欠陥住宅かなと思ったら欠陥住宅全国ネットへ
目次
- 阪神淡路の震災がきっかけ
- そもそも「欠陥住宅」の定義とは?
- 怖い!住宅問題が原因で死に至ることも・・・
- 本当に解決したいなら、専門の窓口へ
- 「欠陥住宅かも?」と思ったら、まずはどうすれば良い?
- 相談会は随時開催、まずは参加してみる
- 愚痴るくらいなら、欠陥住宅関東ネット
- 何らかの解決策が見つかる相談会
- 欠陥住宅関東ネットなら料金も明確
- これから家を建てる方に向けたセミナーもあります!
- 具体的にどんな相談が寄せられている?こんなメーカーは危険!
- チェックすべきはこんな項目。自分と家族を守るために
- 【まとめ】建てる前も、建ててからも頼りになる組織
阪神淡路大震災後、倒壊した欠陥住宅の対策のために、欠陥住宅全国ネットは結成されました。
以来20年、欠陥住宅の解決に、シンポジウムの開催などで取り組みを続けています。
欠陥住宅全国ネットの窓口は地域ごとに設けられていますので、住宅に関してなにか不安を抱えているのであれば一人で悩まず相談してみましょう。
「なんかおかしいな」と思っていても、住宅の問題は誰に相談すれば良いのかわからないものです。
その不具合はもしかしたら深刻な欠陥につながる可能性もありますので、早期発見・早期相談・早期解決が好ましい!
そこで頼りになるのが欠陥住宅全国ネットです。
欠陥住宅という言葉をよく耳にするようになったのは、阪神淡路の震災からでした。
倒壊した家を調査したところ、基礎部分と構造躯体をつなぐアンカーボルトの強度が弱いなど構造的に問題がある家屋が発見された。
こんな報道を覚えている人も多いと思います。
そんな事件をきっかけとして結成された弁護士や建築士、研究者、市民などによる組織が「欠陥住宅全国ネット」。
以来、欠陥住宅全国ネットは年に2回の大会、シンポジウムの開催、機関紙の発行やアピール・提言などをおこなっています。
地方の組織数も現在では7つとなり、全国に広がりをみせているのだとか。
それだけ、人々がこの問題を“我がコト”として考えるようになっていることなのでしょう。
実際、弁護士ドットコムなどの相談サイトを見ても欠陥住宅に関する相談は非常に多いです。
「〇千万円もかけて建てたマイホームが欠陥住宅だった」という悲劇は、あなた自身にも降りかかるかもしれない身近な問題なんですよ。
何かちょっとした不具合があるとすぐに「欠陥住宅だ!」と騒ぎ出す方もいますが、そもそも「欠陥住宅」に明確な定義はあるのでしょうか。
壁紙にちょっと傷があったくらいで“欠陥だ”とされてしまうなら、引き渡せる物件はかなり限られてしまうのではないかと思うのです。
これについて、欠陥住宅全国ネットでは以下のように定義しています。
「通常有するべき安全性を欠いた住宅」
より具体的に言うと、構造上の安全性や耐火・防火、健康に関する安全性を満たしていない住宅が欠陥住宅だというのです。
この基準で考えると、壁紙にちょっと傷や剥がれがある程度なら家が倒れる危険性があるわけでもないし、火災に弱いわけでもないし、住む人の健康が損なわれるわけでもありません。
よって、「欠陥ではない」と判断できるわけですね。
建築のプロの方の声をいくつか参考にしましたが、
- 壁紙クロスの剥がれ
- 基礎の細かいヒビ割れ(ヘアクラック)
- 乾燥による建具の建て付けの不具合
こういったものは「軽微な不具合」に分類され、「欠陥」とはいわないそうです。
住宅メーカーと購入者の間でこの認識がズレていたためにトラブルに発展するケースもあるので、「欠陥住宅」の基準についてはよく理解しておく必要がありますね。
何か気になる点があった場合は、「この不具合は家族の健康や安全に支障をきたすだろうか?」という観点で考えて判断しましょう。
欠陥住宅全国ネットの公式サイトでは、欠陥住宅問題について詳しく解説されています。
そこには欠陥住宅被害の特徴についても書かれているのですが、その記述を読んでいると、欠陥住宅問題が私たちの人生を脅かすほどの脅威を秘めた問題であることに気づかされてゾッとします。
例えば、健康に被害を及ぼすような欠陥住宅であれば、不調が原因で働けなくなるリスクもあるわけですよね。
それで家族関係がギクシャクしたり、もしかしたら崩壊してしまったり。
