ヘーベルハウスは1割の値引きすら難しい!交渉に成功した人の秘密
目次
- ヘーベルハウスの相場価格と値引き率の目安
- 最初から安くしちゃダメなの?なぜ高いの?
- 競合他社の値引率も知りたい!
- 上手に値引きを引き出すコツ
- 値引きが難しいなら、こんなお願いをしてみよう
- 値引き交渉の極意は「相手の気持ちを読む」こと
- ライバル社の商品と比較することでプライドを刺激する
- 逆に、こんなトラブルに注意!
- 「値引き」にこだわっているうちは良い家は建たない
- 「人に頼む技術」を学ぼう
- 相手の自尊心をくすぐる魔法のテクニック
- 「紹介」は結構使える裏ワザ
- いつ行くかが結構大事!タイミングはしっかり押さえて!
- 「紹介」とイベントをフル活用!
- 意外!?「家を買う理由」が交渉に有利になる
- 「法人提携紹介値引き」とは?
- 【まとめ】10%の値引きでも厳しいからこそ、信頼できる
「値引き」は住宅購入の最後の切り札。
ヘーベルハウスで家を建てる場合、どう交渉すればうまく値引きを引きだせるのでしょうか。
また、実際に家を建てているへーべリアンさんたちは具体的にどのくらい値引きしてもらったのか?
営業マンとの関係を損なわず、自然に、しっかり安くしてもらうテクニックを身につけましょう!
住宅は値引きがあって当然?
いえいえ、一部には「一切の値引きをしません!」と強気なメーカーもありますので、〇百万円もの値引きがあるのはかなりラッキーです。
それでは、ヘーベルハウスはどうなんでしょうか?
ヘーベルハウスといえば、言わずと知れた高級住宅メーカー。
坪単価は70万円~80万円ということで、住宅メーカーの価格ランキングでは常に上位にランクインする業者です。(※住宅産業新聞によれば、ヘーベルハウスの全国平均坪単価は約95万円とのこと!)
⇒ 注文住宅の教科書「ハウスメーカーの坪単価比較一覧ランキング」
値引きがあるにしても、「とうてい、手が出ない」という方も多いのではないでしょうか。
安くなるといったって、3000万円の家が1000万円になることはまずないでしょうから。
しかし、世の中的には、「安いモノは最初から値引きをしないことを想定しているから安い」逆に「高いモノは値引きを想定しているから高い」という傾向がありますよね。(もちろん、全てではありませんが・・・。)
「高いメーカー」として知られているヘーベルハウスはどうなのかというと、ズバリ、値引きはあります!
実際にへーベルハウスで家を建てた方はどのくらいの値引きに成功しているのか?
ネットの口コミなどを参にする限りでは、ヘーベルハウスの値引きは頑張って「8%」、最大で「10%」。
10%(1割)までの値引きはめったにナイ、ということです。
もちろん、儲かっている支店は値引きに関しても強気に出てくるでしょうし、逆に売り上げが苦しい支店は「値引きをしてでも売りたい」と思うでしょう。
ですから、これはあくまでも目安ということになりますが・・・、とりあえず頑張り次第で1割まではいけるということですね。
3,000万円なら300万円までの値引きはどうにか引き出せそうです。
ヘーベルハウスのリアルな見積もりについては、実際に同社で家を建てた方、見積もりを取った方の声が参考になるでしょう。
こんな感じで見積もりの詳細を公開している方もいますので、一例として参考にしてみてはどうかな?と思います。
⇒ 年収400万の新築マイホームブログ「ヘーベルハウス見積もり 費用と値引き要素」
値引き前の総額は3400万円ということで、やはりそう簡単には手を出せないメーカーなんだなと感じた方も多いんじゃないでしょうか。
じゃあ、一体なぜそんなに高いのか?
まず特徴として挙げるべきは、その「強さ」でしょう。
ヘーベルハウスの家は「比類なき壁」と表現される「ヘーベル」という素材(ALCコンクリート)を使っているのが売りで、災害に対する強さには定評があります。
実際、「鬼怒川の氾濫でも流れなかった白い家」で有名なのはヘーベルハウスの家ですし、災害の時にヘーベルハウスが盾になって近隣の家が守られた・・・なんてエピソードもありますよ。
ヘーベルについてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒ ヘーベルハウスといえばALCパネル!どんな建材なの?
