長期優良住宅 デメリット

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長期優良住宅のデメリットを知ることが大切!

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安心して長く住める長期優良住宅はメリットが多そうですが、その反面デメリットもあげられます。

 

例えば基準をクリアするための建築費の上昇、これは建てる人のデメリットです。

 

長期優良住宅が増えればいいことばかり、とはいかないようです。

 

コストがかかる長期優良住宅

長く住めるので新築を建てる経済負担が少なくて済む。

 

新築を建てるための住宅の解体ででる廃棄物を抑制できるので環境に優しい。

 

住宅が必要になった人も、優良な中古住宅を購入するという選択肢が増える。

 

これからは、役割を終えた適当な平屋が手ごろな値段で出回るようになるかもしれません。

 

、、、ここまで考えると良いこと尽くしのように感じる長期優良住宅ですが、物事には裏の面、デメリットもあるものです。

 

まず気が付くデメリットは、

 

長く住める住宅ということは、当然今までの住宅より建築コストがかかるようになるという点。

 

加えて長期優良住宅であることを認定してもらうのに、第3者機関にチェックしてもらう必要があり、そのコストもかかります。

 

その点は国も心得ているのでしょう、自分たちが旗振りをしている長期優良住宅を広めるために様々な制度を用意。

 

住宅ローン控除の優遇、所得税投資型控除の優遇、投棄登録税の軽減、固定資産税の軽減、不動産取得控除の優遇

 

これらの優遇制度や減税措置で、負担になる建築コストを肩代わりし、長期優良住宅を広めようとしているのです。

 

メーカーにも消費者にもあるデメリット

さて、この制度が広まるにつれて一番デメリットを感じるのは住宅メーカーではないかと思っているのです。

 

なぜならば、人口が減少することに加えて、住宅が長持ちしてしまのでは新規着工件数が減っていくばかり。

 

住宅メーカーにとって、これではデメリットしかありませんし、死活問題といってよいでしょう。

 

そこで、住宅メーカーは耐震性や気密性・断熱性などをアップさせて長期優良住宅の基準をクリアするために、

 

様々な技術を開発し、一軒当たりの単価を上げようとします。

 

また、長期優良住宅の認定をとるためにメンテナンスのプログラムを作成。

 

さらに、リフォームの別会社を設立。

 

この様に、新築偏重から逃れようとする動きもあるのです。

 

これらは家を建てる側からすると、性能がアップしている分高価な住宅を購入させられ、

 

メンテナンスにも費用のかかる住宅を購入させられるということになります。

 

これはデメリットと呼んでいいでしょう。

 

長期優良住宅の先行きは不透明

コストの負担分は、様々な減税・優遇措置で相殺しようとしているのは、最初に述べたとおりですが、

 

その後の住宅のメンテナンスやリフォームのコストについては、住んでいる側にとっての持ち出し分になってしまいます。

 

その分、長く住めるのだからいいじゃないかという声もあるでしょうが、家族の構成などの変化により、住み続けるよりも移り住んだ方がコストがかからないという考え方もあるでしょう。

 

また、長期優良住宅だからといって中古の住宅が高く売れるかどうかという点も疑問です。

 

長期優良住宅のデメリットを上回るメリットがこれらから生まれてくるのか、不透明な点はまだ多いのです。

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