住友林業 構造

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骨粗しょう症になってしまったら、歩くことはおろか立つことさえもままならないかもしれません。

 

家の構造も同じことで、剛性は骨組み次第。

 

繰り返し襲ってくる大地震にびくともしない構造ってどんなの！？

 

住友林業の家といえば、木造住宅。

 

木造住宅といえば伝統的な軸組工法･･･かと思いきや、住友林業の家ではちょっと違ったオリジナルな構造が取り入れられています。

 

大きく分けると、「マルチバランス構法」「ビッグフレーム構法」「ツーバイフォー（2×4）構法」の3つ。

 

そのうち、軸組工法に最も違い構造なのはマルチバランス構法です。

 

柱と梁があるという点では従来の木造住宅と同じですが、特徴的なのは壁に施された格子状のパネル。

 

「きづれパネル」と呼ばれるもので、これによって耐震性を上げているのだそうです。

 

木造軸組み工法は基本的に「線（柱や梁）」と「点（建材の接合部）」で家を支えるような構造になっていますが、マルチバランス構法は「面（壁）」も使って支えます。

 

強い揺れに対して「面」と向かって立ち向かえる！という点で、住友林業の家はこの構造の耐震性の高さに自信を持っているようです。

 

もう一つ、住友林業の家の特徴的な構造として挙げられるのが「ビッグフレーム構法」。

 

通常の5倍も幅広な柱を使っているのが特徴で、その分、柱の数を減らして間取りの自由度を高くすることに成功しています。（柱1本あたりの剛性が高いので、本数が少なくても耐久性には問題がないということですね。）

 

通常の木造軸組構法に比べると、柱と柱の間隔が広いので開口部を広く取れるというメリットも！

 

私の友人宅もビッグフレーム構法を使った住友林業の家なのですが、LDK部分の窓が広～くて、外から見るとその名の通り「ビッグフレーム＝大きな額縁」のように見えます。

 

まるで1枚の絵画を楽しむように庭の風景や四季の移ろいを愛でる･･･とか、憧れの老後ですね。

 

ちなみに友人は、ビッグフレームかツーバイフォーかで迷ったそうです。

 

ツーバイフォーとは、その名の通り2㎝×4㎝の規格化された建材を使って箱を作っていくようなイメージの建築方法。

 

「費用を安く抑えられる」「職人の技術差が出にくい」というメリットがありますが、完全に家を「面（壁）」で支えるという形になりますので間取りの自由度が低いというデメリットがあります。

 

ビッグフレームの構造は将来的な間取り変更もしやすいものの、2×4だと取り除けない壁があったりするので融通が利かない･･･ということでビッグフレームを選んだとのこと。

 

ですが、実際には「ビッグフレーム構造でも間取り変更できなかった」「思ったよりも間取りの自由がなかった」という声もありますので、やはりある程度の制限はありそうですね。

 

個人的に、木造の家は火事に弱いという思い込みがありました。

 

実際、うちの近所の神社も火事で全焼してしまいましたし･･･。

 

しかし、住友林業の家では「ファイヤーストップ」という構造で火の通り道をブロック！

 

壁内や屋根裏が閉じられた構造になっているため、階を超えて燃え広がるというリスクが低減されているのです。

 

火事に強いということは、火災保険も安いというメリットが！

 

一般的な木造住宅の保険料が約120万円だとすると、住友林業の家はおよそ57万円。

 

ほぼ半額になるわけですから、家計も助かりますよね。

 

このように住友林業の家は、独自のテクノロジーを活かした構造で耐久性を高めることに成功しています。

 

木の家は自然災害に弱いという先入観をお持ちの方も多いかもしれませんが、木造住宅の構造は確実に進化しているのです。

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