加えて、ロングライフプログラムで基本性能を60年先まで維持できるという手厚いメンテナンスシステムが完備していることも価格を吊り上げている要因と言えるでしょう。
ここまでヘーベルハウスの値引きについて見てきましたが、この値引率が業界全体から見てどうなのか?というのも気になるところですよね。
例えば、ローコスト住宅でおなじみのタマホームは「値引きをしない」ことで有名です。
それは、最初から「これ以上は安くできません!」というギリギリのところまで価格を下げて設定しているから。
この辺の企業事情についてはコチラのサイトが参考になるかと思いますので合わせてチェックしてみるといいでしょう。
⇒ とりたぬブログ「新築の注文住宅で値引きはできるのか?タマホームの実際の値引き額を公開★」
ではヘーベルハウスと同じように「鉄骨系」を売りにしているメーカーはどのくらい値引いてくれるのか?
同業他社の値引率を調べてみましたので参考にしてみてください。
積水ハウス
一般の人は、建物本体+オプション価格の3%まで。
株主の人は、建物本体+オプション+外構工事+その他付帯工事価格の5%まで。
(ただ、一般の方でも10%の値引きに成功したという方もいます。)
ダイワハウス
本体価格の10%と言われていますが、20~30%の値引きに成功している例もあります。
セキスイハイム
建物本体価格の3~5%が相場。
ただ、中には10~15%の値引きを引き出している方も。
パナホーム
値引きの相場は5~10%ですが、15%以上の値引きに成功している方もいるよう。
キャンペーンの時がねらい目です。
ミサワホーム
値引率の上限は20%とのことで、かなり期待できそう。
トヨタホーム
本体価格の5%が相場ですが、交渉次第ではそれ以上もアリかも。
住宅メーカーから値引きを引き出すテクニックとして「似たような価格帯・工法のメーカーと競合させる」という手段がありますので、上記のメーカーの合い見積もりは価格交渉の武器になりそうですね。
とりわけ、ヘーベルハウスの場合は積水ハウスが良きライバルとなりそう。
どちらも鉄骨系のメーカーですし、ルーツは「日本窯業肥料㈱」ですから互いに意識し合っている仲なんだそうですよ。
値引きに積極的ではないと言われるヘーベルハウスも、比べられる相手が積水ハウスとなったら値引きせざるを得ないんじゃないでしょうか。
両社の関係については、こちらの記事がわかりやすいのでぜひ参考にしてみてくださいね。
⇒ 家づくりを応援する情報サイト「ヘーベルハウス 坪単価や特徴など」
値引きの成功者たちは、口をそろえて言います。
「住宅メーカーとはこれから長い付き合いになるのだから、気持ち良く交渉を進めるべきだ」と。
確かに、「これだけ値引きしてくれなきゃ契約しませんよ!」みたいな強引なやり方ではうまくいかないでしょうし、後々のお付き合いは気まずくなるばかりでしょう。
営業マンと顧客の関係も「人間関係」の一つですから、お互いに相手に対する思いやりや誠意を忘れてはいけません。
では、どうすれば良いのか?競合他社の見積もりを武器にすること以外に、どんな方法があるのか。
成功者たちのアドバイスを参考に、そのコツをまとめてみました。
交渉は前向きな姿勢で
まずは、いつでもSMILE!・・・って冗談じゃないですよ、笑顔がある交渉って成功しやすいんです。
ジョークでも交えながら楽しんで商談できるのが一番ですって。
その際の大前提として、「できれば、オタク(ヘーベルハウス)で契約したいんですよ!」ってオーラを出しておくことが大事です。
営業 対 顧客だって一種の人間関係ですからね。
ハナから自分に気がない相手には、イイ話はふりません。
安易に値引きの話をしない
「値引き」というのは、言ってみれば「切り札」のようなもの。
提示された見積もりに対して「う~ん、それは高いんだけど、値引きしてくれるんだったら考えますけど?」と、こちら側が唯一強気に出れるのが値引き交渉なんですよ。
ですから、「値引き」というワードを口から出すのは粘って粘って粘って、粘りきってから。
タイミング的には、もうほぼほぼヘーベルハウスで建てようと気持ちが決まっている、契約直前がベストですね。
それまでは我慢です!
