スマートハウス 効果

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スマートハウスはエコだと言われますが、本当にそうなのでしょうか？

 

その効果について、具体的な数値データを交えてご紹介します。

 

東日本大震災以降、住宅メーカー各社がこぞって開発・販売に力を入れているのがスマートハウス。

 

まずは「住宅で消費するエネルギー消費量を削減できる」という効果があります。

 

電力の確保が国全体の深刻な課題となってきた日本において、そこが最大の目的であることは言うまでもありませんよね。

 

その要となっているのが、「HEMS」というシステムで、これは家電の稼働状態を最適化する機能があります。

 

操作を自動化したり、スマホと連携して遠隔操作ができるというメリットもありますね。（要するに、外出先で家電のスイッチをON/OFFしたりできるということです。）

 

また、太陽光発電システムやエネファームなどを使って自宅で電気を作ることができるので、「電力会社から送電される時に発生する電力のロスを減らせる」という効果もあります。

 

発電で余った電力を売電して収入に変えることもできます。

 

さらに、作った電気を蓄電池に蓄えておけばイザという停電の時に使えます。

 

「スマートハウスにはこんな効果がありますよ」と言われても、実際のところはわかりませんよね。

 

だって、エネルギーというものは基本的に目には見えないものですし･･･。

 

効果を確認するには、具体的な数値を挙げて話をするのが一番です。

 

目玉となる省エネ効果ですが、太陽光発電と燃料電池（ガスから電気を作り出す装置）を組み合わせたスマートハウスの場合は高熱費が年間30万円ほど節約できるとのことです。

 

※ただし、これは車を電気自動車に買い替え、そのバッテリーも「蓄電池」として利用している場合の話ですから、実際はそこまでの節約効果は得られないかもしれません。

 

次に、送電による電力のロス。

 

なんと、今までは電力会社で作った電気のうちの約40%しか利用できていなかったのに対して、自家発電ならほぼ100%近くを実際に使える形の電力に回せるのだとか。

 

上記のように、スマートハウスで得られる効果は、私たち個人の生活のみならず、国や地球レベルで大きなムーブメントを引き起こせるほどのものです。

 

しかし、電力の消費状況をコントロールするHEMSの機能にはメーカーごとに差がありますし、気象条件やライフスタイルによっても得られる効果は大きく異なります。

 

極端に言えば、必ずしもモデルプランのように得をすることばかりとは限らないわけです。

 

スマートハウスを建てた＝エコにつながる、節約につながると過信するのは危険です。

 

実際、スマートハウスやその関連設備、スマート家電の分野はまだまだ開発途上な面もあります。（これからの伸びしろが残っているという意味で）

 

どのくらいの効果が得られるのか不透明な部分もありますので、本当に得をしているのかどうかは、日々のデータを取って分析してみないとわからないとも言えるでしょう。

 

「年間、○万円の節電効果！」「売電収入は○万円！」という謳い文句を安易に信じてしまうのではなく、実際に住んでいる人の声を聞いてみたり、モデルハウスを見学に行ったり･･･と、現地現物で確認することが大切です。

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