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老後に適した間取りを実現するには、新築・注文住宅が理想。

 

平屋やバリアフリーは基本的な条件、部屋数は少な目、和室は避ける。

 

こんな間取りが理想でしょう。老後の体の変化を考えるなら、新築で注文住宅を建てるのがベストなのです。

 

子育ても終わったから、これから後の人生は夫婦のためだけの人生を!!と思っているか、私だけの人生を!!と思っているか。

 

そんな事情は、それぞれの家庭によるでしょうからよくわかりませんが、無駄に大きな家に住み続けるのはムダが多いもの。

 

ならばコンパクトな平屋を注文住宅で新築して、私たちの老後のためだけのものにしようというのが近年のトレンドです。

 

しかし忘れがちなのは、平屋を新築しようと思った時点では予想しなかった変化が、それぞれの体に出てくること。

 

これから起こるであろう体の衰えを踏まえて注文住宅を建てなければなりません。

 

例えば、関節の痛み。

 

TVを観ていると盛んに、関節の痛みを和らげる、というサプリメントのCMが放映されています。

 

つまり、それぐらい関節の痛みは老化にはポピュラーな症状なのです。

 

では、どのように間取りを考えるかですが、関節の痛みで階段の上り下りがつらくなりますから、まず平屋は絶対。

 

車いすなどの利用も考慮すべきですから、段差をすべてなくしたバリアフリー。

 

こんな間取りが理想的ということになりますね。

 

さらに、布団の上げ下げなどでも苦労することが考えられますから寝室は洋間、ベッドがよいということになります。

 

各部屋のドアの開け閉めも面倒になってくるでしょうから、部屋数よりも広さにこだわった間取りにしたほうがよさそうです。

 

そうなると、空調を効かせる広さと光熱費のことを考えて高断熱・高気密の家がいいということになります。

 

また廊下をつくるとするならば、車イスでの生活を見越して、幅は広く取るべきですし、トイレや洗面所も広く作るべきでしょう。

 

数十年間を快適に過ごすための、新築の家なのですから、後から何かがあった場合のリフォームは考えるべきではありません。

 

この様に考えていきますと、和室は始めから造るべきではありませんし、フローリングもグリップ力に優れたものを選ぶべきです。

 

こういったところまで対応してもらおうとすると、建売ではまずうまくいかず、注文住宅が絶対条件になります。

 

後は耐用年数についても、考えていかなくてはなりません。

 

自分たちがいなくなった後に、注文住宅で建てた新築の家はどうなるのか？

 

転売を考えるならば、多少は高く売れる可能性がある耐久性をウリにしている住宅メーカーを選んだほうが良いでしょう。

 

またその次に使う予定がないならば、使われる材質も特に耐久性を配慮する必要は、あまりないはずです。

 

こういった要素を組み込んだ上での注文住宅。

 

かえって想像性が刺激されて、楽しいプランニングになりそうです。

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