ミサワホームで建てる30坪の家。価格の目安はこのくらい!
目次
- ミサワホームは高くもなく、安くもない
- 具体的な内訳を知りたい!
- 概算見積もりからわかること
- ミサワホームで価格を下げる方法
- シミュレーションツールを利用してみよう!
- 改めて、「30坪」でできることを考えてみよう
- ミサワホームの新しい提案!「2層スタイルの平屋」
- 30坪どころか20坪!限られた敷地で広々ゆったり暮らすテクニックとは?
- 【まとめ】高すぎず安過ぎず、「ちょうど良い価格帯」
「蔵のある家」でおなじみのミサワホームですが、30坪の家を建てるとしたら価格はどのくらいになるのでしょうか。
蔵の「ある」「なし」で金額はどれだけ変わるのか。
ここでは、ミサワホームで30坪の家を建てる場合の費用目安や価格を抑えるポイントについてまとめてみました。
ストーリーのあるCMでおなじみのミサワホーム。
美しい女優さんを起用していることでも印象深いですが、それはつまり広告費がかかっているということです。
ミサワホームで家を建てる場合の相場価格はどのくらいになるのでしょうか。
ハウスメーカー選びで気になるのは、やはり「そのメーカーの、業界全体から見た位置づけ」ではないでしょうか。
ミサワホームは、こちらのサイトでもわかるとおり、「坪単価66~75万円」のゾーンに入るメーカーです。
⇒ 住宅みちしるべ「ハウスメーカーを坪単価から調べる」
ここに名前が挙がっているメーカーを見てもわかる通り、大手のメーカーがひしめき合う価格帯。
仮に「30坪」の家を建てるとしたら、単純計算で価格は1990万円~2250万円ということになります。
さらに、土地代、付帯工事、各種経費などが加算されると3000万円~4000万円といったところでしょう。
ミサワホームに限ったことではありませんが、公式サイトを見たところで各商品の価格が明記されているわけではありませんので、正確なところは見積もりを取ってみないとわかりません。
しかし、多くのオーナーさんの情報に基づいたデータが上記の坪単価ですから、まずはこの価格を一つの目安として参考にすると良いでしょう。
坪単価50万円未満のローコストメーカーだと、たとえばアイダ設計の「888万円の家」のように価格がわかりやすくオープンになっていますよね。
公式サイトを開けば、もちろん価格も含めてその商品の特徴が全てわかるというのが理想的なあり方なのではないかと思ったりもしますが、実際はそうでないメーカーの方が圧倒的に多いです。
それは、こういったローコスト住宅は規格住宅や建売住宅がほとんどで、「仕様がほぼ決まっている」「選ぶ自由度が低い」という制限があるから。
一方、注文住宅となると選ぶプランやオプションで価格がかなり違ってくるため、価格を明記しにくいのでしょう。
同じ「30坪の家」と言っても、間取りの複雑度や使用する建材、構造によって金額には大きな開きが出てきますから。
ミサワホームも然りで、公式サイトの商品ページに価格情報はありません。
前項で紹介した坪単価が本当に正しいのかどうかわからないというのは、商談を受けるにしてもちょっと不安です。
そこで参考になるのが、オーナーさんの体験記。
個人の方のブログでも、費用の内訳や間取り、外観まで紹介されているサイトもあるので非常に参考になります。
ハウスメーカー選びについてのブログを書いているあるオーナーさんの場合は、「41.75坪」で建物の価格が3520万円。
付帯工事や諸経費を含めると約4256万円です。
坪単価にしてみれば、本体だけで約84万円。
太陽光発電やエネファーム、蓄電池が約500万円~600円と考えると、それをつけない家なら坪単価70万円ほどで建てられるという計算になります。
最初の項でご紹介した坪単価ゾーン(66~75万円)にバッチリ納まっている金額ですから、やはりミサワホームで建てるならこのくらいの価格が標準的になるのではないかと思われます。
30坪なら本体だけで2100万円くらいで、太陽光発電やエネファーム、蓄電池などをつければ2500万円を超えるくらい。
付帯工事や諸経費が約440万円で、トータル2500万~3000万円ほど、税込み3300万円という計算です。
他の掲示板やオーナーさんのブログなども参考にしてみましたが、みなさんだいたいこのくらいの価格。
あとは土地の金額次第ですが、やはりどうしたって4000万円コースにはなりそうですよね。
上記の数字を見て、「全く手が届かないわけではない」でも「予算は超えているから迷ってしまう」という方も、まだあきらめる必要はありません。
ミサワホームには、場合によっては10%以上の値引きがありますし、他にもこんな工夫で価格を下げることが可能です。
- 太陽光、床暖房、ZEH仕様などを省く
- 屋根材や壁材のグレードを下げる
- 窓の数を減らす(小さな窓がたくさんついている家は高くなる)
- バルコニー(特にルーフバルコニー)をカットする
- 部屋はあまり仕切らない間取りで(壁が増えると価格も上がる)
「新築資金1000万円プレゼント」など、各種キャンペーンを利用するというのも一つの手ですね。(倍率は高そうですが)
出典:ミサワホーム 公式サイト 新築資金1000万円プレゼントキャンペーン
ミサワホームの場合は、「蔵をつけない」というのも価格を抑えるポイントになりそうですね。
こちらの記事でも紹介している通り( ⇒ 蔵のある家を価格が高くても選ぶ理由)蔵のある生活は便利そうですが、蔵の有無で坪単価が5万円も変わってしまうというのはちょっぴり(いや、だいぶ?)痛いです。
ちなみに、ミサワホームの割引きや営業スタイルについてはこちらの記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
⇒ ミサワホームで見積り取得。相場金額と割引の有無を教えて!
