大和ハウス 外張り断熱

ホーム ＞ 大和ハウスの価格が高い理由を検証！ ＞ 外張り断熱の大和ハウス！高すぎる断熱性はオーバースペック？

ツイート　　

大和ハウスは外張り断熱、よく言われる外断熱を用いて断熱性を高めています。

 

外張り断熱のイメージ図を見ていると、鉄骨周りの断熱材に多少の不安を覚えるのは事実。

 

しかし、大和ハウスの断熱は充分と考えるべきではないか？

 

外断熱と内断熱、この話を聞いたことがあると思うのですが、実は外断熱と言われている方法のほとんどは「外張り断熱」です。

 

ん？な話ですし、今までもっぱら外断熱という言葉を意識して使用してきたのですが、、、。

 

本当は外張り断熱が正しいのです。

 

では「外断熱」はどんな場合に用いる言葉なのか？

 

建物の骨組みに当たる構造躯体の外側に断熱材を施工する、、、これが一般的に外断熱とよばれる方法。

 

しかし、正しい建築用語を用いるならば、外断熱を用いていいのは、構造躯体がコンクリートの場合のみ。

 

日本の大手の住宅メーカーで外断熱と名乗っていいのは、RC造りのヘーベルハウスのみなのです。

 

ですから、軽量鉄骨系のプレハブ住宅を主に造っている大和ハウスが用いている断熱法。

 

構造躯体の外側をぐるりと断熱材で覆う方法、この場合はメーカーが言う通り「外張り断熱」を用いるのが正しいのです。

 

また、同様に構造躯体の内側、内壁と外壁の間に断熱材を施工する方法を「内断熱」ともっぱらいわれていますが、これも間違い。

 

本来ならば、内断熱を名乗って良いのは構造躯体がコンクリートの場合のみなのです。

 

本来ならば、内断熱ではなく充填断熱という言葉を使うのが正しい、、、まあ間違って使っているケースがほとんどなのですが。

 

鉄骨の住宅は断熱が弱い、こんなことをよくいわれるのですが、その理由はなぜでしょう？

 

それは、熱を伝える効率が高い鉄骨を通じて、熱が侵入したり逃げたりするから。

 

夏場は鉄骨を通じて外の熱気が伝わるし、冬場はせっかく温めた暖気が逃げていくからです。

 

そこで、大和ハウスは鉄骨と外壁の間に断熱材をはさみました。

 

このことはホームページやカタログにも断面図を用いて説明されているのです。

 

でも、、、多くの住宅を比較検討している方ほど、大和ハウスの外張り断熱の断面図を見て「？」となるはず。

 

というのも、柱と外壁の間に施工されている断熱材があまりにも薄い。

 

これで、柱の熱伝導を防ぐことができるのか疑問に思うはずなのです。

 

大半の断熱材は内壁と外壁の間に充填されているではないか？

 

そこで、住宅の断熱性を図る数値である「Q値」を調べてみると大和ハウスの場合は2.23。

 

この結果は、大手の住宅メーカーの中では下の方となってしまいます。

 

やっぱり、鉄骨系の住宅は断熱が弱いのか？確かに他社と比較すると弱い部類に入るのかもしれません。

 

しかし、昔と比べると随分向上したと考えるべき。

 

大和ハウスの場合も外張り断熱が果たしている役割が大きく、よほどの寒冷地でない限り充分の性能を持つ。

 

そう考えて良いのではないでしょうか。

ツイート　　

スポンサーリンク