床材 ナラ 価格

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数10年もの長期間熟成される、ウイスキーの樽にも用いるナラ。

 

部位によって価格差はあるものの、価格もそれほど高くないので、床材としても最適の素材です。

 

日本の住宅の床材でもナラが最もよく用いられているといわれます。

 

世界５大ウイスキーといえば、スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、そしてジャパニーズ。

 

近年では、日本のウイスキーが世界中で高い評価を受けています。

 

この様な嗜好品にバツグンの嗅覚を持つのは中国人。

 

ネットオークションの市場でも、日本の入手困難なウイスキーの相場は上がっており、落札者はほとんどが中国人。

 

そんな、日本のウイスキー「らしさ」といえば、熟成用の樽に用いられる、ナラ材独特のフレッシュさ、まろやかさ。

 

特に、サントリーの「白州」なんてたまりませんよね、、、。

 

、、、最後は私の嗜好の話になってしまいましたがウイスキー樽の素材には強さと加工性の高さが要求されます。

 

数10年と長期間にわたって原酒を熟成・保存するタフさは当然、床材にも好適なのです。

 

日本にも広く分布するナラ（オーク）材は、世界中に輸出されるほど人気の素材。

 

特長は、独特の虎斑と呼ばれる文様と褐色の色目です。

 

そして、ウイスキー樽で役割を終えたナラも、床材として再利用されています。

 

その名も「サントリー樽ものがたり・フローリング材」、価格は定価で１万円強／平方m。

 

ウイスキー樽は、人気の国産ナラ材の柾目のものばかりを用いて作ります。

 

ですから床材としても最良の素材、もちろん特長である虎斑も入っています。

 

ウイスキーを連想させる琥珀色にカラーリングされたの「山崎」という床材もラインナップに加わっています。

 

通常のナラで無垢の床材ならば、柾目で床暖房にも対応した最高級のタイプで、実売価格が1万5,000円／平方m。

 

板目も混合したようなタイプならば、実売価格で5,000円弱／平方mといった具合。

 

手が出ないほど高級材というわけではありません。

 

そして、先ほど述べたとおり木目も美しい上に、針葉樹ほど柔らかくないのでキズにもある程度の強さがあります。

 

また、色目も白っぽいので、様々な塗装とも馴染みやすいのです。

 

ですから、ちょっと暗めの植物オイルで仕上げたナラの床材は、ウォールナットのような色目にもなります。

 

この様に非常に使い勝手が良いので、床材として使われている割合は、日本で一番高いのではないでしょうか？

 

注意すべきは、ナラは非常に水分を含んだ樹種なのでじっくり時間をかけて乾燥させた物を床材として使うこと。

 

値段ばかりにひかれて安価なモノを購入してしまうと、乾燥が足らずにソリが出てきたりする可能性があります。

 

ナラの場合は特に、多少価格が高くても、住宅メーカー推奨のメジャーどころの床材を用いたほうがよいかもしれません。

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