欠陥住宅問題は消費者にはなんの落ち度もない問題ですから、自分たちで状況を改善しようとしても難しいでしょう。
最悪の場合は人生を悲観してノイローゼのような状態に陥り、「時には自殺に至ることもあります」と書かれています。
「欠陥住宅は、財産的被害だけではなく、計り知れない精神的打撃と精神的苦痛をもたらします」という一文は、妙に説得力がありますよね。
家族で幸せに過ごすために建てた家が原因でそんな悲劇が起こってしまうのだとしたら、とてもやり切れません。
これから家を建てる方こそ、欠陥住宅問題に関心を持つべきでしょう。
「欠陥住宅問題」に興味を持つことは、結果的に「家づくり「全般について学ぶことにつながってきます。
例えば、昨今では欠陥住宅という言葉が安易に使われすぎているような感がありますが、それは「住宅のあるべき理想の姿」を知らないからだと言えるのではないでしょうか。
ネットの掲示板には「木造3階建ての住宅なんですが、最上階が揺れるのは欠陥住宅でしょうか?」こんな相談が書き込まれていたりするのですが、揺れ具合なんて文章から読み取ることはできませんし、ましてや欠陥住宅かどうかなど判断することができるわけがありません。
にもかかわらずネット上には「欠陥住宅です!!」なんて無責任な回答がたくさん寄せられていたりして、あまりよくない傾向だと思います。
「欠陥住宅だ」とクレームを言うなら、消費者側にもそれなりに理論武装する必要があるでしょう。
そうでなければメーカー側に言いくるめられてしまいますし、関係がギクシャクすることにもなりかねません。
メーカー側としては、自社製品にイチャモンをつけられるようなものですから、いい気分ではないでしょうからね。
欠陥住宅全国ネットでは欠陥住宅を「通常有すべき安全性を欠いた住宅」と定義しています。
また、建築基準法や日本建築学界の基準工事仕様書などに違反する建物は安全性を欠いているとも述べています。
このように、欠陥住宅とは明確な基準の下に判断されるべきものです。
そして、いたずらに不安感をいだいたり、あおられたりするのではなく、欠陥住宅全国ネットをはじめとする相談機関へ足を運ぶべきだと思うのです。
しかし、少しの揺れで壁に亀裂が入ったり、建てて間もないのに雨漏りがひどかったり。
そのような場合は欠陥住宅を疑ってみても良いでしょう。
最初に起こすべきアクションとしては、こちらのサイトにもあるように、プロの目で診断してもらうことが大事です。
⇒ 日本法規情報 相談サポート「ウチ欠陥住宅かも?と思った際、どこに相談すればよいの?」
プロというのは、例えば建築士や弁護士など。
ですが、「そういった職業に就いている知り合いなんていない」という方がほとんどでしょうし、だからこそ欠陥住宅全国ネットのような組織が頼りになるのです。
欠陥住宅全国ネットのトップページには日本地図が掲載されていますが、そこからお住まいのエリアをクリックすれば管轄のネットにアクセスできます。
例えば私は静岡県在住なので、「東海ネット」。
クリックすると、欠陥住宅被害東海ネットの公式サイトにアクセスできます。
欠陥住宅被害、リフォーム被害、住まいに関しての悩み・・・等々、住宅に関する様々な問題の相談に応じてくれるようですから、一人で思い悩まず連絡してみましょう。
相談は各地区にある欠陥住宅ネットで受け付けています。
とりあえず相談してみたい、話を聞いて欲しいということならば、月一開催の定例相談会へ。
弁護士と建築士がペアを組んで幅広い相談に乗ってくれます。
「これは絶対に欠陥住宅だよね?」と、ある程度まで問題を絞り込んでいるのであれば、随時受付してくれる通常相談に出かけてみましょう。
こちらは、弁護士か建築士かいずれかを選んで専門的な相談をすることができます。
まずは、月1回開催されている定例相談会に参加、そこで問題点を明らかにした後に、もっと深い相談へと段階を踏んでいくというのもアリですね。
それぞれ、弁護士や建築士が担当しますから明確な回答を得ることができるのです。
定例相談会の参加費
- 初回5,000円/1時間
- 2回目以降は3,000円/1時間
通常の相談
- 5,000円/1時間
- 2回目以降は5,000円/30分
となっています。
