床材 無垢 かえで

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無垢の床材としてかえでの価格帯は中ぐらい、それでいてキズなどにも強い床材です。

 

しかし、無垢であるため独特の色合いが汚れに弱い。

 

そこでメンテナンスに気を取られるぐらいならば、かえでの床材が汚れてしまうのはしょうがない、そんな心持が大切そうです。

 

 

カナダの国旗には、かえでの葉が描かれています。

 

それほど、カナダ国民にかえでは愛されているかのですが、その理由で一番にあげられるのは紅葉の美しさ。

 

国旗のかえでの葉は真っ赤、国のイメージカラーも真っ赤です。

 

それに加えて、カナダ国旗に用いられているかえでは「さとうかえで」という種のものだそうで、メイプルシロップが取れるとか。

 

まあ、カナダ人といえばメープルシロップ。

 

紅茶に入れる、パンケーキにかける、更にはビーフやチキンにもたっぷりかけてしまうもの。

 

日本人にはちょっと、困った感じになってしまうのですが、メープルシロップに対するカナダ人の思い入れは特殊なもの。

 

メープルシロップは開拓時代、食べ物がなく冬を乗り切るのに必須な食材、原住民から教わった特別な食べ物。

 

だから、異常なほど思い入れをみせるのですね。

 

そしていわゆるメープルと建材にもちいられる、かえでとはちょっと違うようです。

 

さて無垢の床材としてみると、かえでの価格帯は中ぐらい。

 

銘木と言われるローズウッドやウォールナットなどよりは安く、スギやヒノキといった日本家屋お馴染のものよりは高い。

 

最もスタンダードなオーク材とほぼ同じ価格帯、床材として用いやすい価格なのです。

 

それでいて、キズやへこみ、摩耗にも強いという床材にもってこいの素材。

 

色目はピンクがかった白、明るいイメージの部屋にはピッタリとなります。

 

ちょっと落ち着いたイメージの部屋にするならオーク、明るくしたいならばかえで、そんな風に使い分けるのです。

 

木目にも独特の風合いがあるのがかえでの特長。

 

スギやヒノキはまっすぐな木目が魅力ですが、もっと複雑できめ細かい木目になっています。

 

さて、無垢の床材の場合気になるのが手入れなのですが、かえで独特の色目は汚れやシミが目立ちます。

 

それらを考えると、無塗装やオイル仕上げはメンテナンスに非常に手間がかかりそう。

 

代わりにウレタンの塗装を使えば、無垢材の風合いもそのままに美しさを手間をかけずに楽しむことができるのです。

 

せっかく無垢の床材を用いるのだから、ウレタン塗装などで皮膜を造ってしまうのがもったいない。

 

そんな声もありますが、かえでの床材を大切にするばかりに、子どもの食べこぼしなどに眉を吊り上げる。

 

、、、どう考えても幸せな日々とは言い難いもの。

 

ならば、無垢材の風合いは少々我慢するとしてでも、ストレスがたまらないウレタン塗装をするというのよいのではないか？

 

そんな風に、私は思うのです。

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