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新築・注文住宅を選ぶ人ならば、ちょっとない間取りを実現させたくなりますが、その内の一つが土間でしょう。

 

土間は何かと便利なスペース、家が個性的になりますから新築・注文住宅にはぴったりです。

 

ただ、デメリットもとても大きいのですが。

 

土間と聞くとずいぶん昔の家にあるもの、最近すっかり絶滅した間取りのような気がしますが、実はそうではありません。

 

最近の間取りでは土間が復活してきています。

 

新築で注文住宅を考えるということは、自由に設計ができるということ、ならば間取りについても多くの可能性を検討すべき。

 

色々な間取りについての情報は、雑誌やテレビ番組などで可能な限り入れましょう。

 

でないと、後から「こんな手があったか！」と残念な気持ちになったりしがちです。

 

使い勝手がいい「土間」は検討すべき間取りなのです。

 

居酒屋の各個室をつないでいるような通路、土足で歩ける廊下を想像してもらうと、ほぼ「通り土間」のイメージになります。

 

メリットは各部屋に直接アクセスできるという点。

 

頻繁に来客がある家、例えば教室を自宅で開いている場合などは、来客の度に生活を乱されることになります。

 

そんな場合に通り土間を設けておくと、他の生活スペースにほとんど接触することなく人を招くことができるのです。

 

さらには趣味のスペースとしての土間。

 

これは玄関が広がった間取りを想像してもらえば間違いありません。

 

自転車、バイク、日曜大工の作業スペースが広く開いている間取りになります。

 

また、ちょっとした来客ならば土間で対応できてしまうという便利さも特筆もの、日常生活を悟られることがありません。

 

日々仲間が集まる家というのも楽しくて良さそうですが、その度にリビングなどに上げるというのもかなり面倒なもの。

 

そんな場合に、独立した個室に案内するにも、玄関で完結させるにも便利な間取り、それが土間。

 

新築・注文住宅ならではの間取りですね。

 

しかし便利な反面、デメリットも非常に大きいのが土間です。

 

何といっても居住スペースが狭くなる、特にスペースが限定されがちな平屋の場合、これが一番のデメリットとなります。

 

廊下をなくしましょう、なんて話と対極にあるのが土間なのです。

 

また安全性や居住性を高めるために、平屋の場合は特に段差をなくしましょう、という話は散々してきました。

 

これと真逆の方向にあるのが土間、通り土間の場合、家中段差だらけになります。

 

玄関を広く取る間取りの場合ならば車いすに対応していると考えることもできますから、返って好都合とも言えるかもしれませんが。

 

土間は非常に魅力的なスペースですが、高齢者とか平屋といった条件を付けると考えものかもしれませんね。

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