一見高そうに見える相談料ですが、弁護士などのプロに相談を受ける相場から見れば適当ですし、金額が明示されている分だけ安心です。
他の項目でも書きましたが、最近では欠陥住宅であることをことさらに騒ぎ立て、法外な相談料や検査費用を請求するケースもあります。
いつまでも心配し続けているぐらいならば、まずは欠陥住宅全国ネットを頼ってみましょう。
全国に展開している欠陥住宅全国ネットの中でも、一大勢力を誇るのが欠陥住宅関東ネットです。
「欠陥住宅関東ネット」とは「欠陥住宅全国ネット」の結成を受けて、関東地方の弁護士や建築士、研究者などによって結成された組織。
平成7年の全国ネットの結成から遅れること6年、平成13年の11月に発足しました。
欠陥住宅をはじめとした住宅のトラブルや心配事を弁護士や建築士に相談できる窓口、そして解決策を探ることもできます。
例えば、2019年5月現在ですと、世間を賑わせているレオパレス21に関する緊急相談会が開催されています。
専用ダイヤルに電話すれば無料で相談できるとのことですから、まさに今、欠陥住宅問題でお困りの方にとっては心強いサービスですよね。
ネットを見ていると、掲示板やポータルサイトのお知恵拝借コーナーなどに匿名をいい事に好き放題書き込んでいるのに出会います。
せっかく手に入れた住宅に不具合があった、そんな無念な気持ちは理解できるのですが、名前も知らないまったく素人(しろうと)の意見を集めて不安になるのは如何なものかと思いますよ。
そんなことならば、欠陥住宅関東ネットがせっかくちょうど良い機会をもうけてくれているのですから、足を運べばいいと思うのです。
何だか寒い、ガタつく、ゆれるなど、まず自分の家の症状を相談するならば、月に1回開催されている定例相談会へ参加しましょう。
参加方法は、公式ホームページ上にあるフォームか、PDFファイルをダウンロードし相談したい内容を記入し事務局まで送付するだけ。
相談のフォームについては、かなり詳細な内容まで記入欄がありますが、すべてを埋める必要はないとの事。
会は完全予約制となっており、定員に達することも非常に多いので、早めの応募が必要です。
相談したい内容がはっきりしている場合は、通常相談を利用することになります。
こちらも、事前にフォームへの記入と送付が必要。
料金は、それぞれ1時間5,000円程度となっていますが、何らかの解決策が見えてくる貴重な機会となるでしょう。
欠陥住宅関東ネットにかぎらず、すべての欠陥住宅ネットは、弁護士費用や建築士の費用がホームページ上に明記されています。
弁護士の費用については相場はありますが、建築士の調査費用については相場のようなものはありません。
ですから別の項目でも書いたとおり、法外な検査費用を請求する調査会社がいたりするので、その点安心できますね。
具体的には調査費用は1人1日あたり50,000円が上限、記録書の作成費用は1時間につき10,000円となっています。
建築業界の知り合いはいても、弁護士や建築士の知り合いなどいないのが普通。
ただでさえこじれるケースが多い、欠陥住宅の問題については、専門家を頼るのが一番の近道ではないかと私は思います。
心に心配事を抱え続けるよりは、早くケリを付けてしまった方が絶対いいはず、一度欠陥住宅関東ネットに相談をしてみましょう。
このサイトをご覧のみなさんは、ほとんどがこれから家を建てる方だと思います。
だとすれば、欠陥住宅の問題については「イマイチ、ピンとこない」というのが本音ではないでしょうか。
しかし、この問題は「予防」が大事。
被害者になって泣き寝入りするのを避けるためにできることが、きっとあるはずです。
欠陥住宅を作らせないために、今私たちにできることは何なのか?
欠陥住宅全国ネットでは、「欠陥住宅を作らせないために」と題してこれから家を作る方に向けたセミナーも開催しています。
最低限知っておくべき知識をまとめた冊子なども用意されているそうですから、足を運んでみる価値はあるのではないでしょうか。
東海以外のネットでもこのような予防策を教えてくれるセミナーは開催されているようですから、こまめにサイトをチェックしてみると良いでしょう。
普段はなかなか接点がない建築や法律のプロから専門的な話を聞くには、絶好のチャンスです!