大手だけあって商品ラインナップも豊富なミサワホームは、漠然と「30坪の平屋を建てたい」という理想だけあっても商品を絞り込むことは難しいでしょう。
「平屋」で絞り込むといくらか選べる商品やプランは限定されてきますが、それでも、あらかじめ「この商品で30坪の家を建てたい」という候補を絞っておかないと混乱してしまうと思います。
しかし、そこは全国区の大手ハウスメーカーです。
私のような「家造りビギナー」さんのニーズに応えるカタチで、便利なツールを用意してくれています。
同社が手掛ける「MISAWA WEB DIRECT」は、間取りや広さ、価格といった“ざっくりとした”こだわりからその人にピッタリの商品やプランを探し出すことができるシミュレーションサイト。
私も、さっそく利用してみました。
「MISAWA WEB DIRECT」では、まず、家を建てる予定の都道府県を選択します。
私の場合は、お茶とうなぎが有名な東海の某県。
価格の上限を2000万円に設定すると「JUST PLUS」という商品がヒットしました。
こちらは「30代で建てる、30坪の家」という我が家にドンピシャなプラン。
片流れ屋根のモダンなスタイルは、シンプルながらも不思議な存在感があります。
30坪だと、ベースとなる価格は税込み20,995,200円でした。
他にも、「2つの自由空間がある家」「4つのライブラリーがある家」「Making home」などの商品から選択できるようです。
(ミサワホームは、プランのネーミングが面白いですね。)
「2つの自由空間がある家」は、1階と2階に自由に間仕切りができるスペースがある家ですから、家族構成の変化にも臨機応変に対応できます。
これから老いた親を呼び寄せたり、娘が同居したり・・・とライフイベントが続きそうな我が家にはピッタリのプランです。
一方、「4つのライブラリーがある家」は、趣味や勉強に集中できる図書館のようなスペースがある家。
なおかつセンターリビングなので、「家族のつながり」と「個」の両方を大事にできる設計となっています。
もう一つの「Making home」は、高床式の2階が特徴的。
2階部分が大きなワンルームになっているので、間仕切り収納などを活用してカスタマイズを楽しむことができそうです。
さて、今度は、上記のシミュレーションで価格の設定を「上限ナシ」にして検索してみました。
その結果、いくつかプランが表示されましたが、本体価格はだいたい税込み2100~2400万円くらい。
ミサワホームご自慢の蔵をつけてもこのくらいの金額です。
都道府県に「東京都」に指定しても本体価格は変わりませんでした。
これからマイホームを建てるに当たって「30坪」でメーカーの価格比較をされている方は、「ミサワホームで建てるなら「本体価格は2000万円~2500万円が妥当」と覚えておけば間違いないないでしょう。
もっと価格を抑えたい!というのであれば、「30坪」という面積そのものを検討し直してみるというのも手です。
延べ床面積30坪というのは、単純に考えると1階、2階がそれぞれ15坪ずつ。
約30畳ずつとして、間取りを考えてみます。
【1階】
- 玄関 2畳
- ホール 2畳
- お風呂 2畳
- 洗面所 2畳
- トイレ 1畳
- LDK 18畳
- 収納(シューズクローゼット、パントリーなど) 2畳
- 階段 1畳
【2階】
- 階段 2畳
- トイレ 1畳
- 廊下 1畳
- ファミリーホール(図書室みたいな) 6畳
- 洋室① 6畳(収納含む)
- 洋室② 6畳(収納含む)
- 和室 6畳(収納含む)
- ウォークインクローゼット 2畳
こうして考えてみると、結構、余裕がありますよね。
夫婦二人暮らしや子供が一人のご家庭だと、「ここまで広くなくてもいい」と感じるのではないでしょうか。
漠然と「30坪くらいは欲しいんじゃないかな」と考えているのであれば、具体的に間取りを考えてみることで初めて気づくこともあるかもしれませんよ。
ミサワホームで建てる場合に限らず、「坪数」は重要です。
30坪の間取り案についてはコチラのサイトがとても参考になりますのでぜひご覧になってみてくださいね。
⇒ 海の見える幸せのおうち 「30坪ってどれぐらいの広さ?間取りを見ながら検討してみた」
30坪という空間をどう使うか?というテーマについて、ミサワホームは新しい提案ともいえる商品を販売しました。
出典:ミサワホーム 公式サイト CENTURY Style pro HIRAYA
外観は普通の平屋建て見えますが、内部の間取りはとても斬新です。
間取り図はこちらのミサワホーム九州のサイトがわかりやすいのでぜひご覧になってみてください。
出典:ミサワホーム九州 公式サイト CENTURY Style pro HIRAYA キャンペーン
天井高4mもある広々としたリビングからスキップフロアでつながる1.5階に「ホームコモンズ」というちょっとしたお勉強スペースがあり、そこからさらに奥にある洋室やバスルームにつながるという間取り。
法律上は「平屋」でありながら実際はほぼ2階建てと同じような暮らしになります。
出典:ミサワホーム九州 公式サイト CENTURY Style pro HIRAYA 間取り
注目すべきは、その収納スペースの広さ!
