無垢床材の「味」を生かすお手入れ方法を知っておこう!
無垢の床材はお手入れが難しい。
そんなイメージが定着しています。
実際、合板のフローリングとは違った繊細さがありますので、ケア方法を誤るとせっかくの無垢床材ならではの“味わい”を台無しにしてしまうことも・・・!
美しい経年劣化を楽しむためにも、あらかじめお手入れ方法を勉強しておきましょう。
無垢の床材は、生きています。
だからこそ、自分のお肌をケアするように、素材の性質を理解したメンテナンスが必要なのです。
無垢の床材の魅力は、経年劣化さえも“味わい”になること。
日焼けしやすかったり、傷がつきやすかったり凹みやすかったり・・・と耐久性の面で難点はありますが、その変化がみすぼらしく見えないんです!
独特のツヤ、光沢が増してきますし、色のバラツキもヴィンテージ感があって素敵なんですよね。
「無垢床材の美しい経年劣化が決め手で中古の平屋を購入した」という友人もいますよ。
ただ、日常的なお手入れの方法を間違ってしまうと単なる劣化で終わってしまいます。
樹種や表面の加工方法によって適切なお手入れの方法は異なりますので、まずはその性質をよく理解することが大事ですね。
塗装しているのか、していないのか。
オイル仕上げなのか?ウレタンなのか?
最低限、ここは理解しておく必要がありますよ。
例えば、無塗装(オイル仕上げ)の場合は水拭き掃除がNG!
表面をカバーするコーティングがない状態なので、水がそのまま染み込んでシミになってしまうリスクが高いのです。
無垢の床材の場合、塗装・無塗装を問わず基本的なお手入れとしては①掃除機でゴミを吸って → ②乾いたぞうきんで拭く という工程で十分!
気になる汚れは固く絞った雑巾で拭いて、最後に必ず乾拭きしましょう。
無垢材はとにかく水分に弱いので、水拭きし過ぎるとシミが残ったり、油分が抜けてカサカサになってしまったりするのです。
私たちの肌でも、洗いすぎると必要な脂分がなくなって乾燥しやすくなったりしますよね?
無垢の床材もそれと同じで、自然素材ならではのデリケートさがあるのです。
ただ、やはり乾拭きだけではどうにもスッキリしない時もありますよね。
なんだか床が汚れている、気になる・・・という時は、ちょっとスペシャルなお手入れをしてみましょう。
一般的に最も多く使われているオイル仕上げの無垢床材には、「アウロ」というワックスがオススメ!
AURO アウロ No.431 天然床ワックス(清掃用) 1Lの最安値はこちら
このワックスを「バケツ1杯の水にキャップ1杯」程度の濃度に薄めて、その溶液で絞った雑巾で床材を拭きます。
洗顔にたとえると「保湿成分が入った洗顔料で洗う」というイメージで、床材に必要な油分を補充しながら汚れを落とすことができます。
汚れの程度に合わせて、必要に応じて濃度を高くするとより効果的ですよ。
ちなみに、日常的によくある「うっかり汚れ」には以下のようなお手入れが有効です。
ソースやマヨネーズ、ケチャップなどをこぼしてしまった!
中性洗剤を溶かしたぬるま湯でよく絞った雑巾で拭きましょう。
油性ペンをつけてしまった!
軽度な汚れは消しゴムで落ちます。
落ちない場合は、こちらのようなベンジンをつけた布で拭きましょう。
イザという時、焦って間違ったお手入れ方法でケアしてしまうと被害を拡大させることになります。
家を建てるなら、あらかじめ床材の性質を理解した上で「適切なケア法」についても学んでおきたいところですね!
平屋建ての総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- おすすめランキングを発表!外せないのはこの3つ
- レッドパイン
- ヒノキに憧れる理由
- 水回りはどうする?我が家はヒノキで生活が変わった
- オーク
- 松
- ヒバが持つ不思議な力
- 柔らかい無垢床材の桐!その魅力で夫婦仲も円満になった話
- チェリ-の特徴
- ブラックチェリー
- バラの香りがするローズウッド
- バードアイメープル
- 無垢床材で人気の「栗」って実際どう?特徴と価格相場
- 杉
- 憧れのウォールナット
- カリン
- カバ桜
- くるみ
- カラマツ
- コルクの柔らかさは格別
- タモ
- 癒し効果が高い、ヒバ
- メ-プル
- 一風変わった素材、竹
- かえで、最適な選択肢だが汚れが目立つ
- ナラの特徴
- どんなメンテナンスが必要?
- ワックス掛けについて
- ありがちな修復の失敗
- ペットがいる場合はどうするのがベスト?
- 失敗しない張り方
- 安く・キレイに仕上げる裏ワザ、DIY
- ネットで激安で買ってDIY
- やっぱりアウトレットがオトク!安い理由と購入の注意点
- オイルフィニッシュは自然な仕上がりが魅力
- 「ウレタン塗装」と「オイル塗装」の違い
- ホットカーペット使いたいけど大丈夫?
- 価格は種類によってここまで違う
- 理想的な厚さ
- 硬さが持つ影響力
- 色から選ぶ方法
- 気になる傷を何とかうまく補修する方法
- キッチンに無垢は可能なの?
- コーティングは必要?
- 古材を使った場合のデメリット
- 床材によって固定資産税が変わるって本当?
- 自然塗装の注意点
- 傷つけずに掃除する方法
- 無垢材の反り対策と修繕法
- ホットカ-ペットも使える最強の床材はxxだった!
- 水回りにおいて耐水性を高める方法
- 柔らかい種類だと、やはり傷が付きやすい?
- 幅広は高級感がでる
- 補修は意外と簡単にできる
- 楽チンなメンテナンス方法を発見!
- 意外と水に強い
- パナホームでの床選び
- 積水ハウスでの床選びの注意点
- 安心低価格の県民共済住宅での床選び
- メリット、デメリットをおさらい