注文住宅 新築 間取り 勝手口

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玄関と別につくられた台所のそばにある出入り口、勝手口。

 

イメージは御用聞きが出入りするような場所といったもの。

 

御用聞きなんて、最近では姿を見かけなくなりましたから、勝手口もすっかり用なしの存在のようにも思えます。

 

しかし、いまだに新築の間取りを考えるときには、勝手口をつくろうか迷う人も多いようです。

 

何に使うのか？もっぱらゴミ出し、勝手口の外に大型のごみ箱を設置しておき、収集日までそっちにためておくという家は多いもの。

 

勝手口と犬走りをセットで整えておくと、ゴミの収集日にはリビングなどを通らずに、収集場所まで持っていくことができますね。

 

それ以外の勝手口の役割としては通風や採光、万が一の場合の非常口といった具合。

 

一方で、防犯の面から出入り口はなるべく少ない間取りがよいと考える人もいるようです。

 

しかし勝手口はゴミを出すのに必要というのならば、はき出し窓でも充分。

 

マンションの間取りを見ると、ないところがほとんどというのが勝手口。

 

一戸建て・新築で注文住宅だからといって、張り切ってつけなくてはいけないといった類いのものでもなさそうです。

 

また、土地と延床面積に余裕がないと勝手口を設けるどころではないといった声もありそう、平屋建ての場合ならばなおさらです。

 

暮らし方によるし使い方によるのが勝手口、絶対に間取り上必要というものでもありません。

 

さて、最近ではファミリーエントランスやシューズクロークを設ける間取りが流行っています。

 

メリットはサンダルや、外で使う道具を固めておけるので、

• メインの玄関がいつもスッキリする、
• 使い勝手もよい

といったところ。

 

確かに便利ですし、あった方がいい間取りではあるでしょう。

 

しかし、これこそ延床面積に余裕がないと設けるのは不可能、制限があるならば居住スペースに少しでもまわしたいところです。

 

ここで、はたと勝手口のことを思い出すことになります。

 

昔ながらの勝手口の使い方なら、近所の人の出入り口、もらった泥の付いた野菜を下洗いするというというものもありました。

 

ここまでくると土間や水道もセットで必要なのですが、えらく使い勝手がよい第２の玄関といった風。

 

、、、まるでファミリーエントランスのようではないですか。

 

例えばファミリーエントランスをスロープで設け、車イスで出入りすることを考えるならバリアフリーという観点でも満点。

 

高齢者が住むことを想定した平屋建ての新築・注文住宅ならば検討の価値がある間取りということになります。

 

勝手口、こう書くとえらく古い物のようですが、観点を変えるとファミリーエントランスです。

 

昔ながらの間取りにあるようなものは、やはり使い勝手がいいものが多いのだな、、、ちょっと勉強した気分になりました。

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