1.5階の下部分は広々とした「蔵」になっていて、その広さはなんと約18帖もあるんです。
これだけ収納スペースがあったら、衣料品も靴も布団もオモチャも季節モノも余裕でしまっておけますね。
私が今住んでいるマンションだと、あまり広くない収納が各部屋に分散してあるような感じになっているので、便利なようでいて意外と不便。
ミサワホームのこの平屋のように、ある程度広い収納スペースに物をまとめておいて置けるほうが便利でしょう。
延べ床面積30坪で3LDKの間取りを実現、しかも手狭な感じが全くしないというのも秀逸な間取りだなと感じます。
価格はオープンにされていませんが、ミサワホーム九州ではこちらの新商品が限定1棟955万円で手入るキャンペーンを開催中です。(※2019年11月現在)
今後も、同じようなキャンペーンが各地で企画されるでしょうから、こまめにミサワホームの情報をチェックしていきたいですね。
ミサワホームの他の平屋商品についてはこちらの記事でも紹介していますので合わせてチェックしてみてくださいね。
⇒ ミサワホームの平屋建てプランの詳細と、その坪単価についてご紹介します。
「ミサワホームで建てる30坪の家」というテーマでまとめてきましたが、SUUMOには30坪よりもさらに小さい20坪の敷地に建てたミサワホームの建築実例も掲載されています。
「20坪という敷地だから狭小ということはない」・・・ミサワホームの担当の方にそのような言葉をかけてもらって、諦めかけていた家づくりにもう一度夢を持てた!というオーナーさんのコメントがとても印象的です。
敷地が限られている場合は3階建てにするという方法がよく採用されますが、コチラの実例も3階建て。
1階は玄関、洗面、バス、収納(シューズクローク、蔵)などがあり、2階にLDKとルーフバルコニー、そして3階に寝室と子供部屋という間取りになっています。
出典:SUUMO 公式サイト 20坪の敷地で広く暮らす工夫が満載。ビルトインガレージや大収納空間「蔵」
2階には書斎やスタディスペースも設けられているので、テレワークにも好都合な間取りですね。
出典:SUUMO 公式サイト 20坪の敷地で広く暮らす工夫が満載。ビルトインガレージや大収納空間「蔵」
公私を階で分けることができるので、「掃除をしっかりやっていつも綺麗に保つ場所」と「掃除はほどほでヨシ」とするゾーンを分けられるというのが、主婦目線ではすごく助かるなーと感じます。
2階をまるまるLDKで使えるので、招かれたお客さんも「狭小」という印象は全く受けないでしょう。
残念ながらSUUMOには価格情報が一切出ていないのですが、これって見方によっては顧客目線で良心的ですよね。
SUUMOに掲載されてしまうと、その家族がどのくらいの価格で家を買ったかバレバレ。
もちろん掲載するならオーナーさんの了解は得るのでしょうが、ミサワホームの実例はどれも価格が載っていないので、「オーナーさんのプライバシーは守る」というスタンスなのかもしれません。
もしそうだとしたら、SUUMOユーザーとしては残念ですがオーナーさん目線で考えると好感が持てます。
縦方向の空間を有効利用できるという点が魅力的な「蔵」がご自慢のミサワホーム。
30坪の家を建てる場合の価格は、高すぎず安過ぎず、「ちょうど良い価格帯」というのも支持されるポイントです。
他にも、価格については以下の内容をインプットしておきましょう。
- ミサワホームの坪単価はおよそ70万円
- 本体のみの価格は2100万円前後で、約10%の値引あり
- 看板商品「蔵」の有無で坪単価が変わる
- 価格のシミュレーションは「MISAWA WEB DIRECT」が便利
- 価格を抑えたいのであれば、坪数そのものを考え直してみることも大事
ミサワホームは、ローコストでもなくそこまでハイグレードでもなく、価格的には「手を伸ばせば届くところにある、ちょうど良いメーカー」といったところ。
それでいてデザイン性や性能へのこだわりも感じられる、非常にコスパの高いハウスメーカーです。
有名メーカーで新築して見栄を張りたい気持ちもあるけど、予算的にはあまり余裕がない。
そんな時に頼れる「高見え、プチプラファッション」的なメーカーと言えるでしょう。
平屋建ての総合情報
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