賃貸住宅のリフォームとリノベーション

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賃貸住宅は、やっぱり新築物件が人気。

 

築年数が古くなってくると、内装を新しくするだけでは入居者が入らなくなってしまいます。

 

そこで、空き室対策として人気を集めているのが、リノベーションです！

 

住宅関係の雑誌を見ていると、「リフォーム」や「リノベーション」といった横文字がよく出てきます。

 

賃貸住宅の検索サイトも例外ではなく、「リフォーム済み」とか「デザイナーズリノベーション物件！」なんて謳い文句が飛びかっていますよね。

 

リフォームはなんとなく知っているけど･･･リノベーションって一体何！？

 

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

リフォームとは、簡単に言うと原状回復。

 

賃貸住宅なら、古い壁紙を新しく張替え、床の傷を修復し、古くなったキッチンを新品に･･･と、古いものを新しくするというイメージです。

 

「マイナスになっていたものをゼロまで戻す」と表現すればわかりやすいでしょうか？

 

一方のリノベーションとは、「マイナスになっていたものをプラスに上げる工事」。

 

原状回復を通り越して、全く新しいものを作り上げることです。

 

人が住んでいれば、壁紙を汚したり床を傷つけたり、水回りの設備が汚れたり･･･と家は劣化します。

 

ですから、賃貸住宅を借りる際、前に誰かが入っていた部屋であればリフォームされているのは当たり前ですよね。

 

逆に、リフォームされていない部屋を貸し出す不動産屋ってどうなの！？と常識を疑うレベルです。

 

（ただ、リフォームしていないからべらぼうに家賃が安い！という物件もあります。）

 

一方、リノベーションとは、必要最低限のこと以上に手をかけた物件だということ。

 

例えば私は、今の物件に入居する前に、大家さんが「自分の趣味を詰め込んだ」と豪語するリノベーション賃貸住宅を内覧したことがあります。

 

戸建ての賃貸住宅が5棟並んでいるエリアでしたが、そのうちの一軒だけが完全に南フランス！

 

他の4棟は白いサイディングの「THE賃貸」とも言えるシンプル～な外壁でしたが、その一棟だけはレンガ。

 

内装も、ウォールナット調の床材にペールトーンのピンクの壁紙、天井にはシーリングファンがくるくる回っていて、洗面台や水栓はオリュス！という徹底ぶり。

 

キッチンも、ミノッティクッチーネ風のラグジュアリーなデザインでした。

 

これはちょっとやり過ぎな感もありますが、リノベーション賃貸住宅ってこんな感じ。

 

デザイン面、機能面であれこれこだわりが感じられるのが特徴で、その分だけリフォーム物件に比べて家賃が数万円高めに設定されていることが多いですね。

 

既出のリノベーション物件、私はかなり心が揺れました･･･。

 

「たとえ賃貸住宅でも、いや、賃貸だからこそこのくらいこだわりのオシャレ物件に住んでみても良いのではないか」と。

 

結果的には「家賃が高過ぎる！それに、なんか落ち着かない」という夫の一言で諦めましたが。

 

独身のキャリアウーマンなら、迷わず即決する方もいるのではないかと。

 

昨今は賃貸住宅も飽和状態ですから、大家さん側も「なんとか他の物件と差別化して人を呼び込みたい」ということで必死。

 

リフォームのみならず上記のようなプレミア感のあるリノベーション物件を秘密兵器として用意しているところも少なくありません。

 

こだわりのリノベーションが施された賃貸住宅をピンポイントで探したい！

 

ということであれば、SUUMOやHOMESなどの賃貸住宅検索サイトでも紹介されていますのでチェックしてみましょう。

 

「リフォーム物件」「リノベーション物件」で条件を絞り込んで物件を検索することもできます。

 

リノベーションの場合はまだまだ物件数が少ないですが･･･中にはプロのデザイナーが手掛けたお宝物件もあります。

 

いろんなタイプの物件に住むことができるというのが賃貸暮らしの最大の魅力。

 

ぜひ、マイホームではできない冒険を！

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