営業マンの本音を見極める
また、それまでのやり取りの中から、担当営業マンや支店の業績をチェックしておくことも大切です。
そのヘーベルハウスの支店では、家が売れているのか?その担当者は「売れている営業マン」なのか?
もし成績が良いのであれば値引き交渉も強気で出てくるでしょうし、逆に売れていないのであれば「値引きしますから買ってください!」というスタンスかもしれません。
特に決算前で数字が苦しい時は値引きにも寛容になるそうです。
契約成立までに、いかに営業マンと濃ゆい人間関係を築けるか?本音を引き出せるか?
住宅の値引き交渉は「人生をかけた心理戦」と心得て、戦わずして勝つ術を身に着けたいものです。
交渉の結果、どうしても納得のいく値引き額を引き出すことができなかった。
ということであれば、値引きに代わる交渉をしてみましょう。
実際にヘーベルハウスで建てた方の多くが成功している交渉の内容は以下の通りです。
「オプション」をオマケしてもらう
例えば、太陽光発電のパネル、食洗器、浴室乾燥機。
標準仕様ではついていないものを「オマケ」でつけてもらうor安くしてもらうことで値引きの代わりとしてもらうパターンもあります。
タマホームは値引きがないことで有名ですが、食洗器や浴室乾燥機をオマケでつけてもらったという話をよく耳にします。
ヘーベルハウスも交渉次第ではそういった「オマケ」が可能なのではないでしょうか。
「設備」をグレードアップしてもらう
オプションにも通ずるところですが、選ぶ設備や建材のグレードを無料でワンランクアップさせてもらうことで値引きの代わりとすることもできるようです。
「これ以上は・・・」という値引きの限界値に達したら、「じゃあ、せめてこれをもうワンランクUPさせてもらえませんか?」と提案してみると良いでしょう。
住宅の値引き交渉は、「心理戦だ」とよく言われます。
営業マンは「売りたい」、なんとしても「売りたい」のです。
それも、できれば1円でも高く。
それなのに、「値引き!値引き!」と最初から「安くしてくれるんだったら買います」モードでこられると、「なんだよ、この客」と嫌悪感を抱くでしょうし、人によっては「お前には絶対に安く売ってやるもんか」と思うかもしれません。
ですから、最終的な目標は「相手に気持ちよく家を売らせること」。
「この人に買ってもらって良かったなあ」と思わせることができたらこちらの勝ち!なのです。
では、どうすれば相手を気分良くさせることができるのかといえば、まずはその商品を誉めること。
普通の人間関係だって、相手に褒められると嫌な気はしませんよね。
「ヘーベルハウスさんの商品は、空に近い感じがして夢がありますね」
「商品のネーミングとかコンセプトとか、思わず引き込まれます」
「みんなで使えるスカイコテージとか、家族の時間を充実させる工夫がいっぱいでステキですね」
こんな具合に、商品名や具体的なプラン名、設備名称などを挙げて誉めまくります。
次は、比べること。
人と比べられるのは誰にとってもあまり気持ち良いことではないと思いますが、住宅メーカーも他社と比べられるのを嫌います。
それが、自社と似通った路線の家づくりをしているメーカーであればなおさらのこと。
例えば、ヘーベルハウスの場合は最大のライバルといえば積水ハウスですよね。
積水ハウスも鉄骨系のメーカーですし、「家族の幸せな時間」を意識した間取りが特徴的。
シンプルながらも目を引くスタイリッシュな外観、「解放感」「みんなで過ごす時間」といったコンセプトも似ているので、比較対象として挙げるにはちょうど良い相手と言えるでしょう。
そこで、例えば
「積水ハウスの外壁で使われているダインコンクリートはボーダーとか古レンガ風とかデザインのバリエーションが豊富らしいですけど、ヘーベルはどうですか?」
といった感じで、「積水ハウスも候補に入れているんだよ」「迷っているんだよ」というニュアンスを含めつつ質問してみましょう。
できればあまり比べられたくない部分にフォーカスすることで、「こっちだってちゃんと調べているですよ」とアピールすることになりますし、主導権を完全にヘーベルハウス側に奪われてしまうのを抑止する効果もあります。
ただ、こういった交渉にはやはりそれなりの知識、情報が要ります。
本気で値引き交渉したいのであれば、相手がぐうの音も出ない鋭い質問ができるくらいまで両メーカーの特徴(類似点、決定的な差別化ポイント)を知り尽くす必要がありますね。
最後に・・・、値引き交渉についてまわるトラブル&リスクについてもご紹介しておきますね。
いずれも、ついつい「やったー。ラッキー~!」って思って乗っかっちゃいそうな内容ばかりなのですが。
「キャンペーン期間中です」という誘い文句にだまされるな!
