住友林業 断熱材 厚さ

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断熱性の良さに直結するのは断熱材の厚さですが、住友林業の家が用いる断熱材の厚さが最もボリュームがあるわけではありません。

 

断熱性で優れたメーカーならば住友林業の家以外にもたくさんあります。

 

でも、それは家の魅力の一部分でしかないのです。

 

壁には16Kの高性能グラスウールを100mm、天井には同じく220mm。

 

床には押出法という成形技術を使ったポリスチレンフォームを60mm。

 

これが、住友林業の家の用いている断熱材の厚さ。

 

グラスウールにしてもポリスチレンフォームにしても、断熱材の種類としてはそれほど珍しいものではありません。

 

多くの建物に昔から用いられているスタンダードな素材。

 

では、現代の住宅と昔の住宅の断熱材で変わったところとは何なのか？使用されている量、つまりは厚さです。

 

昭和時代の住宅の断熱材の厚さの一例だと、壁には23mm、天井には31mm、床には14mm。

 

冬になれば厚手のものを着こめば着こむほど、断熱性が上がりますから温かい。

 

同様に建物も、厚さがある断熱材を入れれば入れるだけ断熱性が上がる。

 

そう考えると、住友林業の家で用いられている断熱材が厚くなったのは、正常にして正当な進化。

 

実際に、次世代省エネルギー基準を高いレベルでクリアしていますしている、省エネ住宅を実現しているのです。

 

では、他の住宅メーカーが用いている断熱材の厚さはどの程度かと見ていきます。

 

一条工務店が壁に用いている断熱材の厚さは190mm、すでに住友林業の家の２倍弱！

 

「家は性能」をうたっている一条工務店、さすがにすごい厚さの断熱材を使用しています。

 

しかも、用いている断熱材はビーズ法ポリスチレンフォーム、一見発泡スチロールのような外観をしています。

 

この断熱材、グラスウールと比較すると約1.5倍の断熱性能を持っている。

 

ということは、理屈で言うと一条工務店の家の断熱性能は住友林業の家の約３倍の断熱性能ということになります。

 

これはすごい、まあ、一条工務店の商品の中のiキューブだけなんですけれども。

 

断熱性能は断熱材の厚さだけで決まるわけではありません。

 

工法も密閉された箱を組み合わせていくようなツーバイフォーが基本の一条工務店。

 

対して、昔ながらの木造軸組工法を発展させたような住友林業の家。

 

ツーバイフォーの住宅のほうが、断熱性に優れた作りといわれています。

 

まあ、断熱材の厚さばかりか構造でも断熱性は一条工務店の圧勝なのです。

 

しかし、断熱性能だけが家の良し悪しを決めるのか？

 

断熱性能は大切ですが、家はもっと様々な要素が集まって建てられているもの。

 

その内の省エネ性能を裏付ける、断熱材の厚さは家の一つの側面でしかないのです。

 

ですから、断熱性能を重視するというならば、一条工務店択一。

 

いやいや、様々な要素を総合した上で、住友林業の家を選択するならば、それはそれ。

 

全くおかしなことでもありません。

 

断熱材の厚さという面だけを注目したならば、住友林業の家より優れた住宅メーカーは多数ある、ということです。

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