賃貸住宅 クレームと苦情

ホーム ＞ 後悔しない賃貸住宅の選び方 ＞ 賃貸住宅でご近所から言われたクレームと苦情を穏便に解決する方法

ツイート　　

 

賃貸住宅とはいえ、お隣さんになったのは何かしらのご縁があるということ。

 

相手の行動にイラっとすることもあるでしょうが、そこはできるだけ穏やかに対処したいものです。

 

テレビ、掃除機、洗濯機などの家電が発する音や、楽器の音、オーディオの音、そして子供の泣き声。

 

自分にとっては全く気にならない音でも、人によってはそれを不愉快と感じることもあります。

 

実際、賃貸住宅でクレームを寄せられたり隣人とトラブルになったりするのは「音」が原因になるケースが多いのだとか。

 

「お互いさまだ」と思っていたのに、ある日突然、管理会社から「騒音に関して苦情がありました」と言われてショック！･･･これ、決して他人事ではありませんよ。

 

一戸建ての賃貸住宅であれば、マンションなどでよくある「足音」の苦情は少ないかもしれませんが･･･。

 

友達を招いた時などは、ついつい声の音量も上がりがちですから注意が必要です。

 

とはいえ、子供の泣き声は親がコントロールしようと思ってもどうしようもありませんよね。

 

そのような場合は、苦情を言われる前に手を打ちましょう！

 

隣の人と顔を合わせる機会があれば、「いつもうるさくてすいません。ご迷惑かけていませんか？」と相手を気遣う一言を。

 

この配慮があるだけでも、心証はずいぶんと違ったものになります。

 

また、賃貸住宅で音漏れが気になるのであれば、遮音カーテンで対策を！

 

 

我が家も、これで夜泣き期を乗り切りました。

 

自分の行為が原因で近隣から苦情を寄せられるのも心苦しいですが、逆の立場もまた悩ましいものです。

 

例えば、毎晩、深夜に大音量でTVを見ている音がする。

 

朝早くから窓を開け放して掃除機をかけている。

 

お客さんを招いて、深夜までドンチャン騒ぎをしている。

 

子供たちの泣き声や金切り声がダダ漏れ。

 

家の前の駐車場に止めている車に石ころを投げつけられた･･･etc

 

･･･子供の泣き声はどうしようもないとしても、何かしらフォローが欲しい！と思ったりしませんか？

 

しかし、そんな時、相手に直接クレームをつけたり苦情を言ったりするのは危険です。

 

それなりに親交があるお隣さんで、世間話程度に「そういえば、ちょっと気になって･･･。」と言える間柄であれば良いでしょうが･･･。

 

全くお付き合いのない人の場合、相手がどんな出方をするかわかりませんよね！？

 

賃貸住宅の場合はそのようなパターンが多いのではないでしょうか。

 

逆切れされて、ヒドイ仕返しをされる可能性もゼロではありませんので、賃貸住宅で苦情やクレームを言いたい場合は管理会社に伝えましょう。

 

「複数の方からこんな苦情がありましたので、注意してください」と、注意を喚起してもらえるはずです。

 

隣人同士のトラブルを避けるために、普通はクレームをつけた相手の名前は伏せてもらえますが、「匿名でお願いします」と念を押しておくと安心ですね。

 

ちなみに、「苦情」と「クレーム」はどう違うのでしょうか。

 

一般的には同じ意味で使われることも多いですが、苦情は不平不満の「感情」を伝えることであるのに対して、クレームは「権利を主張する」という意味。

 

例えば、賃貸住宅の隣人が深夜にバカ騒ぎをしていてうるさいという場合。

 

「うるさくて眠れないんですけど！」と単に文句を言うのは「苦情」ですね。

 

一方、「私にはゆっくり眠る権利がある。寝不足で体調を崩したので、通院費を請求します。」と権利を主張し損害を請求するのはクレームです。

 

隣人の問題行動に対して、自分はどうしてほしいのか。

 

単に「不愉快だ」という気持ちを伝えてそれをわかってもらえれば満足なのか？

 

それとも、解決に向けた具体的なアクションが欲しいのか。

 

まずは自分が相手に何を要求したいのかを整理してみましょう。

 

その上で、もし後者なのであれば、何かしらの証拠がないと管理会社も相手も動いてくれないでしょう。

 

音がうるさいなら、録音しておけば「どんな騒音なのか」「どのくらいうるさいか」が伝わりやすくなりますね。

 

苦情を言えばスッキリするタイプもいれば、クレームをつけて状況を変えてもらわないと気が済まない方もいるでしょう。

 

いずれにしても賃貸住宅にトラブルはつきものですし、できれば、「お互いさま」の精神である程度のことは流して欲しいものですね。

ツイート　　

スポンサーリンク