額も高く、片付け等の準備も大変です。
これから家を建てる方、リフォームを実施するという方は、金額や準備の大変さといった部分も考慮して建材を選ぶと良いのではないでしょうか。
正直なところ、私も「ヘーベルハウスで雨漏りはあり得ないでしょ!」と思っていました。
住宅の知識がそれほどあるわけでもないのに、なぜそんな風に思い込んでしまったのか?
一番の理由はやはりお値段ですが、もう一つは「ロングライフプログラム」のインパクトが強かったからです。
日本では、今までは長くても「30年保証」というメーカーが多かったのですが、ヘーベルハウスは「60年以上メンテナンス不要の高い耐久性」が売り!
・・・と思っていたのですが、よくよく公式サイトを見てみると、それはあくまでも「主要構造材」についての話。
防水については30年目に集中メンテナンスが必要、と明記されていますので、「60年間、雨漏りもしません!」ということではないのです。
屋根・外壁ともに、30年に一度は重ね塗りや再塗装が必要になるんですよ!
ちなみに、必要なメンテナンスを全て行うと、トータルで400万円の費用がかかるそうです。。。。
「そうか!30年か。まあ、それだけの年数が経ったら、いくらヘーベルハウスといえども雨漏りくらいしてもおかしくないよね」
と思われたみなさん。
またまた残念なご報告ですが、ネットの口コミ見ると築10年未満で雨漏りしているお宅もちらほらと。
ただ、屋根や外壁材そのものに問題があったわけではなく、他の部分に原因があって雨漏りしたというケースが多いようですね。
例えば、サッシのシーリングとコーキングが甘くて、そこから雨漏りしてきた等。
この場合、保証期間内ですので基本的には無料で直してもらえるはずですが、それでもちょっと「どうなんだろう」って思ってしまいますよね。
「ちょっとしたミスはどこのメーカーにもある」
「価格の高低に関わらず、“万が一”のミスはあり得る」
と考えて、住宅に「完璧」を求めてはいけないのかもしれません。
でもやはり私は「高いお金を払ったのに雨漏りするなんて!」と思ってしまいそうです。
起きてしまったことはどうしようもありませんので、気持ちをうまく収められるかどうかは、担当の方の対応次第。
メーカー選びでは、
- 「イザというトラブルの時に真摯に対応してくれるかどうか」
- 「潔く非を認めて誠意を見せてくれるメーカーなのかどうか」
もチェックしてから決めたいと思います。
雨漏りは、何もヘーベルハウスだけに起きるわけではありません。
ここではヘーベルハウス以外のハウスメーカーで発生した、雨漏りの実例をご紹介します。
1.パナホーム(現 パナソニックホームズ)のお宅でのベランダの雨漏り修理
素人目には修理前の床の様子はなんら問題なさそうですが、一枚めくった内部は腐食していました。
腐食は広がっていくので、建物自体に影響が出る前に修理する必要があります。
2.トヨタホームの雨漏り修理
出典:★シンセ・カーダのできるまで★ トヨタホームの雨漏り事例
この雨漏りの原因は、築後10年目に行った防水塗装処理でのミスで隙間ができていたために起こりました。
天井裏がカビでびっしりなんて、考えただけで具合が悪くなりそうです。
修理の内容としては、原因となった排水口の修理、かびてしまった天井板や壁紙の張り替えを行っています。
3.ダイワハウスの雨漏り修理
この雨漏りの原因は、屋根に載せているスレート瓦の破損でした。
瓦に寿命があるのを初めて知りましたが、スレート瓦は主成分がセメントでできているため、定期的な塗装を施さないと、吸水してもろくなってしまうそうです。
スレート瓦の屋根の傷みは築5年目ごろから始まるそうで、定期的に専門業者によるチェックとメンテナンスが必要となります
今回ご紹介した雨漏りの場所は様々でしたが、雨漏りによる損傷を見ると、たかが雨漏りと楽観視できないという事がよくわかりました。
せっかくのマイホームなのですから、きちんとメンテナンスして、末永く暮らしていきたいものですね。
色々なハウスメーカーがあり、色々な特色の家がありますが、どんなメーカーの家を建てたとしても、予期せぬ災害や劣化等、様々な要因で雨漏りが発生する可能性はあります。
もし、あなたの住んでいるヘーベルハウスの家が雨漏りしたら、まずはバケツやタオルで応急処置を行いましょう。
ヘーベルハウスではアフターサービスの受付を、電話やネットで24時間365日受付しています。
出典:ヘーベルハウスのアフターメンテンスについて
基本的に築30年以内ならば、初期保証にて修理対応してもらえるでしょう。
有料ではありますが、30年目にヘーベルハウス指定のメンテナンスを受けることで、保証期間を更に30年延長する事も可能です。
無事に修理が済んだとしても、油断は禁物。同じ場所が再度雨漏りしたというのも、よくある話です。
直したからと油断するのではなく、万が一の為の応急処置セットは、常に備えておいた方が良いでしょう。
さらに、ヘーベルハウスでは最初の1年目、2年目点検に加え5年おきに無料の定期点検を実施しています。
保証を継続して受ける為にも、毎回の点検を受けて、指摘された部分をきちんと補修しておくことが必要です。
残念ながら日本は災害の多い国。備える為に頑丈な建物というのも大切ですが、万が一に備えた保証を充実させることも肝心です。
ヘーベルハウスなら地震に強い鉄骨住宅と、長期に渡っての手厚いサポートが揃っているので、どんな時でも安心して暮らすことができますね。
平屋建ての総合情報
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