一条工務店 セゾン 断熱材

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イマドキはどこの住宅メーカーも「高気密・高断熱」を謳っていますよね。

 

それでも「断熱性能といえば一条」といわれるのはナゼ？

 

一条工務店「セゾン」の断熱性能について語る上でまず触れておきたいのは、採用している断熱材の種類。

 

一般的な木造住宅だとグラスウールを採用するケースが多いのですが、一条工務店ではウレタンフォームを採用していいます。

 

この断熱材は熱伝導率が0.020W／m･kという高性能なもの。

 

次世代省エネ基準が、I地域で0.35 W／m･k以下、Ⅱ～Ⅴ地域で0.53 W／m･kと決まっていますので、スペック的にもかなり優れた断熱材であることがわかります。

 

従来のグラスウールに比べて、「形が崩れにくい」「水に強い」というのもポイントですね。

 

さらにさらに、一条工務店では断熱材の詰め方にもこだわりがあります。

 

上記の高性能ウレタンフォームを構造材の外側と内側にダブルで重ねるような工法を採用していて（外内ダブル断熱構法）、結果的に「0.131 W／m･k」という驚異的な断熱性能を実現しているんですよ。

 

コレ、次世代省エネ基準の約4倍以上も熱を伝えにくい＝「基準値の約4倍以上の断熱性能を備えている」ということなんです！

 

一般的な住宅だと90mmくらいのグラスウールを充填しておしまいというメーカーも多いんですが、一条工務店のセゾンは「外側50mm、内側140mm」とかなり厚めに施工してあるそうなので、その厚みの違いもダイレクトに断熱性能に響くのでしょう。

 

他社の断熱施工と一条工務店のものを比較したイラストを見て、「一条工務店＝断熱性が高い」という評価が定着しているのも納得できました。

 

これだけの断熱性能を備えているからこそ全館床暖房にもできるし、月々の光熱費も安く抑えられる！･･･と、一条工務店のセゾンはおおむね好評価を受けています。

 

しかし、ちょっと残念なのは、高い断熱性能を守るために「一条ルール」なるものが存在すること。

 

業界トップレベルの断熱性や気密性を守るためには、間取りに制約をつける必要があるらしいんです。

 

なので、「一条工務店のセゾン、魅力は感じるけど、自由度が低いから他社で建てる事にしました」という方も結構多いんですよね。

 

また、床暖房そのものについての「本当に必要なの？」という疑問や、見てすぐにわかってしまうセゾンらしい外観デザインへの嫌悪感などから他のメーカーに流れていく人も。

 

断熱材の性能がどれだけ優れていても、トータルで見てバランスが悪いのはちょっとねえ･･･という判断は、ごもっともでしょう。

 

自分たちの生活にとって、断熱材・断熱性能の優劣がどれだけ大きな影響をもたらすのか、じっくり検討した上でメリットの多いメーカーを選ぶことが賢明だということですね。

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