住友林業 断熱材 グラスウール

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各メーカー断熱材には色々知恵を絞っていますが、住友林業の家が用いているのは、スタンダードなグラスウール。

 

高性能グラスウールではあるのですが、違いは厚み。

 

住友林業の家らしい説得力がある断熱材の使い方なのです。

 

住宅を建てるとは、人生の一大事。

 

大きな決断となりますから、各住宅メーカーは自社で決断してもらうべく、様々な知恵を絞っています。

 

そして、耐震性や耐久性、デザイン、コストパフォーマンスの高さなど、「ならでは」のセールスポイントを打ち出しているのです。

 

しかし、それぞれが知恵を絞ってたどり着いた境地が独自技術だったりするからもう大変。

 

耐震性や耐久性を大きく左右する家の構造、これを見てもどれだけたくさんの方法が考案されているのか。

 

そして、それぞれが自社の構造が一番優れていると宣伝をしていて、それぞれが一理あるから、もう迷うばかり。

 

いっそ、全部の長所を集めたような構造を持つ住宅が出てきてくれればいいのですが。

 

同じようなことは断熱性においてもいえるのです。

 

外断熱がいいとか内断熱がいいとか、そんなところから始まって、用いる断熱材は何がいい。

 

さらには、断熱材を貼るだけでは不充分、吹き付けて隙間なくしないと意味がないとか。

 

ある断熱材は熱に弱いから、火事の時に大変になるとか。

 

断熱についても様々な流派があふれていて、一体何を信じればいいのか迷うばかり。

 

これにも本当に困ります。

 

さて、住友林業の家は断熱についてどのような考えを持っているのでしょうか？

 

実は、これ以上にないほどにシンプルなのです。

 

非常に幅広く用いられている断熱材であるグラスウールを通常よりも分厚く使う。

 

何とわかりやすい！

 

例えば壁のグラスウールは厚さが100mm、もちろん密度が高い高性能グラスウールを用いています。

 

他の住宅メーカーでみてみると、大体50mmで充分といわれていたりする。

 

また、昭和の時代の旧省エネ基準同等の断熱性能を、クリアするなら必要な厚みは23mm。

 

住友林業の家は実に４倍以上の厚みのグラスウールを、断熱材に使っているのです。

 

同様のことを天井に当てはめるならば、使われてるグラスウールの厚みは７倍強。

 

床下については断熱材はポリスチレンフォームになるのですが、厚みは４倍強。

 

ポリスチレンフォームについても非常にスタンダードな断熱材ですが、住友林業の家、何とも説得力があるではないですか。

 

断熱材自体はスタンダードなものなのですが、使われている厚みが違う。

 

その分コストも掛かるだろうし、実際住友林業の家は実際に高価。

 

その分、断熱性も高くなっているというシンプルな主張なのです。

 

断熱材の使用の仕方もこんな風なのです。

 

住友林業の家に王道ともいえる迫力を感じるのは当然のことなのです。

グラスウールやポリスチレンフォーム、住友林業の家が採用している断熱材は一般的な種類のもの、性能も信頼性も高い断熱材です。

 

これらの種類の断熱材を十分な量で用いて、性能を確保するのが住友林業の家の方法なのです。

 

住友林業の家で壁面や天井に用いられている断熱材はグラスウール。

 

原料は名前の通りガラスで、主に廃ガラスをリサイクルして製造しますから、環境負荷が低い素材。

 

高温で溶かしたガラスを遠心力で飛ばして生成、ちょうど綿アメをつくるのと同じ原理でつくるのです。

 

元々は石綿（アスベスト）の代替素材として開発されたのが20世紀の初頭。

 

大量生産の手法も確立してから長い時間がたっていますので、安価であるという特徴があります。

 

また高い安全性を証明されており、アスベストのように発がん性がある素材ではありません。

 

加えて耐熱性が高いので火災に強い、シロアリが好まないなど、建築材料として優れた特徴を持っているのです。

 

ですから、断熱材や防音材として最も広く用いられ、施工する業者も取り扱いに慣れているのも安心できる点といえるでしょう。

 

グラスウールが高い保温性を持つのは、ガラス繊維どうしが絡まりあった構造を持つから。

 

この構造が空気を大量に保持することで、優れた断熱性を発揮。

 

ガラス繊維が細ければ細いほど、空気の層を多く保持することができるので、断熱材としての性能が高くなります。

 

住友林業の家が断熱材として採用している種類は「高性能グラスウール16K」。

 

通常のものよりも、細い繊維であることが特徴で、より多くの空気の層を作ることができるのです。

 

ちなみに「16K」とは１平方メートル当たりの重量が16kgのことで、重ければ重いほどガラス繊維の密度が高くなります。

 

だから空気の層が厚くなるのですが、反面重量が増えるので、その分断熱材を固定するのが難しくなる。

 

しかし、住友林業の家が採用している断熱材の種類は「高性能」、通常のものの24Kと同等の断熱性があるとされている。

 

つまり、重量の割には断熱効果が高い種類の断熱材が採用されているのです。

 

天井と壁に用いられている断熱材の種類が高性能グラスウール。

 

その一方で、床に採用されている種類は「押出法ポリスチレンフォーム」。

 

ポリスチレン樹脂と発泡剤に難燃剤を加えて、発泡させながら形成したボード状の断熱材です。

 

多くの空気の層を作るという発想の断熱材である所は、グラスウールと同じ。

 

固くて耐圧性に優れているので、住友林業の家では床に採用しているのです。

 

グラスウールにしてもポリスチレンフォームにしても断熱材としてはスタンダードな種類。

 

その分、目新しさはないですが、信頼性や安定性という点で、他の種類の断熱材よりも優っています。

 

それらの断熱材を贅沢に使い、充分な断熱性を確保するのが住友林業の家なのです。

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