これ、ヘーベルハウスに限らずどこのメーカーでもあることなんですが、キャンペーンって別に珍しいことでもなんでもないみたいですよ。
よくよく調べてみれば、年中いつでもキャンペーン中、みたいなメーカーも。
だから、向こうから持ち掛けてくる「今なら安い」系の値引きは疑ってかかったほうがいいです。
「月末までに契約すれば値引きします」も嘘っぱち
こちらもよくある話ですが、「月末までに」とか言ってくる営業は自分のことしか考えていません。
彼にとっては自分の営業成績を左右する重要な契約ですが、こちらにとってみれば今契約しても来月契約しても金額がほぼ変わらないというケースがほとんど。
「値引き」を餌に急かされて、本当は納得できないまま契約するのは絶対に危険ですよ。
モニターやオープンハウスに協力して値引き?
「オープンハウス」って、要は“見世物”にされるってことですよね。(言い方悪いですけど)
人によっては「それで値引きしてもらえるなら、それでもいいか」と思うかもしれませんが、この条件で契約してしまうと家づくりの自由度がかなり下がってしまいます。
だって、モデルハウスは「多くのお客さんに見せるため」に作るものですから。
どうしても、メーカー側主導のデザイン・間取りになってしまうでしょう。
ちなみに、SUUMOではこんな家づくり講座を開設しています。
値引き交渉のコトも含めて、家づくりのノウハウや知識をゼロから学びたい方にちょうど良さそう!
しっかり勉強して、後悔のないマイホーム購入を成功させましょう。
出典:SUUMO 公式サイト スーモカウンター はじめての注文住宅講座
ここまで散々、値引きのコツについて紹介してきた後にこんなことを言うのはなんですが、ハッキリ言って「値引き」にこだわっているうちは良い家は建ちません。
なぜなら、「良い物を作ろう」という未来志向の気持ちを共有できていないから。
「買って良かった」「ここにして良かった」と心底思えるような家を建てるには、まずはメーカーの担当者と「完成図」のイメージを100%共有できていることが大事です。
それなのに、「ここを削ればもう少し安くなるのかナ」「このオプションにこの金額って高すぎじゃないか?」とモヤモヤした気持ちを抱え納得できない状態で家づくりと向き合っているようでは、営業さんもモチベーションが上がらないでしょう。
実際にヘーベルハウスで家を購入された方のブログを読んでハッとさせられましたが、「値引き交渉」はあくまでも「打合せ」。
「これは必要かどうか」を一つ一つ打ち合わせをしながら予算を調整していく。
その先に「値引き」があるのです。
最初から値引きありきでは、「必要かどうか」の判断が金額に引っ張られてしまい、本当は必要なものを知らず知らずのうちに削ってしまうことになるかもしれません。
それでは本末転倒ですよね。
価格重視で家を建てることのリスクについてはこちらの記事でも紹介しています。
家造りでどんな部分を重視すれば満足度の高い家を建てられるか?
まずはそこから考えてみてください!
