ローコスト住宅でスマートハウス。安さの理由が知りたい!
ローコスト住宅メーカーでスマートハウスを建てることはできるのでしょうか?
そもそも、一体どんなカラクリでお値段を安くあげられるようになっているのでしょうか。
ここでは、ローコスト住宅のスマートハウスの価格相場やメリット&デメリットについてご紹介します。
数百万円オーダーの設備が必要となるスマートハウス。
単純に考えれば、その分だけ家を建てるための総費用も高くなるということです。
それでも「ローコスト住宅」ってあり得るのでしょうか!?
新築住宅の中で、「ローコスト住宅」というカテゴリーがありますよね。
これは、一般的には坪単価が30~40万円台で建てられる住宅のこと。
30坪だと1,000万円台で建てられるわけですから、確かにお安いですよね!
しかし、スマートハウスとなれば、スマート設備で200万円ほどは加算されることになりますから、ローコストで建てるのは難しいのでは・・・という印象です。
しかし、調べてみると、「ローコスト住宅だけどスマートハウス」というのはあり得ない話ではないようです。
実際、ローコストメーカーとして知られているハウスメーカーでも、スマートハウスを売り出しています。
なぜ、太陽光発電や蓄電地などを搭載しているのに価格を安くできるのか?というと、例えば建築資材を大量発注したりデザインを規格化することでコストダウンしたり・・・と、「品質を保ちながらも価格を安く」という理想を実現するための様々な工夫・企業努力がなされているようです。
では、「ローコスト住宅のスマートハウス」と言った場合、具体的にどのくらいの価格になるのでしょうか。
まずは、ローコスト住宅メーカーとして有名なレオハウス。
「大人気の家 Smart House」というスマートハウスが主力製品で、こちらは建物から放出する熱を58.5%まで削減できるのだとか!
また、太陽光発電システムとHEMSの合わせ技で、エネルギー消費量を従来比45%にまで抑制することができ、光熱費を年間24万円も節約できるとのことです。
気になるお値段は、建物総額が税込みで1,640万円。(木造軸組工法 35坪)
「大人気の家 S Value」の平屋建てだと、16坪で800万円台~あります。
建物本体も、その後の光熱費の面でも、非常に家計に優しいスマートハウスと言えそうですね。
ちなみに、標準仕様では太陽光発電システムとHEMSだけですが、オプション(別途料金がかかるということです)でエネファーム(家庭用燃料電池)やリチウムイオン蓄電池をプラスすることも可能です。
また、例えば三重県のトレジャーホームの「イーコンチェルト」ように、延床面積約30坪で1,700万円ほどで建てられるスマートハウスもあります。
全国区で名前が知られているハウスメーカーだけではなく、地元のハウスメーカーや工務店もチェックしてみましょう!
このように、ローコスト住宅メーカーでもスマートハウスは建てられます。
ただ、大事なのは「なぜ、ローコストなのか」というその理由をしっかり把握しておくことですね。
企業努力ゆえにローコストを実現しているのか、はたまた家のクオリティを落とすことによってローコストになっているのか。
ここを見極めることが大切になりますので、買うほうもスマートにならなければいけません。
私が他の物を買う時によくやるのは、「高い」と言われているメーカーの商品と、「ローコスト」で知られているメーカーの商品の比較表を作ることです。
新築の場合は、一条工務店とレオハウス、タマホームなどを比較してみると違いがよく分かると思います。
基礎の作り方や工法、使われている断熱材、窓、太陽光発電の発電量、蓄電池の容量、使われている建材(例:無垢材、集成材など)・・・等々、価格が違えば細部にも様々な違いが見てとれます。
平屋建ての施工実績や評価も気になるところですね。
例えば、一条工務店は坪単価の相場がレオハウスよりも10万円以上高いですが、太陽光発電の初期費用は無料!
高いメーカーには、高いなりのこだわりやメリットがあるということですね。
ちなみに、レオハウスは坪単価に含まれていない費用が多いことで有名です。
具体的には、建築確認申請の費用や性能保障機構への登録料、施工管理費、建物の検査をするための費用等。
ローコスト住宅メーカーでスマートハウスを建てる場合には、数字のトリックにだまされないようにご注意を!
平屋建ての総合情報
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