住友林業の家 耐震

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巨大地震が頻発している日本では、住宅にも絶対的な「強さ」が求められます。

 

見た目にオシャレなだけではなくイザという時に家族を守ってくれる家を作るために、ハウスメーカー各社は日夜、技術開発を続けているのです。

 

住友林業の家は、どのような形で耐震性をアップさせているのでしょうか。

 

建築に関してはド素人の私ですが、「木の家は耐震性が低くて地震には弱いだろう」という予想には妙な自信を持っていました。

 

実際、子供と公園で即席の家を作る場合でも、木の枝を組み合わせて作った家はちょっとした風で簡単に壊れてしまいます。

 

一方、石やコンクリートのブロックで作った家はちょっとやそっとのことでは倒れません。

 

ですから、住友林業の家のように木造住宅を推しているメーカーって耐震性は大丈夫なのかな？という漠然とした不安があったのです。

 

しかし、住友林業の家は耐震性に関しては絶対的な自信を持っているようで。

 

なんでも、東日本大震災と同レベルの揺れ（最大加速度2,699gal）を加える加震実験を余裕でクリアしたんですって！

 

さらに、震度7レベルの揺れを合計22回加えても倒壊しなかったそうです。

 

単発の大地震だけではなく、繰り返し襲ってくるタイプの地震にも耐えられる耐震性の高さが証明されたということですね。

 

もちろん、23回目の加震で倒れてしまう可能性もあるわけですが、それを言い始めたらキリがありませんし、どんな地震にも“絶対に”負けない家というのはあり得ないでしょう。

 

M8以上の地震が起こる確率は10年に2回くらい。

 

30代で家を建てるとして、生きている間に東日本大震災レベルの地震が起こる回数はせいぜい数回でしょうから、「22回」は安心して良い数字ではないでしょうか。

 

では、なぜ住友林業の家は過酷な加震実験に耐えることができたのか？

 

その高い耐震性を支えているのが、ビッグフレーム構法というオリジナルな構造です。

 

一般的な木造住宅に使われている柱のサイズは105ｍｍ×105mｍですが、住友林業の家の柱は105ｍｍ×560mm。

 

幅が約5倍もあるわけですから、見た目もどっしりしていてそれだけ剛性も高い！

 

さらに、その柱を接合するボルトも特殊な形状の物を採用しており、地震で強い外力が加わっても狂いやガタが生じないのだとか。

 

「生じにくい」という曖昧な表現ではなく、「ガタや狂いの影響を受けることはない」と言い切っているところがスゴイですね。

 

さすが住友林業の家、耐震性の技術には絶対的な自信を持っています。

 

さきほど紹介したビッグフレーム構法にはいわゆる「梁」と呼ばれるものはなく、建物を壁と天井、床で支えるような形になっています。

 

一方、従来の梁のある木造住宅を進化させたのが、「マルチバランス構法」。

 

これも住友林業の独自構法で、天井や壁に「きづれパネル」と呼ばれる格子状のパネルを施すことで耐震性を高めることに成功しています。

 

また、地震のエネルギーを吸収する「地震エネルギー吸収パネル」が使われているという点も注目したいポイントですね。

 

なんでも、地震による建物の変形を最大で70%程度まで和らげることができるのだそうです。

 

このように、住友林業の家は木造であっても巨大地震に負けない仕掛けが充実しています。

 

そもそも材料として使用する木材の品質にもこだわっていますので、すぐに狂ってしまう（反ったり割れたり）ことがないのも安心。

 

一口に「耐震性に優れた木造住宅」といっても、その建材の選び方や管理の仕方、構法によっても耐震性には歴然たる差が出ます。

 

木造住宅を建てるのであれば、住友林業の家を基準に考えたいものですね。（これ以上のメーカーはなかなか見つからないでしょう。）

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