「値引き交渉」は、わかりやすく言えば「人に頼む」という行動ですよね。
みなさん、日常生活でも経験があるかと思いますが、「頼み方」にはコツがあります。
頼み方がまずいと要求を聞き入れてはもらえないですし、逆に相手の心理を捉えた頼み方なら拍子抜けするくらいにすんなりと要求が通るかもしれません。
そこで、ぜひご一読いただきたいのが、こちらの『人に頼む技術』という本です。
出典:Amazon 公式サイト 人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学 (日本語) 単行本
あのスティーブジョブズも実践していた「頼み方」がどんなものか・・・、気になりますよね。
この本によれば、人は多かれ少なかれ「誰かを助けたい」という気持ちを持っているので、頼み方さえ工夫すれば「YES」を引き出すことはそう難しいことではないのです。
それはヘーベルハウスの営業マンだって同じこと。
人を動かすためには「仲間意識」「自尊心」「有効性」が必要で、「自分がしたこと(=この場合は“値引き”)が相手にどんな影響を与えるのか」ということを訴求することが大事なのです。
- 一緒にステキな家を作り上げましょう! = 仲間意識
- やっぱりヘーベルハウスさんの家がいいんですよ!他じゃダメなんです。 = 自尊心
- あとちょっと金額をオマケしていただけると、うちの家族はこんなに幸せになれるんです! =有効性
・・・この3本立てで交渉していくのが、値引き成功のテクニックと言えるでしょう。
値引き交渉は心理戦ですから、本気で値引いて欲しいならばこういった書籍で交渉術を勉強してみることも大事です。
相手の自尊心をくすぐる魔法のテクニック
住宅の営業マンを、あなたならどのように呼びますか?
「営業さん」「へーベルハウスさん」
このように呼んでいるなら、それをやめて「○○さん」と相手の苗字で呼ぶようにしてみてください。
最初に会った時に名刺をもらっているはずですよね。
それは、「私はヘーベルハウス代表ですが、一人の人間としてあなたと向き合います」という意志表示です。
ぶっちゃけ、誰でもいいなら名刺なんて要りませんよね?
名刺を渡すということは「個」として向き合う覚悟を表明していることとイコールなのです。(高額なものを扱うのですから、そのくらいの覚悟は必要ですよね)
それなのに、名刺をもらいっぱなしで相手の名前もうろ覚えでは失礼ですよね。
「○○さんだから信用できる」
「○○さんだからお願いしたい」
こう言われると、相談された相手は自尊心が満たされ、「この人のために何かしてあげたいな」「この人のためなら、頑張ってみようかな」と要求を受け入れてくれやすくなるのです。
これは心理学では「限定・希少価値効果」と呼ばれるもので、ビジネスのあらゆるシーンで使えるテクニック。
ちょっと頼りない営業さんでも、これを言われると実力以上に頑張ってくれますし、言った自分自身も「この人は信用できる人だ。だから私はこの人に頼んでいるんだ」と自己暗示をかける効果があり、相手に対する苦手意識が弱まっていくでしょう。
住宅購入も結局は人と人の信頼関係の上に成り立っていることですから、お互いに好感を持てる人と売買契約できるのが一番ですよね。
「紹介」は結構使える裏ワザ
一般的に「値引き」というと、こちらから「交渉」をしなくてはいけないというイメージですよね。
しかし、実は抜け道がありました。
それは「紹介」という制度です。
これは実際にヘーベルハウスで家を建てた方がリアルに体験談を語っていたので間違いありません。
そのオーナーさんには旭化成と取引のある会社に勤務しているご友人がいて、その方の口利きで安くしてもらったのだそうです。
そしてそのご友人は、本来であれば「紹介料」として旭化成からいただけるはずのお金を辞退したんですって。
「その分、安くしてあげてくれ」と口利きまでしてくれたというから、なんともありがたいですね。
これは特殊な例ですが、もしあなたの周りにも奇跡的にそのようなご縁があれば、面倒な値引き交渉ナシに安く家が建てられるかもしれません。
普通の値引きだと、直球で「安くしてください」とお願いするにしても、そのタイミングや言い方次第で引き出せる値引き額も変わってしまいます。
また、交渉に失敗して期待したほど安くならないことだってあるでしょう。
「値引きを迫るのは悪いことだ」という想い込が心のどこかにあると、たとえそれを自分で意識していなくてもお金の交渉を邪魔してしまいます。
結果的に、うまく値引きしてもらえる人もいればそうでない人もいる・・・。
もし自分が「交渉とかはイマイチ苦手だ」というタイプなら、他者の力を借りて値引きにつなげるという方法もあるんだということを頭の片隅にでも入れておくと、住宅購入のハードルもグッと下がるのではないでしょうか。
「紹介してもらう」「口利きしてもらう」というのは、法に触れない限りは悪いことでもなんでもありません!
