トヨタホーム ミサワホーム 比較

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トヨタホームは無難、ミサワホームは個性的、これが両者を比較した感想。

 

トヨタホームも家の強度など基本的なところは押さえていますが、ミサワホームはプラスアルファがすごい。

 

もちろん、その分坪単価は比較的高めにはなるんだワン！

 

トヨタホームがミサワホームの完全子会社化を発表したのが昨年末。

 

以前から関係が深かったトヨタホームとミサワホームだけに、それほど驚きはありませんでした。

 

人口減少が避けられないトレンドとなっている日本だけに、住宅の市場は縮小するばかり。

 

それを見越しての両者の動きですから、恐らく今後、資材の調達や新製品の開発を共同でおこなうなど合理化の動きがあるのでしょう。

 

しかし、子会社化からまだ日が浅いせいでしょうか、トヨタホームとミサワホーム、両者の動きにはそれほど目立ったものはありません。

 

現在のところは、完全に別の会社といった様相。

 

お互いの家造りのノウハウを共有しあえば、さぞかし素晴らしい住宅が建つだろうにと、考えたりするのですが。

 

両社を坪単価で比較すると、トヨタホームもミサワホームもは55?80万円。

 

ほぼ同じクラスの住宅メーカーと言えるでしょう。

 

例えば、平屋で比較してみると、ミサワホームの「スマートスタイル」もトヨタホームの「シンセピアーナ」も坪単価は50万円強。

 

ベーシックなタイプで比較すると、ほとんど差がないという結果になります。

 

ここにミサワホームらしい、余裕の収納システム「蔵」を加えると、坪単価は10万円ほどアップ。

 

次に、ミサワホームが推しているウェブを使った直販方式の「ソーラーマックス」の平屋で比較。

 

こちらは10kWという太陽光発電システムを搭載して、坪単価は80万円程度ですから30万円ほどのアップとなるのです。

 

一方、トヨタホームの平屋のバリエーションを見ていくと、数多くのプランは提案されてはいます。

 

しかし、太陽光や蔵といったウリを持つ、ミサワホームのようなバラエティさには欠ける印象です。

 

ただ、平屋の家に住めればいいと考えるならば、トヨタホームもミサワホームも同じようなもの。

 

しかし、それぞれの住宅メーカーのセールスポイントで比較すると、当然、値段は高くなりますがミサワホームのほうが個性があります。

 

工法で比較すると、トヨタホームが手がけるのは、軽量鉄骨を使用したユニット工法や鉄骨軸組工法。

 

一方、ミサワホームが主に手がけるのは、木質パネルを接着していくというプレハブ工法や鉄骨を用いたユニット工法。

 

特長で比較すると、トヨタホームに使われている鉄骨が太いとか、工場で徹底的に管理・製造されるとか。

 

ミサワホームの制震装置「エムジオ」は50万円程度で設置ができて、コストパフォーマンスが高いとか。

 

住宅の工法や構造については、それぞれ長所も短所もありますから、比較して一概にどちらが優れているとは言いづらいものです。

 

ただ、平屋同様、通常の住宅でも個性だけで比較すると、ミサワホームのほうが際立っています。

 

ミサワホームにひかれる要素があるならば、ミサワホーム以外の選択肢はないのではないでしょう。

 

一方で、良くも悪くも、無難なのがトヨタホームなのです。

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