太陽光発電 メリット デメリット

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太陽光発電のメリット・デメリット。良い面ばかり見るな!

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太陽光発電は導入するタイミングかどうか?

 

今家を買う、もしくは建て替えを検討しているのならば、真剣に悩んでいる問題だと思います。

 

そこで、私が思う太陽光発電のメリットとデメリットについてまとめてみました。

 

私が思う、太陽光発電のメリットVEST3

太陽光発電のメリットで調べてみると、沢山出てきますね。

 

細かいものは専門家にお任せして、ここでは私が考える太陽光発電のメリットを、その理由と併せてご紹介します。

 

売電収入が得られる
電気代が抑えられる
災害時・停電時に電気が使える

 

1.売電収入が得られる

何と言ってもこれでしょう。

 

どんなキレイ事を並べても、お金になる、という一言には人間は勝てません。

 

発電量ー自分が使った分の電気=余った電気を電力会社に売って収入を得る

 

これが一番の理由でしょう。

 

最近では、その利益をローン返済の当てにした「ゼロ円住宅」なるものまで生まれています。

 

確かに売電収入は、太陽光発電を導入する最大のメリットであることに間違い有りません。

 

がしかし、これは諸刃の剣であることも間違いないと私は考えています。

 

2.電気代が抑えられる

太陽光発電を導入すると、自分で発電できるようになりますから、光熱費はオール電化にしてしまえば、ゼロ円です。

 

夏場と冬場の電気代は、馬鹿にできません。

 

我が家では、7月、8月、9月、12月、1月、2月に3万円とか、4万円とかになりますから。

 

それが無くなると考えると、年間で約20万円ぐらいの節約になるでしょう。

 

こういったセールストークもあるようでしが、しかし、これにも落とし穴があることに気がついている人は少ないです。

 

3.災害時・停電時に電気が使える

これは有難いですね。

 

私も最近であれば、大震災の後の計画停電が大変困りました。

 

まだ暑くなる前の時期だったから良かったのですが、もしあの計画停電が夏場にやってきたら、、、考えるだけで恐ろしいです。

 

エアコンが使えず灼熱地獄と化す、採光抜群の南向きリビング。

 

それだけでなく、冷蔵庫の中のモノが全て腐ってしまいます。

 

生活そのものが成り立たなくなる可能性があります。

 

が、太陽光発電があれば、こういった万が一の際にも大活躍してくれますね。

 

私が思う、太陽光発電のデメリットVEST3

太陽光発電が売れている昨今、ネコも杓子も太陽光発電のメリットばかり取り上げています。

 

デメリットも掲載しているサイトもありますが、最終的には太陽光発電の見積りを勧めるものが多いです。

 

そういった操作された情報に踊らされず、自分の判断できるように、冷静な頭で一度考えてみてもらいと思い、私の考える太陽光発電のデメリットをご紹介します。

 

設置コストがかかる
定期的なメンテナンスが必要
屋根に負担がかかる

 

1.設置コストがかかる

一番のデメリットは、これです。

 

新築で太陽光発電を設置しようとすると、坪単価が約10万円ぐらいアップします。

 

単純計算で30坪だとすると、300万円ですね。

 

この太陽光発電の導入するための費用をペイするために、何年かかるでしょう。

 

考えてみたこと有りますか?

 

一年20万円の光熱費がゼロ円になったと考えて、15年。

 

売電収入があったとしても、固く見積もって10年は見ておく必要があるでしょう。

 

そして、だいたいのものは設計の寿命が10年です。

 

エアコンも10年以上経つと、発火の恐れがあります、とか怖いこと書かれています。

 

太陽光発電のパネルも、どうように設計の寿命が存在します。

 

どれだけ頑張っても、やはり10年ぐらいが寿命だと考えておくのが良いでしょう。

 

完全に壊れることは無いでしょうが、何かしらのメンテナンスや交換が必要になってくるはずです。

 

初期に導入したものであればあるほど、技術が成熟する前に設計されたソーラーパネルとなりますから、予想外の不具合が発生する可能性を秘めています。

 

そういった経年劣化の発想を持って導入を決断しているのなら問題ないのですが、そこまで考えて導入を決断した人は少ないでしょう。

 