オトクに家を建てようと思うのであれば、使える方法はなんでも使うという覚悟、開き直りも必要なのです。
いつ行くかが結構大事!タイミングはしっかり押さえて!
洋服の場合、夏は7月上旬から、秋は10月下旬、冬は12月…と「セール」の時期はだいたい決まっています。
最近は「ワゴンセール」と称して年中なにかしら安い服が置いてあったりしますが、大規模なセールはやはり時期が限られているでしょう。
同じように、家にも「安く売る時期」があります。
ヘーベルハウスの場合は、決算期の「9月」「3月」がチャンス。
この時期は販売ノルマを達成するために営業担当者も必死です。
なので、買う側からすれば値引き交渉をしやすい時期ということになりますね。
ただ、いきなり3月9月に行っても間に合いません。
値引きは、契約の直前、総額が提示された段階でするのが鉄則。
…となれば、「初めてメーカーにコンタクトをとる時期」も調整する必要があるでしょう。
遅くとも2~3か月前にはメーカーを訪ね、交渉をスタートさせておきたいところです。
合い見積もりを提示して値引き交渉するとなれば、他のメーカーとの交渉も同時並行で進めなければいけませんよね。
土地選びもあったりすると、なんだかんだで契約まで半年かかることもあります。
ちなみに、 注文住宅が完成するまでの平均期間は8~17か月と言われており、そのうち工事にかかる期間は半年程度です。
つまり、人によっては工事が始まる前段階だけで1年以上かかることもあるということ。
全てが難航すると引き渡しまで2年かかることもめずらしい話ではありません。
本気で値引きを狙うなら、スケジュール管理は徹底的に行いましょう。
「紹介」とイベントをフル活用!
ヘーベルハウスには、すでにヘーベルハウスで家を建てた人の紹介で家を購入すると安くなるという「紹介制度」があります。
具体的には、
- 紹介された側は本体価格から2%の値引きを受けられる
- 紹介した人は10~20万円の謝礼金を受け取れる
このような制度です。
2%ですから、3000万円なら60万円の値引き。
正直、「もうちょっと引いて欲しい」と思ってしまう金額ですが、身近にヘーベルハウスで建てた方がいるのであれば使わない手はないですね。
お互いにメリットがあるので、相手に頼みやすいというのもポイントです。
また、もう一つ注目したいのは「イベント」です。
2024年1月現在は新春のフェアのお知らせが掲載されていますが、2022年~2023年にかけては「ヘーベルハウス50周年記念」を謳い、様々なキャンペーンが開催されていました。
例えば、先着50棟限定で太陽光発電システム・蓄電池・エネファームの総額325万円が「半額」だったり。
家そのものの大幅な値引きが難しいのであれば、このようなお得な「プレゼント企画」を狙っていくのも賢い方法でしょう。
全ての人に当たるわけではないものの、各エリア限定のキャンペーンなどもありますから、人口が少ない地域であればなおさら当選の確率も上がるでしょう。
地域によって差はありますが、どこのエリアでもイベントはちょくちょく開催されています。
お得な情報を見逃さないように、お近くのヘーベルハウスの公式サイトはお気に入り登録しておきましょう。
意外!?「家を買う理由」が交渉に有利になる
値引き交渉をスムーズに進めるために、実は意外と大事なのが「家を買う理由を明確にする」ということです。
各々、家を買いたい理由はちゃんとあると思いますが、それをハッキリと言語化できる人は少ないかもしれません。
「なんとなく、そろそろかなあと思って…」
「子どもが小学校に入るタイミングだから、今かなあと思って」
「親にうるさく言われるから」
「嫁のプレッシャーに負けて…」
本音を言えばこんな理由かもしれませんが、ある程度 誰が聞いても納得感のある「理由」があったほうが値引き交渉はスムーズに進みます。
家に限らず、物を売る側からすれば、本気でその商品を欲しいと思ってくれている人に売りたいですよね。
ましてや、値引きをするとなればなおさらです。
どうしてもその家が欲しい。どうしてもヘーベルハウスじゃなければダメなんだ。
その理由が明確であれば、それだけで値引きを検討してくれることもあるでしょう。
親との同居や子供の進学、生活を豊かにしたい、節税のために…etc、どんな理由であってもそこはしっかりと意志を見せることを大切にしましょう。
また、購入の本気度を見せるという意味では、ローンの事前審査が通ったタイミングで交渉するというのも有効です。
「値引きしてくれたら買う」ではなく、「本気で買う気があるから値引きして欲しい」。
この違いだけで、メーカー側が値引き交渉に前向きになってくれるケースもあります。
値引きについては、リアルな体験をまとめたこんな動画も参考になりそうですよ。
「もうこれ以上は下げられない」と言われてから200万円の値引き…そんなこともあるので、まずは諦めずに向き合ってみましょう。
「法人提携紹介値引き」とは?
