富士住建 屋根

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近頃の住宅は屋根の形状も素材も様々。

 

太陽光発電のパネルを載せているお宅も増えていますが、富士住建の標準仕様はどんな感じの屋根なんでしょうか？

 

屋根材といえば、劣化（ひび割れ、雨漏りなど）が激しくてメンテナンスにも手間やお金がかかるというイメージがついてまわります。

 

ですが、なんとなんと、富士住建の公式サイトでは「メンテナンスフリーの屋根材」を謳い文句にしているではありませんか！

 

具体的には、

• 「瓦」
• 「コロニアルグラッサ」
• 「ガルバリウム鋼板」

の3つから選ぶことができ、いずれも耐久性が高く色落ちもしないとのこと。

 

だからメンテナンスにかかる費用も抑えられますよ、という点をアピールしていますが、本当にそうなんでしょうか。

 

確かに富士住建の家は標準仕様で「長期優良住宅」に対応していますので寿命が長い家であることは確かなのですが、「メンテナンス要らず」というのはいくらなんでもちょっと言い過ぎなのでは！？

 

ここで、富士住建が標準仕様として提供している3種類の屋根材の特徴を比較してみましょう。

 

瓦

土製の焼き物です。

 

自然物を使っているので耐候性・耐火性に優れているのが強み！

 

人工の素材には出せないナチュラルな風合いが魅力で、カラーによって違ったテイストの外観を演出することができます。

 

ただ、大きな地震や強風で瓦が剥がれて落下してしまうことがあるというのが心配なポイントです。

 

コロニアルグラッサ

平らな瓦のような屋根材。

 

セメントと繊維などを混ぜ合わせて作る、いわゆる「スレート屋根」の一種です。

 

コロニアルグラッサはその表面を特殊な塗膜でコーティングしてあるため、紫外線による劣化に強い！30年相当の耐久性があるというのが強みです。

 

ガルバリウム鋼板

アルミ、亜鉛、シリコンから成る金属製の板。

 

アルミの特徴である耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性が生かされた、耐久性の高い素材として様々な場面で使用されています。

 

金属なのに錆びに強い！というのが最大の評価ポイントですね。

 

ただ、寿命は「10～20年」と言われており、やはり「メンテナンスフリー」と言ってしまうのはちょっと言い過ぎな感があります。

 

･･･このように、どの屋根材を取ってみても「完全にメンテナンスフリー」とは言えません。

 

その点は、富士住建の公式サイトの表現はちょっと”盛ってる”感があって誤解を招きそうかなと思いました。

 

 

と、ちょっと批判めいた内容になってしまいましたが、富士住建の屋根については評価すべきポイントもありますよ。

 

なんといっても、標準装備で太陽光発電パネルを載せられますから！

 

それも、名前を聞いたこともないような海外メーカーのものではなく、三菱電機製の「ダイヤモンドソーラー」。

 

選べるモジュールの形や乗せられる数には制限があるようですが、それでも標準仕様で太陽光発電機器があるって魅力的です。（ちなみに、富士住建のルールを外れると差額オプションになります）

 

屋根の形やモジュールの形状によっても発電効率は違ってきますので、そこは時間をかけて話し合う必要がありますね。

 

ちなみに、モジュールには25年、発電機器には10年の保証がついていますので、万が一の故障の場合も安心･･･

 

ですが、その保証期間を超えると修理にもお金がかかります。

 

また、買い替える場合は100万円、200万円の費用が発生しますし、家を売りたい時に買い手が見つからない可能性も考えられますよね。

 

（中古物件を探している方の中には、「余計な設備は要らない！」って方も多いので）

 

太陽光発電設備があることが本当にお得なのかどうか、長い目で見た試算が必要かもしれませんね。

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