売電収入が得られます。
ローンに充当できます。

 

といった謳い文句に振り回されて、夢ばかり見て導入した人が後悔している例が多いと聞きます。

 

2.定期的なメンテナンスが必要

これは何も太陽光発電に限ったことではありません。

 

エアコンでさえ、2,3年に一度はクリーニングが必要になってくるでしょう。

 

その都度、エアコンであれば1万円弱が必要となり、購入金額の30%程度がメンテナンスコストとして必要になってくるわけです。

 

メンテナンスコストについて、機会についてはだいたい相場は一緒ですから、太陽光発電に関しても、10年、20年、30年、といった節目ごとに、20から30%程度のメンテナンス費用がかかると思っておくとよいでしょう。

 

どんなメンテナンスが必要になるのかは、その場合によって変わりますから一概には言えませんが、10年後に100万円ぐらいはかかるのではないか、と心づもりをしておく必要があるでしょう。

 

太陽光発電に直接関係のあるソーラーパネル自体の故障だけでなく、次に紹介するデメリットでもある、屋根へのダメージ、が高くついてしまう可能性もあります。

 

3.屋根に負担がかかる

太陽光発電のデメリットで、最も恐ろしいものが実はこれではないかと私は考えています。

 

ソーラーパネルの重量がどれぐらいあるか、考えた事ありますか?

 

だいたい、1平方メートルあたり15kgです。

 

30坪の住宅の場合、屋根の面積は80平方メートル前後が一般的です。

 

屋根面積に対し、最大で90%程度ソーラーパネルを載せてみたと仮定すると、屋根にかかる負荷は、ソーラーパネルだけ見て約100kgです。

 

ソーラーパネルを固定するための金具などの必要設備まで考えて、約130から150kgとしておくのが妥当でしょう。

 

すると、何十年もの間、屋根に130から150kgの重量がかかり続けるわけです。

 

130kgって相当な重さですよ。

 

屋根に重さがかかるということは、そのまま家の柱であたり、基礎、建っている土地にも負荷がかかってくるわけです。

 

その負荷を分散させるために、住宅側の構造設計の技術が進んでいるのは間違いないでしょうけれど、築20年も建った家の場合は?

 

そんな重たい屋根を持つ構造なんて考えられなかった時代に建てられた家には、この重量は酷なのではないでしょうか。

 

太陽光発電のデメリットとして、ソーラーパネルの重量だけでなく、屋根に穴を開けることによる雨漏りも、増えています。

 

考えてみてください。

 

一度でも雨漏りしてしまったら、家の柱は水浸しになっている、ということですよ?

 

雨漏りして、柱が水浸しになってしまっても、住宅メーカーは家の建て替えをしてくれません。

 

雨漏り工事はしてくれるでしょうけれど、水浸しになった柱の交換はしてくれません。

 

その後、家を建て替えるまで、その柱で過ごすことになるわけです。

 

腐った時のことを考えたら・・・

 

売電収入だけが目的であるならば、辞めたほうが良い(個人的な意見です)

太陽光発電のメリットとデメリットを見てみました。

 

私の考えとしては、太陽光発電の導入の動機が売電収入を当てにしている場合、あまりにも危険すぎる行為だということ。

 

ローンに充当できるとか、副収入が得られるとか、そういった発想を持っているならば、なおさら危険です。

 

今手に入っていないものを当てにするのは、ギャンブルです。

 

その結果、後悔している人が後を絶たない現実を知っているのでしょうか。

 

エコな生活をしたい、地球に負担をかけないためにも、といった考えで太陽光発電を導入するのであれば、良いかと思います。

 

空き地の資産活用としての太陽光発電もメリットが多いと思っています。

 

しかし、住宅に導入するのは、まだ時期尚早と考えます。

 

もう少し、ソーラーパネルの軽量化や、失敗事例が増えてから導入してもいいのではないか?とタイミングを見ているのも事実です。

 

適切な判断をするためには、常に最新情報を入手するように気をつけること、あとは複数の会社で見積を定期的に取って、価格の変化、機能の変化を見定めるのも必要だと考えています。

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