ヘーベルハウスから値引きを受けるためのテクニックとして、「法人提携紹介値引き」というものがあります。
あまり聞きなれない言葉ですが、文字通り、企業が住宅メーカーや不動産会社と提携していることで適用される割引制度です。
この割引を利用することで、提携先の住宅メーカーや不動産会社が提供する住宅の購入やリフォーム時に、通常の価格よりもお得に購入できる可能性があります。
多くの大手企業や法人は、住宅メーカーや不動産会社と「法人提携契約」を結んでいて、社員や家族が提携先のサービスを利用すると「割引」のような特典が提供されるという仕組み。
新築購入の場合は 一定の値引き率(例:3%~5%)が適用されることが多く、具体的な割引率は提携内容によって異なります。
単に安くなるばかりではなく、通常の販売プランとは異なる、法人契約者向けの特別プランが用意されることもあるとか。
標準プランよりもグレードの高い設備やオプションが優遇されるケースも少なくないので、使えるものならぜひ活用したいですよね。
法人提携の割引は、通常の交渉では難しい特典や割引を事前に確保できるメリットがあります。
また、勤務先の安定性や信頼性があるため、提携内容に基づいた割引がスムーズに適用される点も魅力です。
では、どうすればこの割引制度を利用できるのか。
法人提携の紹介割引を利用するには、以下のような流れで進めるのが一般的です
- 勤務先の福利厚生を確認: まず、自身の勤務先がどの住宅メーカーや不動産会社と提携しているかを確認しましょう。福利厚生サイトや人事部を通じて、提携内容を調べることができます。
- 必要な書類を用意: 値引きを受けるためには、勤務先が発行する「法人提携証明書」や「紹介状」などの提出が求められる場合があります。これらは、提携割引の適用を受けるために必要な証明書類です。
- 住宅メーカー・不動産会社に相談: 提携先の住宅メーカーや不動産会社に法人提携値引きを利用したい旨を伝えます。担当者が詳細な割引内容や適用方法を案内してくれます。
ただし、法人提携による割引率は、住宅メーカーや物件の価格に応じて異なるため、事前に具体的な適用条件を確認してから利用することが大事です。
また、適用の条件として「勤務先の労働組合に加入していること」が求められる場合も。
100%法人値引きを受けられるわけではないので、事前の下調べは必須ですね。
【まとめ】10%の値引きでも厳しいからこそ、信頼できる
このように、ヘーベルハウスでも値引きを受けることはできますが、交渉のテクニックによってその値引き率には差が出るようです。
陥りがちなトラブルなどもありますので、今一度値引き交渉に際してのポイントを確認しておきましょう。
- ヘーベルハウスの値引き率は8~10%
- 値引き交渉は強引に進めてはいけない。じわりじわりと、心理戦で。
- ライバルメーカーの中には20%以上の値引きをしてくれる業者もある。
- 「キャンペーン中です」などの美味しい話にはウラがあるかもしれない、と心得よ。
人間、どんなものでも「安くしておくよ」と言われれば心が動いてしまうもの。
ですが、「タダより怖いものはない」と言われるように、美味しい話には思わぬどんでん返しがあるかもしれません。
そう考えると、ヘーベルハウスの値引き率は妥当なところと言えるでしょう。
10%の値引きでも厳しいということは、「ウチの商品はそう簡単に安売りはしませんよ」という強い自信の表れとも受け取れます。
逆にあまりにも値引率が大き過ぎるようなメーカーは注意が必要かもしれませんよ。
くれぐれも、値引き率だけを基準に比較して他社に流されるようなことは避けるようにしてくださいね。
平屋建ての総合情報
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