大和ハウス 住友林業

ホーム ＞ 大和ハウスの価格が高い理由を検証！ ＞ 住友林業とあえて競合する大和ハウスの狙いとは？

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住友林業の得意分野、木造住宅に大和ハウスも進出しました。

 

確かに違いはあるものの、あえて住友林業と勝負しなくてもよさそうなのに。

 

大和ハウスは独自の強みを活かしたジャンルに特化すべきではないかと思うのです。

 

住友林業が得意としているのは木造軸組構法、日本伝統の堂々たる本格和風建築。

 

一方、大和ハウスが得意としているのはプレハブ構法、どちらかというと新しい造りのもの。

 

このように両者は全く違う建築思想を持っていますし、ターゲットとしている客層も違う。

 

だから競合することもないと思いがちなのですが、、、従来の客層だけではダメだと判断したのか？

 

大和ハウスは木造の商品もラインナップさせているのです。

 

「ジーヴォ・グランウッド」がそれなのですが、以下に見ていくことにしましょう。

 

「鉄骨の技術を磨いてきた大和ハウスだからできる木の家があります」

 

これは、ジーヴォ・グランウッドのホームページのトップに掲げられている言葉。

 

ほお、どんな風な？非常に興味を惹かれるのですが、書かれていることを見ていくとなんだかガッカリするようなことばかり。

 

例えば、日本の風土に合った国産材を使っていますとか、長く住むならば国産材だとか。

 

、、、これって住友林業と、丸かぶりじゃないですか。

 

住友林業の一番のセールスポイントは、広大な自社所有の森林を持ち、その名の通り林業を営んでいるという点。

 

そこから資材を調達し、日本の風土にマッチした家を建てるという説得力。

 

同じ土俵では大和ハウスに勝ち目はなさそうなのですが、、、。

 

確かにジーヴォ・グランウッドのイメージ写真を見ていくと大開口の窓とか、低床に造られて庭と一体感のあるリビングだとか。

 

大和ハウスらしさは出ているので、何から何まで住友林業と丸かぶりということはありません。

 

しかし、なぜあえて木造に進出したのか、ちょっと理解しづらかったりするのです。

 

さて次は、住友林業と大和ハウスのジーヴォ・グランウッドの坪単価を比較してみましょう。

 

住友林業は80万円強、大和ハウスは60万円強、、、ん？ここなのか、狙いは。

 

どうしても大手のメーカーで木造住宅を建てたいけれど、住友林業とは予算の面で折り合わない。

 

ならば、大和ハウスにしておこう、、、。

 

ジーヴォ・グランウッドの情報をもう少し吟味すると、使っている建材は国産材だけれども集成材。

 

この点でも住友林業とは大きな差があるのです。

 

なにも無垢材がベストというつもりもないし、強度やコストの面での集成材の強みももちろんある。

 

ならば、大和ハウスにこだわらずとも地元の工務店で建てれば予算も抑えることができそうな気がします。

 

だから大和ハウスは得意のプレハブに特化していくべきだと思うのです。

 

まあ、他社のシェアを食っていかないことには生き残れない時代なのかもしれませんが。

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