スマートハウスなら停電しても大丈夫って本当?その理由とは
停電に強いという謳い文句で販売されているケースも多い、スマートハウス。
一体、なぜ停電でも大丈夫だと言い切れるのか。
具体的に、どれだけの電力をまかなうことができるのでしょうか。
スマートハウスの購入を検討中ならぜひとも知っておきたい、非常時(停電)のメリットやデメリットについて調べてみました。
電気のある生活に慣れ切っている私たち現代人は、ちょっとした停電でも大騒ぎ!
それが何日も続くとしたら・・・って、想像できますか?
イザという時にパニックに陥らないためにも、スマートハウスで万全の備えをしておきましょう。
スマートハウスの人気に火が点いたきっかけは、2011年3月の東日本大震災。
あの時、「何日も停電が続いて、料理もできずに困った」「暖房が使えなくて、凍える思いで毎日をやり過ごした」という方も少なくないはずです。
万が一の停電でも、いつもと変わらない暮らしができる家。
それが、スマートハウスが目指す家の究極の形なのです。
スマートハウスでは、太陽光発電などの「創エネ」設備で発電し、それを家庭用の蓄電池に貯めておくことができます。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、「イザという時に家を稼働できるだけの大きな電池を備えている」ということです
最近は、蓄電池の技術の進歩が目覚ましく(リチウムイオン蓄電池の容量が従来よりも飛躍的にUPしている)、停電しても1日中電気が使えるスマートハウスも登場しています。
では、停電が起こった場合、スマートハウスではどれだけの時間を電池からの電力供給だけで過ごすことができるのでしょうか。
これは、それぞれの家に搭載されている設備のスペックや個々のお宅のライフスタイルによって異なりますので、一概には言えません。
例えば三菱電機は、太陽光発電と電気自動車、HEMSを連携してエネルギーをまかなう実験的スマートハウスにおいて、「停電時、普通に家電を使っていても1週間暮らせる」という結果が得られたと発表しています。
一般的に、家庭用として設置されている蓄電池の容量は10kW以下のものが多いのですが、電気自動車のバッテリーは15kWh以上の容量を持っているので、それだけ停電時の働きも期待できるわけです。
セキスイハイムの「グランツーユー V to Heim」というスマートハウスでもこの技術が使われており、太陽光電池と電気自動車、HEMSが連携したシステムとなっていますが、こちらは電気自動車(日産リーフ)の容量が24kWh!
ただ、スマートハウスにも弱点はあります。
確かに停電の時にも電気を使えるという強みはあるのですが、電力会社から供給される電力と自宅で作った電力の切り替えを行う際に不具合が生じるケースもあるのだとか。
もっとも、この点は、様々な技術改良を経て改善されつつあるようです。
個人的に不安なのは、冬場、しかも雪国での停電ですね。
私の実家はかなり雪深いところなので、冬場は常に薄曇り。
「太陽光発電システムがあれば、万が一の停電でも大丈夫」とは言っても、ただでさえ冬場は発電量が落ちますし、積雪で覆われてしまったらどうにもなりません。(もっとも、ソーラーパネルは雪が滑り落ちて積もりにくい素材でできているそうです)
いつもと同じようなペースで電気を使っていたら、やっぱり電気は足りなくなるでしょう。
雪国の暖房稼働率は半端ではありませんよ!
点けないと寒くて死んでしまうので・・・冬の光熱費のための積立て貯金をする人もいるくらいのレベルです。
もし停電に加えてガスも止まってしまったら?
イザという時に頼りにならないのであれば、高額な費用をかけて設備を搭載しても全く意味がありません。
スマートハウスを購入される際は、お住まいの地域の気象条件もよ~く加味した上で判断するようにしましょう。
平屋建ての総合情報
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