スマートハウスの防災対策は?停電や倒壊のリスクに備える!
家を建てる際に最も気になるのは、省エネ効果もさることながら防災対策!
万が一の地震や台風の時に、そのスマートハウスはどこまで踏ん張れるのか?
何日までなら普段通りの生活ができるの?
倒壊のリスクは!?
ここでは、スマートハウスの防災対策について最新の情報をリサーチしてみました。
地震や台風など、災害はいとも簡単に私たちの日常生活を奪っていきます。
自分自身を、大切な家族を守るためにも、家づくりにおいては「防災対策はどうなっているのか」という視点を忘れてはいけません。
スマートハウスと言うと、電気やガスなどの「エネルギー効率がどうなのか?」という点に注目しがちです。
どのくらいのエネルギーを自給できるのか、光熱費はどこまで節約できるのか、売電収入はどのくらいになるのか・・・。
しかし、その究極的な目的は「災害時でも困らない」こと。
大地震があって突然停電になったとしても、自宅で作ったエネルギーによって普段通りの生活ができるという「災害に強い家」というのがスマートハウスの理想的な姿なのです。
ゆえに、スマートハウスを選ぶ際には「災害対策がどうなっているのか」をしっかり見極める必要があります。
具体的には、「電気やガスが止まった時にどのくらいの間生き抜くことができるのか」がポイントですね。
例えばLIXILが発表した「スマートハウスを超える家(レジリエンス住宅)」では、自宅で作ったエネルギーのみでなんと45日間も生活できるのだとか!
コージェネレーションシステムで1kWの電力を作り出すことができ、それだけで冷蔵庫・LED照明、テレビ、コンセントの分の電力をカバーすることができるそうです。(4人家族で最大1ヵ月半!)
一方、多くのスマートハウスは、太陽光発電で発電した電気を蓄電池に貯めて使用する設計になっていますが、その電池の容量が小さいために数時間~数日分しか持たないという弱点があります。
スマートハウスといえば、家の中で作り・使われるエネルギーを管理してくれる「HEMS」というシステムが中核となりますが、最近はこのシステムの目的も変わりつつあります。
いままでは、太陽光発電システムのような「エネルギーを作る設備」と、家電などの「エネルギーを使う機器」をつなぎ合わせて電力の動きを視覚化することがメインの目的でしたが、最近は「防災対策」という面でも活躍できる機能を備えているようですね。
具体的には、「外部から電気が供給されていない」という緊急の情報を制御盤からキャッチし、太陽光発電で作った電力を利用して家電を動かす「非常時モード」に自動的に切り替えを行うという動作。
従来のHEMSでは、その部分の動作切り替えが自動ではできないという弱点があったようです。
様々なモード切替がスムーズに行われるようになれば、エネルギーをもっともっと賢く、効率的に利用できるようになるでしょう。
でも・・・エネルギーの面でどんなに優れていても、地震であっけなく壊れてしまう家では困りますよね!?
なんといっても私たちの身体を「物理的に保護してくれる」というのが家の役割ですから、防災対策の中でもそこ(倒壊のリスク)は最も気になるところです。
平屋は2階建てよりも地震に強いとは言っても、倒壊のリスクはゼロではありませんからやはり不安です。
スマートハウスの地震対策はどうなっているのでしょうか?
調べてみたところ、最近の新築住宅は耐震・免震・制震などの技術によって震度6強~7の大規模な地震があっても倒壊の被害が発生しないように建てられているようです。
例えばトヨタホームでは、「パワースケルトン」という工法を採用することによって、標準仕様(オプション費用が加算されない)で「耐震等級3」を実現しています。
耐震等級というのは、「地震に対する構造躯体のダメージの受けやすさ」を表すもので、「3」は最高レベル=地震による損傷を最も受けにくいということです。
「震度6以上の強度の大地震が起こった」という想定での実験を17回繰り返しても耐えられたということですから、これは安心ですね!(余震も想定して、実際には90回の地震実験が行われたそうです)
パナホームでも、パナソニックオリジナルの「テクノストラクチャー」という耐震住宅工法で地震に強いスマートハウスを開発しています。
具体的には、梁に鉄を入れることで補強し、外から強い力が加わってもたわみにくくしているんです。
大地震は、いつ・どこの地域で発生してもおかしくないと言われています。
だからこそ、万が一の防災対策は家の構造レベルからしっかりと講じておきたいですね!
平屋建ての総合情報
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