一条工務店 セゾン 工期

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一条工務店のセゾンは、木造軸組工法を独自に発展させたモノコック。

 

その分、工期は長めになっています。

 

工期が長い分、作りは頑丈、さらには間取りの自由度も高いセゾン。

 

一条工務店が自信を持って売り出しているのもわかります。

 

一条工務店が手掛ける住宅は工法で分けると、木造軸組工法と木造枠組壁工法の２種類になります。

 

本格洋風建築として人気の「セゾン」が前者、木造軸組工法。

 

オール電化・床暖房が標準で付いてくる「アイ・キューブ」が後者、木造枠組壁工法。

 

柱と梁で骨組みを作り、そこに壁を貼っていくのが木造軸組工法で、日本古来の建築法。

 

近年はプレカット工場で部材を切り出し、現場で組み立てるという手法を使うので、随分工期が短くなったといわれています。

 

この工法に対して木造枠組壁工法になると、もっと標準化された部材を現場で組み立てていくという手法。

 

枠組みと壁がそのまま構造となりますから、柱を建てないですむ分、工期は短くなっています。

 

現場で働く大工さんに話を聞くと、まあ巨大なプラモデルを組んでいる感覚になるとか。

 

完成されたパーツを組み上げて行くので工期は木造軸組工法よりも短くてすみますし、施工ミスも起こりにくいというのです。

 

木造枠組壁工法、一般的にツーバイフォーかとシックスといわれる工法が流行っているのもわかる気がします。

 

一方、木造軸組工法を基本としているセゾンの場合、工期は少々長め。

 

これは、一条工務店に言わせると、従来の木造軸組工法とは異なった構造になっているためとか。

 

つまり壁と床にも十分な剛性を持たせて、柱や梁と一緒になって家を支えるモノコック構造を採用しているからというのです。

 

だから、セゾンの場合の工期はアイ・スマートより長い日本古来の木造軸組工法の住宅よりも、さらに長い工期が必要だとか。

 

現場の混み具合にもよると思われるので、一概にはいえませんが目安は10坪／月。

 

40坪の住宅を建てようと思うと、約４カ月は見なければいけない、これは少々長めといってよいでしょう。

 

同じ住宅メーカーのアイ・キューブや、他の住宅メーカーと比較しても工期が長くなる一条工務店のセゾン。

 

しかし、このモノコック構造は東京大学などの機関と長年研究をおこなってたどり着いたもの。

 

実物大の家に実際の地震の1.5倍の負荷をかけて強さを実証したものでもあるのです。

 

柱や梁に加えて、壁でも住宅を支える仕組みになっている、言わば良いところどりですから当然でしょう。

 

それでいて、基本は木造軸組工法ですから、間取りの自由度はアイ・キューブなどの工法と比較しても高いもの。

 

少々、工期が長いといっても充分我慢できる範囲ではないでしょうか。

 

ちょっとの我慢で、この先数10年の安心が手に入るのですから。

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