スマートハウス 賃貸

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戸建・賃貸を問わず、住宅のスペックとして「省エネ」を求める時代。

 

賃貸物件の業界でも、スマートハウスの普及が進んでいるようです。

 

昨今、大手のハウスメーカーはスマートハウスの建築に力を入れており、いずれは「新築の戸建はスマートハウスが標準」という時代もやってくるでしょう。

 

筆者の知人でも、「家族が少ないから、部屋は最小限の平屋。さらに、スマートハウスで省エネ」というシンプルで無駄のない新築を建てた人がいます。

 

ファッションでもライフスタイルでも「シンプル・イズ・ベスト」を良しとする風潮となっているようですね。

 

でも、我が家のような賃貸暮らしだと、自分の家だけ太陽光発電やエネファームを導入するわけにはいきませんし、断熱材の工事をするわけにもいきません。

 

所詮、賃貸暮らしは、光熱費を削減しようと思ったら自分の努力だけでどうにかするしかないのか･･･。

 

いえいえ！最近は、賃貸物件でもスマートハウスのムーブメントが起こりつつあります。

 

実際、太陽光発電を搭載している物件や、オール電化の物件も増えているんですよ。

 

賃貸物件で気になるのは、やはりそのお値段です。

 

私の知人でも、太陽光発電システムとオール電化の設備がついたスマートハウスの賃貸物件に住んでいる人がいますが、彼の話によれば、やっぱりお家賃は高めの設定のようですね。

 

その地域の同じ間取りの賃貸物件と比較した場合、5,000円～10,000円ほど高いそうです。

 

それでも、彼の場合は、日中ほとんど留守＆夜は帰宅が遅いため、発電した分をほとんど売電に回し、高熱費は毎月1,000円そこそこなのだとか。

 

ただ、太陽光発電は日照条件による影響を強く受けるため、冬場は売電量が少なくなる＝光熱費も上がる傾向にあるようです。

 

また、「ガスから電気を作る」というエネファーム物件だと、都市ガス料金がかかるのでそこまでお得にはならないようですね。

 

家賃が月5,000円ほど高くても、私の友人のように、今まで月1万円かかっていた光熱費を1､000円までカットできるのであれば、やっぱりお得ですよね。

 

借りるほうの立場としては、日照条件やライフスタイルに効果が左右されるとはいえ、それなりのメリットが得られそうです。

 

通常の物件よりも家賃が10,000円上がるとなるとあまりお得感はありませんが、5,000円なら“アリ”かな～というのが個人的な印象です。

 

では、貸すほうにとってはどうなのでしょうか？

 

最近は、住宅と賃貸を併用したスマートハウスも増えているようです。（自宅の一部が賃貸物件になっているというスタイルです）

 

太陽光発電で売電収入を得て、さらに家賃収入でも収益を得よう！という発想。

 

賃貸の家賃をそのままローン返済に充てられるというわけで、エネルギーの面でもコストの面でも非常に効率の良い住宅と言えます。

 

ただ、一つの家を「自宅」と「賃貸」に分割して使うわけですから、設計力が問われるわけですよね。

 

プライバシー確保の問題もありますし、家賃次第では入居者が見つからない可能性だってあります。

 

賃貸物件を持っている親戚曰く、「最近は、新しい物件でなければ人が入らなくなってきた。古くなってくると、メンテナンスやらリフォームやらでお金ばかりかかって、結構大変だよ～」とのこと。

 

賃貸併用住宅の建築をお考えの場合は、建物や設備はいつまでも新しいままではないということをしっかりと認識しておきましょう。

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