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長期優良住宅はメンテナンスコストがデメリットになる

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長期優良住宅にはメンテナンスの計画が必須でえすが、メンテナンスコストを考えると、それはすなわちデメリットといいかえることができます。

 

デメリットが大きいと判断したら、長期優良住宅をあきらめるのも手なのです。

 

長期優良住宅のデメリットとは

長期優良住宅とそれにともなう、減税やローンの減税・優遇制度は、それ自体はよい制度のように思えます。

 

しかし、国が考えている長期優良住宅の考え方と、住宅を建てる側の思惑が一致しないとメリットばかりとはいいきれません。

 

例えば、長期優良住宅制度がつくられた背景に「将来の優良な中古住宅市場の形成」というのがありました。

 

築15年もたてば資産評価がゼロになってしまう、そんな家を建てるのに、25年とか30年とかローンを組む。

 

これが当たり前にまかり通っている、現在の中古住宅市場はたしかに異常です。

 

だからといって長持ちする(であろう)長期優良住宅を増やせば、その点が是正できるのか?というのが大きな疑問。

 

長期優良住宅の制度ができて、まだ間もないこともあって不透明なのですが、制度の認定を受けた中古住宅が高く売れる。

 

そんな保証はどこにもない。

 

加えて長持ちする保証すらないのです。

 

にもかかわらず長期優良住宅の基準には、定期的な点検・補修などの計画を立てて、10年ごとに点検をしなくてはなりません。

 

もちろん点検の後にはメンテナンスが必要、これが実行されていないと長期優良住宅認定を取り消される可能性があります。

 

資産価値が評価されるかどうか不透明な住宅をメンテナンスし続ける、これは大きなデメリットではないでしょうか?

 

メンテナンスの元は取れるのか?

加えて定期的な点検とメンテナンスに、いくらかかるかは不透明なのが現状。

 

住宅メーカーは定期点検とメンテナンスをセットにした上での長期保障をウリにしています。

 

しかし、メンテナンスにかかる費用を一応明らかにしているのはへーベルハウスのみ。

 

「45坪2階建ての標準仕様の住宅で、30年目に400万円」これは、30年目までノーメンテナンスでいいという意味ではありません。

 

5年ごとの無料点検の結果見つかった不具合をメンテナンスしつつ、30年目に大規模メンテナンスをおこなって400万円。

 

「、、、長期優良住宅、メリットがないじゃん」そう思われる方は、認定なんかとらない方が良いでしょう。

 

認定を受けなければよいという答え

以前、他の記事でへーベルハウスの長期優良住宅について例をあげましたが、他のメーカーは長期保障の内容については明らかにしていません。

 

それで長期優良住宅を売っているのですからどうなんだ?なんて考えてしまいます。

 

夫婦のための平屋とか1代もてば充分の住宅には、長期優良住宅のメンテナンスの義務化はデメリットしかなさそうなのです。

 

もちろん、認定を受けないという選択肢があるのですから、その分まだマシなのかもしれませんが。

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