積水ハウスのスマートハウスはなぜ高い?その理由を教えて!
積水ハウスのスマートハウス「Green First HYBRID」は、世界初のシステムを搭載していることで有名です。
となれば、当然のことながら価格も他社より割高になるはず。
ここでは、積水ハウスのスマートハウスの強みと価格、これから期待したいポイントについてまとめました。
積水ハウスのスマートハウスは、他社と比較してどんな特徴があるのでしょうか。
価格が高めだと言われる理由と、費用対効果は?
人気ハウスメーカーのランキングでは、常に上位にランクインする積水ハウス。
スマートハウスとしては、「Green First HYBRID」を発売しています。
なんとこちら、世界初のシステムを搭載しているのだとか!
スマートハウスの多くは、太陽光発電or燃料電池(例えば、エネファーム)のどちらかの設備を使って発電しているのですが、積水ハウスのGreen First HYBRIDは、この両方を搭載している「ダブル発電」式なのです!
作った電気は蓄電池に蓄えられわけですが、電気を「作る」「蓄える」「使う」がてんでバラバラでは省エネはできませんよね?
Green First HYBRIDは、この3つの家庭をHEMSがバッチリ自動制御してくれるので、なるべく売電を増やしてなおかつ購入電力は最小限に抑えられるように、経済性を重視したエネルギーコントロールを実現できるのです。
このスマートハウスは、平成23年度の「新エネ大賞 経済産業大臣賞」を受賞しています。
気になるのはその価格ですが、話題の商品だけにやっぱり高価なお買い物になるのでしょうか。
スマートハウスと言っても、必ずしも太陽光発電システムや燃料電池を搭載しているとは限りません。
断熱材の性能を上げることで家の断熱性をUPさせて、それによって省エネを実現できる家もまた、「スマートハウス」には違いないのです。
そんな中、積水ハウスのスマートハウスは太陽光発電・燃料電池・蓄電池・HEMSと、最先端の設備がフルで搭載されているわけですから、当然のことながら価格は高いです!
お値段の目安は、4,000万円~4,500万円とのこと。
仙台市に作ったという住宅団地でこの価格ですから、東京だともっと高くなるんでしょうね・・・。
ちなみに、太陽電池の容量は3kWで、住宅用としてはごく標準的。
蓄電池は、4.6kWh、8.9 kWh、9.3 kWhの3タイプから選ぶことができます。
価格が高いと言われる積水ハウスのスマートハウスですが、スペックに関していえば時代の最先端をいく省エネ技術を取り入れているわけですから、文句は言えませんね。
スマートハウスがもっともっと広く普及して、「新築のスタンダード!」という時代になれば、もっと価格も安くなってくることでしょう。
ちなみに、積水ハウスのスマートハウスで、もう一つ注目すべき点は「V2H」のシステムを取り入れていること。
「Vehicle to Home」の略で、要するに車から住宅に電気を供給するということです。
電気自動車(日産リーフの場合)は、フル充電で228kmも走行することができるのですが、それだけの走行をカバーできる電池(バッテリー)ってスゴイですよね!?
ですから、車そのものを一つの「電池」として捉えて、「そこに蓄電した電気を家での生活に活用したらどうか?」という発想が生まれたわけです。
「え、でも、車も充電しなくちゃいけないでしょう?それって、別にエコじゃないんじゃないの?」
そんな声も聞こえてきそうですが、深夜電力で充電→それを日中に家で使うというライフスタイルが可能なのであれば、十分、省エネ&節約になります。
まあ、毎日車で出勤しているお宅は無理ですね・・・。
もう一つ残念なのは、停電した時に太陽光発電でリーフを充電することはできないということ。
東日本大震災のようにガソリンが不足した時、スマートハウスと電気自動車があれば・・・と思っていましたが、その辺の技術はまだまだ開発途上にあるようです。
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