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平屋は床面積に弱点がありますから、中二階といった間取りを設けるのは注文住宅・新築ならではの強みです。

 

中二階については参考になる間取りが住宅メーカーから発表されていますので、注文住宅・新築の検討時に参考にしてください。

 

家の中の最大の障害物といえば階段、特に足腰が弱ってくるような年齢になると、階段は非常にこたえます。

 

だったら、始めから階段をなくしてしまえばいいではないか？

 

という考え方の住宅が、最近流行りの平屋建て。

 

限られた敷地に建てるとなると、当然のことながら延床面積が狭くなります。

 

子どもたちが独立した後の夫婦だけのための住宅ならば、そんな平屋でも問題にならないでしょう。

 

しかし、階段での事故が怖いから、家族とのつながりを常に考えていたいからといった理由で平屋を新築・注文住宅で建てた場合。

 

延床面積が狭いというのはどうしても問題があります。

 

そんな場合に検討したいのは「中二階」、平屋だから表現に迷いますが、、、中二階を検討すべきでしょう。

 

住宅メーカー各社は注文住宅向けの商品として、そんなアイデアをそれぞれ持っているのです。

 

「平屋＋屋根裏部屋」というアイデアは三井ホームの「WESTWOOD」、

 

完全な二階ではなく屋根裏部屋という設定。

 

一階の上に二階が完全に乗ってしまっているのではなく、吹き抜けと一部が二階になっているような間取り、まさに中二階。

 

これならば、子どもが年頃になったころプライバシーが必要な場合にも、問題なく個室として機能するでしょう。

 

外観をみる限りは屋根の大きな平屋の建物ですが、中をみると一部二階建て、WESTWOODはそんなアイデアの商品です。

 

また、ミサワホームの「蔵のある家」でスキップフロアの下部を蔵＝収納として活用するという間取りもあります。

 

これだと延床面積が不足しがちな平屋にもかかわらず、豊富な収納スペースが確保できますから納戸が不要。

 

スキップフロアの段差でプライバシーもある程度確保できますから、年頃のお子様から不満が出ることもないでしょう。

 

新築・注文住宅ならではの中二階のアイデアならば、最もポピュラーなのがロフト。

 

収納スペースを大幅に増やすことによって、延床面積を広く取ろうという間取りになります。

 

これらの間取り、もちろん問題点は出てきます。

 

「WESTWOOD」の場合、建築費用は通常の二階建ての住宅とほとんど変わらないとか、「蔵」は使い勝手が悪すぎるとか。

 

家の中に巨大な段差を持ち込むスキップフロアはいかがなものかとか。

 

ロフトに付き物の細い階段を、歳を取ってから使うのは無理があるとか。

 

しかし限られた延床面積をクリアする間取りとしては、どれも新築・注文住宅ならではの秀逸なものばかり。

 

参考にするにはもってこいなのです。

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