具体的にどんな相談が寄せられている?こんなメーカーは危険!
欠陥住宅というと、「雨漏りする」とか「新築なのに壁紙クロスが剥がれてきた」といったトラブルをイメージする方が多いでしょう。
しかし、先日、テレビの情報番組で見た欠陥住宅はもっとヒドイものでした。
宮崎県のデザイナーズ住宅メーカーで家を建てた人々が、こんな欠陥を指摘しているのだそうです。
- わすか2ヵ月で雨漏り
- 床下は白カビだらけ
- 契約金を支払ったのに着工しない
- 契約書が偽造されていた可能性がある
家そのものの欠陥だけではなく、会社の体制自体に問題がありそうな事例。
問題のメーカーは破産手続きに入り、その被害総額は1億2,000万円以上になると見られています。
まさに、欠陥住宅ネットの得意分野といった実例ですね。
こういった欠陥住宅関係のトラブルに巻き込まれないための心得として、その番組ではこんな提案がなされていました。
- 相場の半額以下のローコストメーカーを選ぶ際には慎重に
- 不動産は安物買いの銭失いになりやすい
- 完成保証制度のある業者を選ぶと安心
また、医師のセカンドオピニオンのように、第三者の目でダブルチェックしてもらうのもオススメ。
ローコスト住宅の中には、「第三者機関の確認を必須としています」という業者さんもあって、そういった安全・保証体制で他社との差別化を図っている狙いもありそうです。
しかし、万全を期すなら、その第三者機関は自分で選んで手配するのが確実です。
欠陥住宅全国ネットのお世話になるようなことがないように、メーカー選びの段階から厳しく審査する目を持ちましょう。
チェックすべきはこんな項目。自分と家族を守るために
危険を感じた時に、専門業者、専門家に相談する。
それはもちろん大切なことなのですが、理想的には自分で自分の家族を守れるような術を身に着けておけるのが一番ですよね。
そこでぜひお試しいただきたいのが、こちらのチェックリストです。
広島欠陥住宅研究会の中国四国ネット広島支部の公式サイトで紹介されている、「戸建て用・リフォーム用のチェックリスト」。
⇒ 広島欠陥住宅研究会 中国四国ネット広島支部 「戸建て用・リフォーム用のチェックリスト」
土地や業者選び、設計、契約、工事中、完成後・・・と、家づくりの各段階で注意すべきこと、チェックしておくべきことがわかりやすくまとめられています。
例えば、「お金のことは自分で勉強しているか。資金調達は自分で汗をかいているか」というチェック項目などはちょっとドキッとさせられました。
- 耐久性、安全性に関わる部分の予算を削っていないか
- 約束したことと違う内容が、契約書、図面、仕様書に書かれていないか
- 業者に任せっぱなしにしていないか
- 正当な理由がないのに、現場を見たり写真撮影をしたりすることを邪魔者扱いされていなかったか
- 「サービスでやっておきますから」と言われた場合に、無料で行う工事であることを書面で確認せずに工事を進めていないか
・・・上記のような項目は、「NGポイント」として特に注意が必要な項目ですよ。
専門機関に相談する場合でも、こういった客観的な判断ツールがあると話が進みやすいですよね。
欠陥住宅かどうかを相談する方法としてはこちらの記事で紹介していますので合わせてご覧になってみてくださいね。
【まとめ】建てる前も、建ててからも頼りになる組織
このように、欠陥住宅全国ネットは「建てた後」だけではなく「建てる前」から健全な家づくりを応援してくれる組織。
マイホームの取得を検討されているのであれば欠陥住宅の問題は避けては通れない問題ですし、全国ネットは絶対に知っておくべき組織です。
今一度、欠陥住宅問題や全国ネットのポイントをまとめておきますね。
- 欠陥住宅問題は命を脅かすような深刻な問題である
- だからこそ、一人で抱えず専門家に相談することが大事
- 欠陥住宅全国ネットなら建築家や弁護士に相談できる(有料)
- 相談は随時受け付けており、電話かメールで問い合わせができる
- これから家を建てる人に向けた予防セミナーも開催している
マイホームは、ある意味では人生をかけたお買い物。
「建てて良かった」と思える家づくりを成功させるためにも、欠陥住宅全国ネットが発信する情報やセミナーは要チェックです!
関東ネットを利用する
平屋建ての総合情報
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